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春に咲く白い花15選|名前や種類、花言葉は?

春はたくさんの植物が花を咲かせる季節です。ガーデニングをはじめてみたい!と思う人も多いのではないでしょうか。

特に白い花は、どんな色とも相性がよいことから、寄せ植えをした人にはぴったりです。今回は、春に咲く白い花を、一年草・多年草と、花木に分けて、花言葉や特徴とともにご紹介していきます。

春に咲く白い花を咲かせる一年草・多年草の名前と種類は?

1. スイートアリッサム

スイートアリッサム

スイートアリッサムは、小さな花が集まって咲く姿がかわいらしい春の花です。「優美」「美しさに優る価値」という花言葉を持ち、甘くよい香りが特徴。

茎をたくさん生やし、地面をはうように生長することから、寄せ植えの前面やグランドカバーに取り入れやすい花です。何年も続けて育てたいときは、「スーパーアリッサム」という暑さに強い品種がおすすめですよ。

花言葉 『優美』『美しさに優る価値』
開花時期 2~6月/9~12月

2. マーガレット

マーガレット

古くから恋占いの花として親しまれてきたマーガレット。子供の頃、花びらを「好き、嫌い、好き…」と唱えながら摘み取った記憶はありませんか。

3月から一重の花を咲かせはじめ、花壇や鉢を可憐な雰囲気で包んでくれます。

今では、品種改良が進み、色や姿のバリエーションが豊富なほか、咲く時期も品種によって様々。うまく組み合わせて寄せ植えにすると、長い間きれいな花を楽しめます。

花言葉 『恋占い』『真実の愛』『信頼』
開花時期 3~6月

3. カラー

くるりと巻いた花びらと、すらりと伸びた茎がシンプルな印象のカラー。

「乙女のしとやかさ」「清純」といった花言葉から、ウェディングブーケに取り入れられていることが多く、凛とした花姿から、男性へのプレゼントにも人気の花でもあります。

ガーデニングに取り入れるなら、植え場所に適した品種を選ぶことがポイント。

湿地性と畑地性のタイプがあり、はじめて育てる人は寒さに強い畑地性がよいです。草丈が高いので、花壇の背面に植え付けると他の花を引き立ててくれます。

花言葉 『乙女のしとやかさ』『華麗なる美』『清浄』『清純』
開花時期 4~7月

4. イキシア

イキシアは、まっすぐに伸びた茎の先に、たくさんの花を咲かせる球根植物です。

植えっぱなしでも毎年花を咲かせるほど丈夫で、草丈も50cm前後と程よいことから、場所を選ばずに植え付けることができますよ。

白以外にもピンクやオレンジ、複色と様々な花色があるので、群生させると見応えがあります。寒さに弱いので、冬は株元を腐葉土で覆ってマルチングするなどの防寒対策を施しましょう。

花言葉 『誇り高い』『団結して当たろう』『秘めた恋』
開花時期 4~5月

5. ノースポール(クリサンセマム)

ノースポール

真冬から初夏にかけての長い間、真っ白な花を咲かせ続けるノースポール。白い花びらで中心が黄色く色づいている姿がかわいらしいと人気です。

見た目がマーガレットやデイジーに似ていることから、「ミニマーガレット」「スノーデイジー」の名前でも知られています。

気温が日に日に上がっていく3月以降、どんどん茎を伸ばして生長しますよ。

育ちすぎると風通しが悪くなり、株が蒸れてしまうので、草丈が半分になるくらいばっさりと刈り込むと、そこから新しい茎が生えて再び花を咲かせます。

花言葉 『誠実』『冬の足音』『高潔』『清純』
開花時期 12~6月

6. スノーフレーク(鈴蘭水仙)

スノーフレーク

スノーフレークは、鈴のように茎から垂れ下がるように花を咲かます。花は鈴蘭に似た姿をしていますが、花の縁が5枚に裂け、先端に緑色の斑点があることが特徴です。

そんな繊細な姿とは裏腹に、性質は丈夫。水はけがよい土にさえ植え付けておけば、植えっぱなしでかまいません。

ただ、咲き終わった花をそのままにしておくと病気にかかってしまうので、こまめに摘み取ってください。冬に日が当たりやすい、落葉樹の下に植え付けるのが最適です。

花言葉 『純粋』『汚れなき心』『慈愛』『美』『皆をひきつける魅力』
開花時期 3~5月

7. 一輪草 (いちりんそう)

一輪草は、アネモネと同じキンポウゲ科に分類される山野草です。

日本で古くから自生しており、1株に1輪ずつ花を咲かせることから名付けられました。花びらは5枚で、その姿はアネモネやひなげしに似ています。

元々日陰に自生しており、草丈が低く群生する性質があることから、シェードガーデンに活用するのがおすすめです。

多年草ですが、直射日光に当たって葉っぱが傷むと、翌年花が咲かなくなってしまうので注意してください。

花言葉 『追憶』
開花時期 4~5月

8. チューリップ

チューリップ

春に咲く花といえばチューリップを思い浮かべる方も多いはず。

チューリップは3〜5月が開花期の球根植物です。赤色や黄色などが印象的な花ですが、白いチューリップが並ぶ姿はとっても爽やか。球根は湿気に弱いため、水の与え過ぎには注意しましょう。

