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ユーカリ・グニーの育て方!剪定や鉢植え、地植えの方法は?

オーストラリアが原産のユーカリ。コアラが食べる葉っぱとしても有名ですよね。その園芸品種の1つがユーカリ・グニーです。銀色の葉っぱが特徴で、寒さに強く丈夫なことから、観葉植物として人気があります。

今回は、そんなユーカリ・グニーの育て方について、鉢植えや地植え、剪定の方法などをご紹介します。

ユーカリ・グニーはどんな植物?

ユーカリグニー

ユーカリ・グニーとは、フトモモ科・ユーカリノキ属に分類される樹木です。1年中緑の葉っぱを茂らせます。生命力が強く、原産国のオーストラリアに生えているもので、高さが25m以上に生長したものもあります。

そのため、生長を実感しやすい観葉植物として楽しめます。定期的に枝を切って形を維持すれば、お部屋に飾って鑑賞できますよ。

ユーカリ・グニーの面白いポイントは、年々葉っぱの形が変化していくことです。小さいときの葉っぱはタマゴ型で、徐々に細長い楕円形へと変わっていきます。10〜12月頃になると、花びらのない白い小さな花も咲きますよ。

ユーカリ・グニーを育てる準備!用意するグッズは?

じょうろ 道具
  • 鉢に植えられたユーカリ・グニー
  • ジョウロ、霧吹き
  • 液体タイプの肥料
  • 剪定バサミ

ユーカリ・グニーは別名のグニユーカリの名前で見かけることもあるかもしれません。植物の栽培経験が少ない初心者であれば、鉢に植えられたユーカリ・グニーを買うのがおすすめです。

ビニール製の「ポット」と呼ばれる鉢で販売されたものもありますが、別で鉢を用意し、植え替える必要があるので少し手間がかかります。

ユーカリ・グニーの鉢植えの育て方は?どこで管理する?

部屋 間取り

植物を鉢で育てることを園芸では「鉢植え」といいます。ユーカリ・グニーの鉢植えは、日当たりのよいベランダや窓際、光がさしこむリビングなどに置くのがおすすめです。

原産地のオーストラリアは、暖かい地域なので、できるだけそれに近い環境を作ってあげるのがポイントですよ。

ただし、窓際に置く場合、冬は注意が必要です。窓に近いと冷気が伝わってきて、寒さで弱る可能性があります。室内の少し内側に寄せたり、ダンボールで囲ったり工夫して冬を越しましょう。

ユーカリ・グニーの育て方!水やりや肥料の時期や頻度は?

ジョウロ 水やり 鉢植え 樹木 ミニチュア

どこに置くかが決まったら、あとは日々の手入れです。ユーカリ・グニーはもともと大きく育つ樹木なので、そこまで手を加えずとも生長してくれます。日々眺めて、ぜひ生長を実感してくださいね。

水やりの仕方

土の表面が白っぽく乾いたら鉢底から流れでるくらいたっぷりと水をあげましょう。「そろそろ乾き始めたな」と思ってから2日ほどあけて水をやるくらいで十分です。

冬は生長がゆるやかになり、水の吸収も夏ほどの勢いはないので、さらに間隔をあけて水やりをします。

肥料の与え方

基本的に必要ありません。環境が整っていれば自然と大きく生長してくれますよ。

ユーカリ・グニーの枯れる原因は?病害虫がよってくる?

根詰まり 鉢 植え替え

ユーカリ・グニーは病気や害虫からの被害を受けにくい植物です。もし元気がなく、葉が枯れ始めたら、それは別の原因が考えられるかもしれません。

たとえば「根づまり」が考えられます。ユーカリ・グニーは背が高くなる樹木なので、根も伸びて鉢の中がいっぱいになってしまいます。後ほど紹介する、「植え替え」で大きな鉢に植え替えるなど対応が必要です。

ユーカリ・グニーの育て方!剪定で大きさを整えよう

剪定 芽摘み

ユーカリ・グニーは、生長の早い植物なので、お部屋で育てるなら定期的な剪定(せんてい)でサイズを整えるのは欠かせない作業です。3〜5月か9月に行います。

剪定は「切り戻し」という方法で行います。切り戻しとは、枝を切って、元の状態(大きさ)にまで戻すような剪定をいいます。「飛び出している枝」「細く弱い枝」「内向きに生えている枝」などを、生えぎわから切り落としていきましょう。

もし、予想以上に高く育ったなら、一番太い枝の先端を切り落としてください。先端を切ることで、枝の横から芽が出てきて、今度は横に広がるように育ちますよ。

ユーカリ・グニーの植え替えの方法は?

