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スイートコーンの栽培!育て方のポイントは?

スイートコーンは、「スイート種(甘味種)」という甘みの強いトウモロコシのことです。家庭菜園で育てやすい作物の一つで、黄粒、白粒、黄色と白のバイカラーなど見た目のバリエーションがあります。家庭菜園でしか食べられない一番おいしい採れたての味を、家族みんなで味わってみませんか?今回は、そんなスイートコーンの栽培について、育て方のポイントなどをご紹介します。

スイートコーンの育て方のポイントは?

スイートコーン とうもろこし

気温が高くなってきたタイミングで、日当たりのよい場所で育てることがスイートコーンを栽培するコツです。日照条件が悪いと、実付きが悪くなって収穫量が減ってしまいます。また、トウモロコシ類は栄養の吸収力が強く、肥料を吸収しきれなかった作物の後作に使われるほど、たくさんの肥料を必要とします。肥料切れはさまざまな病害の引き金になるので、生育が悪いと感じたときはたっぷりと肥料を与えてください。

スイートコーンの種まきや苗植えの時期と方法は?

種まき・苗植えの適期は4月下旬~5月下旬頃です。根が弱いので本来は地面に直接まいて育てるものですが、は4月上~中旬頃に種まきをするなら、育苗ポットで苗まで育てるのがおすすめです。

育苗ポットでの種まき

直径9cm(3号)の育苗ポットに種まき用の土を入れ、2~3粒種をまきます。そして、土が乾かないよう管理し、本葉2~3枚の頃にプランターや畑に植え付けていきます。霜に当たると枯れることがあるので、育苗中は不織布で覆うなどして保温すると安心です。

直まき

スイートコーンの直まきでは、深さ2cm程度のまき穴を作り、1ヶ所2~3粒の種を点まきにします。本葉が5~6枚になったら、生育のよい株を残して他は地際から切り取り、1ヶ所1本になるように間引きます。鉢、プランター、畑いずれの環境であっても、種のまき穴は15~30cm空けるようにしてください。

スイートコーンの苗植えの時期と方法は?

鉢・プランター植え

60cm以上の深型プランターに2株、10号鉢に1株が植え付けの目安です。また、土が十分あるようなら、肥料袋や米袋などを利用した袋栽培もできますよ。

容器に鉢底石を敷き、縁から下2~3cmほど残して土を入れていきます。そして、株間同士の間隔を15~20cmとって苗を植え付けます。市販のポット苗を購入する場合は、本葉が3枚以下の幼苗を選び、根鉢を崩さないように植え付けましょう。

地植え

幅90cm、高さ10~20cmの畝を立て、株同士の間隔が25~30cmになるよう植え付けていきます。列を複数作るときは、列の間隔を45cmくらい空けるようにします。スイートコーンは、上に付いた雄穂の花粉が下に出る雌穂にふりかかって受粉します。適度に密植した方が受粉しやすいので、2列以上で栽培するとよいですよ。スペースの都合上1列植えにするときは、人工授粉を行うと結実する確率が高まります。

スイートコーンの土作り・水やり・肥料の与え方は?

土作り

スイートコーンは、水はけがよく保肥力のある土を好みます。鉢・プランター植えは、赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1の割合で混ぜた土に、10~20g(スプーン大さじ1~2杯)の苦土石灰を混ぜたものを使います。市販の草花用培養土を使ってもかまいません。地植えは、植え付けの2週間前に1㎡当たり100g(コップ1杯くらい)の苦土石灰を混ぜ込み、1週間前に1㎡当たり2kgの堆肥を入れてよく耕してから畝を立てます。

水やり

たびたび水を与えると根腐れを起こすので、乾燥気味に育て、1回当たりの水やりをたっぷりと行います。地植えの場合は特に水やりの必要はありません。鉢・プランター植えは、雌穂が出てからの水切れに注意し、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。

肥料

植え付けるタイミングで、鉢・プランター植えは1株当たり2握り(10~20g)、地植えは1㎡当たり100gの化成肥料を施しておきます。そして、追加で草丈20cmくらいの頃と株元からわき芽が発生する頃の2回、1株当たり1握りくらいの化成肥料を株の周りにまいて軽く土を寄せます。

スイートコーンの収穫の時期と方法は?

スイートコーンの収穫の適期は、受粉から2~3週間後の6~8月頃です。雌穂の先端部分が黄色くなり、実の先端にあるひげ(絹糸)が薄黄緑から茶色に変化したら、皮を少しめくって中の状態を確かめます。粒が丸く、触ると締まっている感じがしたら、まずは試し採りをしてみましょう。品種によって収穫時期が異なるため、種袋などを確認して適期を逃さないようにしてください。

スイートコーンの栽培中に注意する病気や害虫は?

交雑すると遺伝的に強いものが優先される「キセニア現象」によって、スイートコーン本来の甘みや食味のよさを消してしまう可能性があります。飼料用トウモロコシやポップコーンなどが近くで栽培されているときは、栽培地から距離を300m以上離すか、開花時期を前後にずらして栽培するとよいですよ。また、草丈が高いわりに根が浅く、強風で倒れてしまうことがよくあるので、株の周囲を支柱で囲み、ヒモを張って倒伏を予防するとよいですよ。

スイートコーンの栽培はアワノメイガに注意

スイートコーン とうもろこし

スイートコーンの栽培では、アワノメイガの被害をいかに抑えるかが大きな課題です。アワノメイガに付かれてしまうと、株が内部から食い荒らされてしまいます。早まきをするとよいので、「ピーターコーン」「キラキラコーン」「ハニーバンダム20」など、栽培適応が広い極早生・早生品種を選ぶとより安全。害虫の被害にあいづらいような種まきの時期と、品種を選べるとよいですね。

初回公開日: 2016年06月04日