1度腐ってしまうと取り返しがつかないので、水やりの際は土を指で触って乾燥していることを確かめてから行うと安心です。

また、咲き終えた花を思い切って切り取ることで、次の花を咲かせる養分を球根に貯めることができるので、毎年植えたい方はチャレンジしてみてください。

花言葉 『博愛』
開花時期 3~5月

9. カーネーション

カーネーション

カーネーションは、母の日に贈る花束として有名になったお花です。古くから子供から大人まで幅広い層の人々に親しまれ、ガーデニングに欠かせない花として多くの園芸家にも好まれています。花色が多彩で、花色ごとに花言葉を持っているのも特徴の1つ。

9〜10月頃に苗を植えて育てるのが一般的で、水はけのよい土で育てるのがポイント。通年10〜20度を保てる暖かい地域であれば、地植えでも育てられます。

カーネーションを購入した方は多いと思いますが、花壇やガーデニングを機にカーネーションを育ててみませんか。

花言葉 『無垢で深い愛』『真実の愛』『永遠の幸福』
開花時期 3~5月

春に白い花を咲かせる木の名前と種類は?

10. 白木蓮(ハクモクレン)

白木蓮は、まだ肌寒い時期に真っ白な花を咲かせる春の花木です。

卵型の花が特徴的で、庭木をはじめ、公園樹や街路樹としてもよく利用されています。木のそばに寄ると、ほんのりと甘い香りが漂ってきます。

ただ、樹高は10~15mと大きく生長するので、家で育てるなら冬の剪定はかかせません。余分な枝を付け根から切り取って、適当な大きさを保つようにしてください。

花言葉 『気高さ』『高潔な心』『荘厳』『自然への愛』など
開花時期 3~4月

11. コデマリ(小手毬)

コデマリは、枝を覆うようにたくさんの小さな花を咲かせる、落葉性の低木です。

手毬のように白い花がまとまって付く姿がかわいらしく、春になると切り花が花屋さんに並びます。「友情」といった花言葉も、送別会シーズンにはぴったりですよ。

1m前後と樹高が低いことに加え、江戸時代から栽培されてきたことから、それほど手間をかけずに育てることができます。

お庭のちょっとしたスペースで育てると、毎年きれいな花が楽しめるうえ、秋には赤く色づいた葉っぱを眺めて楽しめますよ。

花言葉 『優雅』『上品』『友情』『努力』
開花時期 4~5月

12. ノイバラ

ノイバラは、日本を原産とするバラの仲間です。強く丈夫な性質から、品種改良や希少品種を育てるための台木として利用されてきました。

また、シューベルトの「野ばら」という曲のモデルとなっている花でもあります。よく見かける八重のバラと違い、一重の白く可憐な花を咲かせます。

樹高は1~2mに生長するので、日当たりのよい場所に植え付けたら、毎年剪定をして形を整えましょう。

花言葉 『上品な美しさ』『純朴な愛』『孤独』『才能』『詩』
開花時期 5~6月

13. ハナミズキ

ハナミズキは4~10メートルと大きく育つ落葉高木で横に広がっていくので、植える場所は広い場所が適しています。どの品種も寒さや暑さに強く、乾燥にも強い樹木です。

本当の花は、この総苞片に守られるよう中心に密集して咲いています。

また、一年を通して楽しめるハナミズキは、街路樹や、誕生木、公園樹、家のシンボルツリ―などとして植えられている人気の高い樹木です。

花言葉 『私の想いを受けとめてください』『返礼』『永続性』『公平にする』『華やかな恋』
開花時期 4~5月

14. クチナシ

クチナシは、日本の西南部から中国、台湾、インドシナの広い地域に生息する常緑低木です。

春のジンチョウゲ(沈丁花)、秋のキンモクセイ(金木犀)と並んで三大香木の1つとされており、甘い香りを初夏に放ちます。

英国ではジャスミンのような香りを放つことから、「ケープジャスミン(Cape jasmine)」とも呼ばれていますよ。

クチナシは種と苗から育てることができますが種はほとんど市販されていないことと、花が咲くまでに3~4年かかることとから苗植えが一般的です。

花言葉 『とてもしあわせです』『喜びを運ぶ』『洗練』『優雅』
開花時期 6~8月

15. 椿(ツバキ/カメリア)

椿 カメリア ツバキ

椿は常緑高木で、昔から庭木としても人気があります。日本人との関わりは深く、平安時代には食用や化粧品として親しまれ、室町時代からの椿が京都の龍安寺に残っていますよ。

また、茶席によく用いられていたことから、「茶花の女王」という異名も持っています。

ツバキは種と苗から育てることができます。ただ、ツバキを種から育てると親木と違う花を咲かせることが多く、ほぼ市販されていないことから、苗から育てる方が一般的です。

ツバキの苗を植えるのは3~4月か6~7月の穏やかな気候の時期が適しており、鉢植えと地植えで育てることができます。育てたいサイズによって植え方を検討しましょう。

花言葉 『控えめの優しさ』『誇り』
開花時期 3~5月

春の白い花を、ガーデニングに取り入れてみよう

ローダンセマム 白い花

白は、見ている人に清潔な印象を与えると同時に、空間を広く見せる効果がある色とされています。1株白い花を取り入れることで、他の花を引き立たせてくれます。

また、白い花が咲く木は、他の植物を圧迫する心配がなく、庭に取り入れやすいこともポイントですよ。ぜひ試してみてくださいね。

更新日: 2022年06月29日

初回公開日: 2016年03月16日

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