結婚式で楽しい、おもしろいと話題のブロッコリートス。男性が行う結婚式の催し物の1つで、ブロッコリーをブーケトスのように空高く投げてしまいます。いったいどうしてこのような催しが行われるようになったのでしょうか?今回は、結婚式のブロッコリートスについて、ブーケトスとの違いや意味、由来などをご紹介します。
ブロッコリートスとは?ブーケトスとの違いは?
ブロッコリートスとは、造花などで飾りつけたブロッコリーを新郎が後ろ向きに放り投げ、男性ゲストにキャッチしてもらうという演出です。ブーケトスとの違いは、男性が投げるイベントだということ。華やかな新婦に注目が集まりがちな結婚式で、新郎が主役のセレモニーは貴重ですよね。男性ゲストもただ見ているだけではなく、出席者全員が楽しめるイベントとして人気を集めています。
ブロッコリートスの意味や由来は?いつはじまった?
ブーケトスの発祥は14世紀の欧米ですが、ブロッコリートスが行われるようになったのはごく最近のこと。はじまりは2010年頃といわれ、西洋発の習慣ではなく、日本や台湾などのアジア圏オリジナルの演出と考えられています。
数ある野菜の中からブロッコリーが選ばれた理由は、中心が山状に高く盛り上がった形がブーケに似ているからなんだとか。新郎新婦の好みによっては、ブロッコリーによく似た野菜、カリフラワーを利用することもあるそうです。
また、ブロッコリートスでは、ブロッコリーと相性抜群のマヨネーズも大切なアイテムとなっています。キャッチした人に新郎新婦から手渡したり、ラッピングの中にこっそり忍ばせたりと、ユニークなサプライズも野菜のブーケならではの楽しみですね。
意味
ブロッコリートスには、受け取った人の「子孫繁栄」や「健康」を願う意味があります。ブロッコリーは、小さな蕾が密集したもこもこの形がチャームポイントですよね。そして、ブロッコリーの花言葉は「小さな幸せ」です。
このことから、小房の数をふたりの子どもや幸せに見立て、「家族が増えて幸福な日々を過ごせますように」との願いが込められています。さらに、ブロッコリーは冬野菜の王様といわれるほど栄養価の高い緑黄色野菜です。ブロッコリートスには、食生活の乱れがちな独身男性の健康を気遣う意味もあるんですよ。
ブロッコリートスのブーケの作り方は?
ブロッコリートス用のブーケは、身近な材料で簡単に作ることができます。安くてかわいいウエディングアイテムは、何かとお金がかかってしまう結婚式にとってはありがたいですよね。新鮮なブロッコリーがあれば、あとの材料は100円ショップで揃います。
材料
- 生のブロッコリー:房が大きいものの方が見栄えがよいです。
- 造花
- 紐か輪ゴム
- 包装紙などラッピング用の素材
- セロハンテープ
- リボン
- フローラルテープ
作り方
- ブロッコリーの周りに造花をあしらい、紐や輪ゴムでブーケ風に束ねる
- 束ねたブロッコリーと造花を、包装紙でくるむ
- 包装紙の端っこをきれいにセロハンデープで止める
- 持ち手部分に輪ゴムを巻き、上からリボンを巻きつけて装飾する
茎を紐や輪ゴムでしっかり束ねていれば、フローラテープはなくてもかまいません。ただ、輪ゴムできつく縛るとブロッコリーの茎が傷みやすいので、鮮度を保ちたいならテープで巻くことをおすすめします。
結束部分が広いほど型崩れしにくく、投げたときに空中で分解する心配が少なくなりますよ。包装紙を使わずクラッチブーケ風にしたいときも、フローラテープがあると簡単に作れます。
ブロッコリーと造花をきれいにまとめたら、茎をフローラテープできつく巻き、テープが隠れるように長めのリボンを巻きつけましょう。
ブロッコリートスは最近の結婚式では恒例のイベント
ブロッコリートスのブーケは、ブロッコリーと造花があれば失敗なしで誰でもかわいく作れます。ビーズやレースを持ち手に巻いたり、蕾の部分にデコレーション用のピックを挿したりと、自分らしいオリジナリティーを出せるのもうれしいポイントです。
結婚式は、ふたりの想いがカタチになる特別な日。手作りのウエディングアイテムをプラスして、一生の思い出に残る演出してみませんか?
更新日: 2016年04月09日
初回公開日: 2016年04月09日