サンパチェンスは、夏から秋の花壇を彩ってくれるインパチェンスの品種の1つです。真夏の強い日差しにも負けずに赤やピンクのトロピカルな花を咲かせます。また、その環境浄化作用にも近年注目が集まっていますよ。今回は、そんなサンパチェンスとはどんな植物なのかや、花言葉はあるのかどうかについてご紹介します。
サンパチェンスの花言葉はある?
サンパチェンスは、作出されてから10年しかたっていない、新しい花の品種です。そのため、花言葉はつけられていません。2016年現在、作出元である「サカタのタネ社」では、発売10週年記念として、サンパチェンスの花言葉を公募しています。
サンパチェンスの学名・原産国・英語
- 学名
- Impatiens hybrida Sun Patience
- 科・属名
- ツリフネソウ科・ツリフネソウ属
- 英名
- Sun patience
- 原産地
- 日本
- 開花期
- 6~10月
- 花の色
- 白、赤、オレンジ、紫、ピンク
- 別名
- ー
サンパチェンスとは?どんな花を咲かせる?
サンパチェンスは、日本の種苗会社「サカタのタネ」が、インパチェンスの種間交雑種として開発した多年草です。ただ、寒さに弱いことから、園芸では一年草として扱われます。真夏の照りつける太陽の光にも負けず、たくさんの花を咲かせることから、「Sun(太陽)」と「Patience(忍耐)」が合わさって名付けられました。
6~10月までの長い間、赤やオレンジ、白色をした、トロピカルな雰囲気を持つ花を咲かせます。草丈は60~100cmほどに生長し、どんどん大きく育つことが特徴となっています。日向でも半日陰でも、場所を問わずに育つことも人気の理由です。
空気清浄効果
サンパチェンスは、高い環境浄化能力があることでも知られています。室内の二酸化炭素や二酸化窒素、ホルムアルデヒドといった有害な空気中の成分を吸収します。さらに、空気中に水分を蒸散する機能が高いことから、路地に植えておけば打ち水のように気温を下げる効果も。そのため、緑のカーデンの株元にサンパチェンスを植えると、夏も快適に過ごすことができますよ。
サンパチェンスの種類や品種は?
サンパチェンスには全部で15の品種があります。「こんもり」や「グングン」など、生育スピードや株の姿を形容している品種が分類されており、植え付ける場所によって品種を選びやすいことが魅力となっています。特に「さくさく」という切り戻しの必要がない品種は、ベランダなど限られたスペースでガーデニングを楽しむ方におすすめですよ。
サンパチェンスの花で立体的な庭を作ろう
サンパチェンスは、赤やピンクなど鮮やかな花色が特徴の夏の花です。草丈が60~100cmほど、幅も60~80cmとこんもり茂って庭やベランダを彩ってくれます。この草姿を活かして、花壇と鉢植え両方に植え付けて、庭を立体的にデザインすることができますよ。空気を浄化する作用もあるので、たくさん育てると、庭やベランダに出たときリラックスした気分になれるかもしれませんね。
更新日: 2016年03月02日
初回公開日: 2016年03月02日