春の花壇におすすめの花10選！ガーデニングに人気の種類は？

町中や家の前に作られた春の花壇には、色とりどりの花が咲いていますよね。きちんと手入れされた花は、いきいきとしていて、見ているだけで元気がわいてくるものです。ただ、四季の中でも春は特に花が多いことから、いざ花壇を目の前にすると何を植えたらいいのかと迷ってしまいます。そこで今回は、春の花壇におすすめの花を10種ご紹介します。

1. アネモネ

赤やオレンジ、紫、ピンクなどの色鮮やかな花が、細い茎の先で揺れるアネモネ。秋に植え付けた球根は、冬から春にかけて開花していきます。湿度の高い環境が苦手なので、株同士の間隔をきちんととることが育てるポイント。15～20cm間隔に植え付ければ、枯れる心配が少なくすみます。

2. チューリップ

チューリップは、春の花の代表的な存在で、一度は育てたことがある人もいますよね。球根植物の中では特に管理が簡単で、手入れの手間もかからない強さも魅力。

20cm間隔に植え付けるのが理想ですが、花壇植えならもっと狭く群生させて植え付けても見栄えがよいですよ。また、花が枯れてしまったあとも、球根を掘りあげて保管しておけば、翌年も花が楽しめます。

3. カーネーション

カーネーションといえば「母の日」。縁が縮れたフリルのような花がかわいらしく、女性的な雰囲気を持っていますよね。花束や鉢植えを見かける機会が多いですが、花壇に植え付けて楽しむこともできます。

10cmほどの草丈の低い品種は前面、30cmほどの草丈の高い品種は中～背面に配置すると、他の花と調和したキレイな花壇が作れます。

4. デイジー

デイジーは、中心が黄色く、周りに白い花びらが何枚もついたシンプルな花です。太陽の光を浴びると花が開き、暗くなると閉じてしまうという性質を持っています。

花壇植えにするなら、草丈が低いので縁取りに活用するのがおすすめです。日当たりと風通しにさえ注意していれば、ガーデニング初心者でも簡単に育てられますよ。

5. ヒヤシンス

水栽培で楽しまれることも多いヒヤシンス。茎の先に小さな花を穂のようにまとまって咲かせます。ピンクや白、青とパステルカラーから濃い色まで様々な花色があり、花の甘く濃厚な香りが特徴。

花壇に植え付けるなら、花壇の前よりに数本植えると、その独特の花姿がアクセントになりますよ。

6. フリージア

フリージアは、丸みのある色とりどりの花から甘い香りを漂わせる女性に人気の花です。草丈は30～100cmほどと高めで、剣のような葉っぱの間から10輪前後の花を同時に咲かせます。同時期に花を咲かせるクロッカスと相性がよく、花壇の寄せ植えにおすすめです。

7. クレマチス

立体的な花壇を作りたいときには欠かせないつる性植物の中で、クレマチスは「つる性植物の女王」と呼ばれる存在です。強く丈夫なつるをどんどん伸ばして生長し、つるのあちらこちらにたくさんの花を咲かせます。

花壇のうしろにフェンスを立てて、背面に仕立てるもよし、アーチを作って花壇の上を彩ってもよし。自分好みのアレンジで楽しんでみてくださいね。

8.ゼラニウム

香りのよい花が女性に人気のゼラニウム。花から漂う甘くさわやかな香りは、虫が苦手とすることから、虫よけとして玄関や窓辺に飾られていることも多いですよね。

また、小さな花がボールのように集まって咲く姿もかわいらしい雰囲気を持っています。鮮やかな花色のものが多いので、ゼラニウムだけ植え付けてもすてきな花壇が作れますよ。

9. ベゴニア

ベビニアは、ほぼ1年中なにかしらの品種が花を咲かせる多年草です。中でも多くの品種は3～5月か9～10月に花を咲かせます。

花持ちがよく、コンクリートの照り返しにもよく耐えることから、玄関先にたくさんの株を植え付けると明るい雰囲気になりますよ。特にピンクと白と赤の3色の品種を寄せ植えにしていることが多いです。

10. バラ

バラは、重なりあう花びらがゴージャスで、その姿はまさに「花の女王」。誰もが知っている花の1つで、世界中の人々に愛されています。

種類は数えきれないほど存在し、木のように生長するものやつるを伸ばすものなど、育ち方もそれぞれ違います。はじめて花壇に植えるなら、病気や害虫に強いモッコウバラが育てやすくておすすめです。

春のガーデニングで花壇を彩ろう

春は、たくさんの植物が芽吹き、花を咲かせる季節です。1株だけ花を植えるだけでも、あたりが明るくなりますよね。花壇に植え付けるときは、草花の合う環境かどうかが長く楽しめるコツとなっています。うまく環境に合う植物を組み合わせて、自分好みの花壇を作ってみてくださいね。

更新日: 2021年03月31日

初回公開日: 2016年03月27日