ミントは栽培種だけでも20種以上あり、色々な香りを楽しめるハーブです。中でもスペアミントは、多くの品種に元とのなっているミントの代表格となっています。ペパーミントに比べて香りが穏やかで、アイスやお菓子によく添えられていますよ。今回は、そんなスペアミントの花言葉や葉の効能、香りなどについてまとめました。
スペアミント(オランダハッカ)の花言葉とは?
『温かい心』『温厚』『情の温かさ』『美徳』『思いやり』『爽快感』
スペアミントに比べて香りが穏やかなことから、「温かい心」「温厚」という優しい花言葉が付けられました。
スペアミント(オランダハッカ)の学名・原産国・英語
- 学名
- Mentha spicata
- 科・属名
- シソ科・ハッカ属
- 英名
- Spear mint
- 原産地
- 地中海沿岸、北アフリカ
- 開花期
- 7~8月
- 花の色
- 白、薄ピンク、薄紫
- 別名
- グリーンミント
ミドリハッカ
和蘭薄荷(オランダハッカ)
スペアミント(オランダハッカ)とは?どんなハーブ?
スペアミントは、ペパーミントと並ぶミントの代表品種で、ハーブティーや料理、カクテルなどに利用されます。ハーブとして用いられてきた歴史は古く、聖書にも登場していますよ。
草丈は30~60cmに生長し、葉の縁に深い切れ込みがいくつも入っているのが特徴です。葉の形が槍(spear)に似ていることから、名付けられました。7~8月になると、茎の先端に小さな花を稲穂のようにたくさん咲かせます。
スペアミント(オランダハッカ)の効果・効能と香りは?
香り
スペアミントは、ペパーミントに比べて香りが穏やかなことで知られます。これは、メントールという清涼感のある香り成分の含有量が少ないからです。カルボンやリモネンが主成分となっているので、甘みのある香りがします。
効果・効能
メントールには、鎮静作用と細胞を活性化させる作用があり、気持ちをリラックスさせる効果があります。また、消化器系の不調を癒やし、便秘や下痢を緩和してくれます。
また、リモネンは、レモンなどの柑橘類に多く含まれている成分で、ガンの抑制や育毛の促進、食欲増進効果が期待できます。さらに、カルボンは、中枢神経を抑制したり、刺激したりする働きがあります。
スペアミント(オランダハッカ)の種類や品種は?
ミントは他の品種と交雑しやすい植物です。近くに違う品種を植えると、変種がすぐに生まれ、今では600~3,500品種があるとされています。今回はその中でも、スペアミントを親とした品種をいくつかご紹介します。
カーリーミント(チリメンハッカ)
葉っぱが縮れていることから、名付けられた品種です。見た目がおもしろいことから、観葉植物としても人気があります。香りや味はスペアミントと似ており、ハーブティーや料理の臭み消しに利用されます。
ホースミント(ナガバハッカ)
スペアミントの原種とされる品種の1つです。細長い葉っぱの裏には。柔らかい毛がたくさん生えています。香りはスペアミントと似ており、乾燥に強いことが特徴です。
ジンジャーミント(レッドミント)
スペアミントとコーンミントが交雑して生まれた品種です。小ぶりで明るい緑色をした葉っぱには、生姜に似た強い香りがあります。少し赤みがかっている茎を持つことから、「レッドミント」という別名が付けられました。
スペアミント(オランダハッカ)はペパーミントと違い穏やかな香り
スペアミントは、ペパーミントに比べてメントールの含有量が少なく、穏やかは香りが特徴のハーブです。刺激が少ないので扱いやすく、香料として使いやすいことが魅力となっていますよ。育てるのも簡単で、放っておいても元気に生育することから、ガーデニング初心者の方におすすめです。
更新日: 2015年12月09日
初回公開日: 2015年12月09日