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【食用ほおずき(ストロベリートマト)の栽培】育て方のポイントや食べ方は?

鮮やかなオレンジ色の実が特徴で、古くから観賞用の植物として栽培されてきたほおずき。実は、食べられる品種があることをご存知でしたか?ヨーロッパでは、古くからほおずきを料理に利用されてきました。プチトマトやイチゴのような甘酸っぱい味とトマトよりもやわらい食感から、別名「ストロベリートマト」とも呼ばれています。

今回は、そんな食用ほおずきの栽培について、育て方のポイントや種まきの方法などをご紹介します。

食用ほおずき(ストロベリートマト)の栽培方法!種まきの時期と方法は?

食用ほおずきの発芽適温は、25~30度ほど。霜の心配がなくなった3~6月が種まきの適期です。

種まき手順

  1. 育苗ポットに種まき用培養土を入れる
  2. 中心に種を数粒まく
  3. うっすらと土をかぶせて種が飛ばないようにする
  4. 土が乾かないよう霧吹きで水やりをして管理する
  5. 3週間ほどして発芽し、本葉が2~3枚になったら生育のよいものを1株選んで間引く
  6. 本葉が5~6枚になったら、鉢やプランター、地面に植え替える

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食用ほおずき(ストロベリートマト)の栽培方法!苗植えの時期と方法は?

5~6月に苗を鉢やプランター、地面に植えていきます。苗よりも1回り大きな植え穴を掘って植えていきましょう。鉢植えは8号鉢に1株、60cmプランターなら3株が植え付けの目安です。地植えは、株同士の間隔が20~100cmほど空けるようにしてください。寒さに弱いので、最低気温が15度を下回るようであれば、株元を腐葉土で覆うと安心です。

食用ほおずき(ストロベリートマト)の栽培方法!土作り、水やり、肥料の与え方

土作り

水もちと水はけのバランスがよい土を好みます。鉢植えは、赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた土か、そこへ1割ほど酸度調整済みのピートモスを加えたものがよいです。市販の野菜用培養土を使ってもかまいません。地植えは、植え付ける2週間前に土をよく耕して苦土石灰を一握り混ぜ込みます。そして、1週間前に腐葉土や堆肥を混ぜたものに植えていきましょう。

食用ほおずきは、ナス科の植物で連作障害を起こしやすいので、過去にナス科の植物を育てた土は使わないようにしてください。

水やり

乾燥に弱いので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるのが基本です。特に夏は乾燥しがちなので、植え付け場所にかかわらず、土の状態を観察しておくようにしましょう。

肥料

窒素分の多い肥料は茎葉ばかりが茂り、花付きや実付きが悪くなります。花や実を育てるリン酸が多い野菜用の肥料を選ぶようにしてください。植え付けるときに土にゆっくりと効く緩効性化成肥料を与えたら、その後は生育期の4~6月の間月に1回同じ肥料を与えます。

食用ほおずき(ストロベリートマト)の手入れ!支柱立てや剪定の時期と方法は?

支柱立て

食用ほおずきは草丈50cm以上に生長することから、支柱で支えないと倒れてしまいます。苗を植え付けたら、株の脇に60cm以上の直立式支柱を立てて、紐で8の字に結んで固定していきます。鉢植えなら、朝顔の栽培で使うあんどん支柱を使ってもよいですよ。

剪定

苗を植え付けてから1ヶ月ほどで食用ほおずきは花を咲かせます。蕾を全て咲かせると、実の収穫量が減ってしまったり、実が小さくなったりしてしまうので、外側にある蕾を摘み取っていくとよいですよ。

食用ほおずきの収穫の時期と方法は?

食用ほおずきは、花が咲いた後に実を付けます。最初は緑色をしており、徐々に鮮やかなオレンジ色や黄色へと変化していきますよ。花が咲いてから40~50日が収穫の目安です。実が黄色いものはそのまま生でも食べられますが、緑色のものは1週間くらい熟してから食べると味がよいですよ。

食用ほおずき(ストロベリートマト)の栽培方法!植え替えの時期と方法は?

食用ほおずきは多年草なので、鉢で育て続けていると根が生長してやがて窮屈になっていきます。また、ナス科の植物は植え替えをすることで連作障害を防ぎます。鉢植えやプランター植えは毎年、地植えは2~3年に1回、植え付け時と同じ手順で5~6月に植え替えをしてください。

食用ほおずき(ストロベリートマト)の育て方のポイントは?

食用ほおずきは、半日陰で水をたっぷりと与えて育てていきます。直射日光に当たったり、土が乾燥したりすると、株が弱ってしまいます。生育期になる夏は、特に水を切らさないよう注意してください。午前中は日向、午後は日陰になるところが植え付け場所に最適です。

栽培した食用ほおずきはどんな食べ方ができる?

ほおずきを食べる習慣は日本では少ないですが、ヨーロッパではスイーツの材料やジャム、サラダ、肉料理の付け合せと様々な料理に利用されるポピュラーな存在です。甘くほどよい酸味があり、プチッとした食感はトマトのようなんだとか。

病気や害虫の心配も少なく、毎年たくさんの実を付けることから、家庭菜園ビギナーの人でも安心して育てられますよ。ぜひ、食用ほおずきの栽培にチャレンジしてみてください。

初回公開日: 2016年03月18日