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トキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)の花言葉|花の色や開花時期は?

トキワマンサクは、春になるとリボンのような細長い花を咲かせる樹木です。常緑で、樹高も5~6mとほどよいことから、庭木や生垣に用いられることの多くありますよ。今回は、トキワマンサクとはどんな樹木なのか、花言葉や葉の特徴などについてご紹介します。

トキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)の花言葉とは?

トキワマンサク ベニバナトキワマンサク

『私から愛したい』『霊感』『おまじない』

トキワマンサクは、白や濃いピンク色の花を咲かせます。特にピンクは、恋愛を象徴する色であることから、「私から愛したい」という花言葉が付けられました。

「霊感」「おまじない」といったスピリチュアルな花言葉は、同属に分類されるマンサクと同じものです。アメリカ先住民がマンサクの枝を使って占いをしていたことや、東北地方にマンサクの花の咲きから農作物のでき具合を占っていたことにちなんでつけられました。

トキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)の花の色や別名は?

学名
トキワマンサク:Loropetalum chinense
ベニバナトキワマンサク:Loropetalum chinense var. rubra
科・属名
マンサク科・トキワマンサク属
英名
Evergreen witch hazel
Chinese fringe bush
原産地
日本から中国、インド
開花期
3~5月
花の色
白、ピンク、赤
別名
アカバナトキワマンサク

トキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)とは?花や葉の特徴は?

トキワマンサク ベニバナトキワマンサク

トキワマンサクは、マンサク科・トキワマンサク属にただ1種のみ分類される常緑樹です。マンサク科の代表品種であるマンサクは、落葉性であるのに対し、常緑性であることから「常磐万作(トキワマンサク)」と名付けられました。日本から中国、インドと幅広い地域に分布していますが、日本での自生地は静岡県、三重県、熊本県の3箇所に限られ、自生数は20株ほどしかないことから、環境省のレッドリストでは絶滅危惧1B類に分類されています。また、自生地では、大切に保護されています。

樹高は3~6mに生長し、互い違いに生える葉っぱを密に茂らせます。葉っぱは、新芽のときは赤紫色で、生長とともに緑色になる「緑葉」と、紅色が濃くなる「銅葉」のタイプがあります。春の訪れとともに、枝先に6~8輪の白い花を咲かせます。花は、細長い4枚の花びらをリボンのように垂れ下げることが特徴です。

園芸においてトキワマンサクとして出回っているのは、「ベニバナトキワマンサク」という変種です。1972年に中国で発見され、濃いピンク色の花を咲かせることから名付けられました。

トキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)の開花時期と見頃の季節は?

トキワマンサク ベニバナトキワマンサク

トキワマンサクの開花時期は、3月中旬~5月です。満開の時期を迎えると、たくさんの花が木全体を覆い隠すほど咲きますよ。また、春ほどたくさん花を咲かすことはありませんが、秋にも開花します。

トキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)の種類や品種は?

トキワマンサク属に分類されているのは、トキワマンサク1種のみで、仲間はありません。ただ、葉っぱの色が違う変種や、「源平トキワマンサク(咲き分けトキワマンサク)」と呼ばれる白と赤の花が混ざって咲く園芸品種があります。

トキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)は生垣におすすめ

トキワマンサク

春になるとユニークな形の花を咲かせるトキワマンサク。常緑で、強い剪定にもよく耐えることから、好みの樹形にして楽しむことができます。葉っぱを密に茂らせるので、生垣にも最適です。ただ、株が蒸れると害虫の被害にあいやすくなるので、時々剪定をして風通しをよくしてあげてくださいね。

更新日: 2021年03月31日

初回公開日: 2016年01月30日

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