丸くかわいらしいラウンド型や美しく流れるキャスケード、しずく型のティアドロップなど形が様々なウェディングブーケ。使われているお花や色からは、花嫁の人となりを感じることができますよね。結婚式に参列して花嫁の思いが詰まったブーケをもらうと、その瞬間はうれしいのですが、後からどうしたらいいかわからず困ったということはありませんか?また、花嫁の立場であれば、結婚式に使った花束を、すてきな思い出と一緒に残したいですよね。そこで今回は、結婚式のウェディングブーケの保存方法を3つご紹介します。
1. ドライフラワーでブーケを保存
結婚式でもらったブーケは、しばらく飾っておいた後ドライフラワーにして楽しむのが最も手軽な保存方法です。花がしおれておらず、鮮度のいいうちに干すのがポイントです。ブーケをゴムやひもでまとめ、風通しの良い日陰に数週間逆さまにして干すと、数日後にはドライフラワーが完成しますよ。花の色をそのまま残したい場合は、タッパーにシリカゲルを入れ、その中に花を置いておくという方法もあります。
ただし、梅雨など湿気が多い時期だと、花によってはカビが生えたり、虫がわいたりするので注意してください。また、ドライフラワーに向かない花もあり、色あせてしまうので花の種類や色によっては仕上がりが汚くなってしまうこともあります。そのため、ドライフラワー専門の業者に頼むのも1つの方法です。
でき上がったドライフラワーは、コップや花瓶にさしたり、ケースに入れたりして飾ると、アンティーク缶のある落ち着いた雰囲気をだすことができますよね。
2. プリザーブドフラワーでブーケを保存
花の美しい姿をそのまま保ちたいなら、プリザーブドフラワーで保存するのがおすすめです。プリザーブドフラワーとは、花を特殊な液に浸けることで水分を抜く加工方法で、長期間花を美しいまま保つことができます。加工した花をガラスケースに入れて飾っておけば、お部屋のインテリアにもなりますよ。また、業者によっては希望するサイズや器にアレンジしてくれるところもあります。
プリザーブドフラワー液を使って自分で加工することもできますが、1つ1つの工程に手間がかかり、慣れるまでは難しいので。専門の業者に頼む方が安心です。結婚式が終わったら、できるだけ早く処理してもらうのが花を美しく保つコツで、プリザーブドフラワーに向かない花もあるので、事前に相談するようにしてください。
3. 押し花でブーケを保存
「ブーケをとっておきたいけれど飾っておくスペースがない」という方には、押し花にして保存する方法があります。残しておきたい花や葉っぱを選び、重しをのせる、レンジで加熱する、アイロンをかけるなどして押し花を作ることができますよ。押し花にした花を額に入れて飾れば、特別なスペースを用意せずにすみます。また、しおりやキャンドルランタンにも使え、立体的なデザインのものを作ってくれる専門店もあります。ただし、他の加工方法同様、押し花には向かない葉や花もあるので注意してください。
結婚式のブーケを保存して長く楽しもう
結婚式の華やかで楽しい思い出をいつまでも残しておきたいという方は多く、結婚式が終わった後すぐに専門業者へ加工を依頼できる会場もあります。気になったときは、受付やウェディングプランナーの方に相談しておくといいですよ。3つの加工方法の中から自分の好みに合ったものを選んで、ブーケの花をきれいに保存してくださいね。
更新日: 2015年06月21日
初回公開日: 2015年06月21日