植え替え 女性 鉢 土

先ほども紹介したとおり、生長が早く根づまりを起こす可能性のあるユーカリ・グニーは植え替えが必要です。

剪定と同じように、生長の盛んな時期である3〜5月前後に作業します。剪定と同時に行うことで、大きさを調節しながら育て続けることができますよ。

■ 植え替えに必要なグッズ

  • いまよりも一回り大きな鉢
  • ピンセット
  • 観葉植物用の培養土
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石か軽石
  • 割りばし
  • 支柱(背丈が1m以上に生長する場合)
  • 麻ひも
  • ゴム手袋か軍手
  • 小型のシャベル・スコップ
  • ビニールシートか新聞紙

■ 植え替えの手順

  1. 水やりを控えて土を乾燥させる
  2. 作業する場所にビニールシートを敷く
  3. 新しい鉢の底穴に鉢底ネット、鉢底石を順に敷く
  4. 土を鉢の1/3ほどまで入れる
  5. 鉢から引き抜き、根についた土を手でやさしく揉んで落とす
  6. 黒ずんでいる腐った根を剪定バサミで切る
  7. 鉢の中心にユーカリ・グニーを置き、縁から下4cmのところまで土を入れる
  8. 支柱を立てて、麻ひもで結ぶ
  9. 土の表面を割りばしでつつき、根の隙間まで土をなじませる
  10. 鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをする

あまりに大きくなりそうであれば、根を1/2〜1/3カットします。そして生えている枝や葉っぱも同様に1/2〜1/3カットしてバランスを取ってあげてください。

ユーカリ・グニーの地植えの育て方は?

日陰 木 日なた

「鉢植え」に対して、庭など地面に植えることを園芸では「地植え」といいます。ユーカリ・グニーの地植えは大きく育つので、周囲に障害物がない広いスペースを確保してあげましょう。

まだ大きくないうちは霜にあたると枯れてしまうので、室内で育てます。その後、室内で育てるのが難しくなったら植え替えのタイミングで庭に植え直します。

作業は2人以上でするとスムーズに進みますよ。

ただし、植えた直後は風当たりの強い場所だと倒れる可能性があるので、支柱を立ててひもで結びつけておくと安心です。

一度植えてしまえば水やりや肥料といった手入れは特に必要ありません。生長を見届けましょう。晴れた日が続き、どうしても元気がないようであれば水やりをします。

ユーカリ・グニーの増やし方。どうやって増やす?

コーヒーの木 挿し木

ユーカリ・グニーは、切った枝を土に挿して苗へと育てる「挿し木」という方法で増やすことができます。時期は生長が盛んな3〜5月頃が適しています。

作業はシンプルで、枝を切って挿し木用の清潔な土か、水を入れた花瓶に挿すだけ。根を生やす確率が低いので、できるだけたくさん挿し木するのがポイントです。

■ 挿し木に必要なグッズ

  • コップかボウル
  • 挿し木用の土
  • 3号鉢
  • 割りばし
  • 発根促進剤

■ 挿し木の手順

  1. 枝を先端から10cm前後に切る
  2. 切り口がとがるようにV字に切って、吸水面を増やす
  3. 先端の葉っぱを2〜3枚残し、ほかを全て取り除く
  4. 葉っぱが大きければ半分に切る
  5. 水を入れたコップに切り口を数時間つける
  6. 植え替えと同じく、鉢に鉢底ネット、軽石を入れ、挿し木用の土を入れる
  7. 土に割りばしか指で穴をあけ、枝を挿す
  8. たっぷりと水やりをする
土が乾かないよう日陰で管理すると、4~6週間後に根が生えてきます。その後は一回り大きな鉢に植え替えましょう。

ユーカリ・グニーの育て方は「剪定」と「植え替え」がポイント

ユーカリ・グニー 鉢

ユーカリ・グニーは寒さに強いので鉢植えでも地植えでも育てられる樹木です。生長の具合をみて、剪定と植え替えで大きさを調整すれば、お部屋で育てられる観葉植物ですよ。

ぜひユーカリ・グニーの銀色の涼しげな葉を飾って楽しみませんか?

初回公開日: 2016年07月29日