ベンジャミンは丈夫で育てやすい観葉植物で、室内やオフィスのインテリアによく用いられています。また、自分の好きなサイズにできるのも人気の理由です。今回はそんなベンジャミンについて、花言葉や風水の意味、種類などをご紹介します。
ベンジャミンの花言葉!風水の意味は?
『永遠の愛』『友情』『信頼』『結婚』
ベンジャミンは、「幸福をもたらす木」としてしられる観葉植物です。また、「永遠の愛」「友情」などポジティブな花言葉をもつことから、開店祝いや結婚祝いのプレゼントによく贈られます。風水では、葉が下向きに生えることから「陰の植物」とされ、調和やリラックス効果をもたらすといわれています。寝室やリビングなど、家族が落ち着ける場所におくのがおすすめです。
ベンジャミンの花の色や別名は?
- 学名
- Ficus benjamina
- 科・属名
- クワ科・フィカス属
- 英名
- benzyamina
- 原産地
- インド、東南アジア
- 開花期
- 不定期
- 花の色
- 赤
- 別名
- シダレガジュマル
ホソバアコウ
ベンジャミン・ゴムノキ
ベンジャミナ
ベンジャミンってどんな観葉植物?
ベンジャミンはクワ科・フィカス属の植物です。インドや東南アジアなど熱帯地域が原産で、暖かくて明るい場所を好みます。観葉植物として鉢で育てるのが一般的ですが、耐陰性や耐寒性もあるため、地植えでも育てることもできます。また、剪定や仕立て方によって様々なサイズや樹形をつくることができるのもポイントです。
ベンジャミンは実がなる?花は咲く?
ベンジャミンはイチジクの仲間なので、実の中に花を咲かせます。これは、「隠頭花序(いんとうかじょ)」という性質で、本来花びらになる部分が生長し、実のように見えます。
この実は、5~10年ほどたった木につくといわれていますが、そのサイクルは不定期です。実は直径5~6mmで丸みがあり、緑から赤へと色が変化していきます。食べることもできますが、おいしくはありません。
ベンジャミンの種類や品種は?バロックやベンジャミナが有名?
フィカス・ベンジャミナ(ベンジャミン・ゴムノキ)
一般的に「ベンジャミン」というと、この種を指します。葉は濃い緑色で光沢があり、自生地では高さ20m以上にまで生長します。幹が柔らかいため、数本を編んで流通しているものもあります。
ベンジャミン・バロック(フィカス・バロック/フィカス・ベンジャミン・バロック)
ベンジャミンの中でも新しい品種で、くるくると巻いた葉っぱが特徴です。「バロック」とはルネサンス期以後に生み出された言葉で、自由な葉っぱをもつ品種という意味で名付けられました。葉の色は深い緑色ですが、新芽は明るい緑色で、濃淡が楽しめます。
ベンジャミン・スターライト
突然変異によって生まれた、斑入りのベンジャミンです。葉の縁に大きな白い斑が入っていて、中心の濃い緑色とのコントラストを楽しめます。一般的な品種に比べて寒さと暗さに弱いので、日当たりのいい場所で育てるようにしてください。
ベンジャミン・ブラック
ベンジャミン・ブラックの葉は、たまご型で光沢があり、黒味を帯びた濃い緑色をしています。飾るとシックな印象をあたえてくれるので、落ち着いた部屋のインテリアにぴったりです。
ゴールドプリンセス(ゴールデンプリンセス)
ベンジャミナの突然変異によって生まれた品種の1つです。葉が黄緑色で、縁には白い斑が入っています。ベンジャミン・スターライトよりも、縁の白色の面積は少なめです。葉っぱの色が全体的に淡いため、部屋を明るい印象にしてくれますよ。
ベンジャミン・ライム
オーソドックスなベンジャミナに比べて、葉が黄緑色なのが特徴です。ベンジャミンの中でも観賞価値が高い品種とされています。
ベンジャミン・ヌダ
ベンジャミナの品種の中でも、耐寒性・耐陰性が高く、葉が落ちにくいという特徴をもっています。また、葉が肉厚なことから、枝が下向きになりやすく、自然樹形を楽しむことができます。ただ、生産量が少ないため、入手しにくい希少品種でもあります。
ベンジャミナ・シタシオン
カールした葉が印象的なベンジャミナの新しい品種です。ベンジャミン・バロックに似ていますが、シタシオンの葉の方が大きく、カーブも緩やかです。まだあまり流通していません。
ベンジャミンを育ててみよう
ベンジャミンは丈夫で育てやすく、手間がかからないので、はじめて観葉植物を育てる方におすすめです。また、育て方はどの品種もほとんど同じなので、部屋の雰囲気に合わせて好みの品種を選ぶことができますよ。何を育てようかと迷ったときは、個性的なフィカス・ベンジャミン・バロックがおすすめです。
更新日: 2022年01月12日
初回公開日: 2015年08月18日