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ベゴニアの育て方!切り戻しや挿し木の方法や時期は?冬越しは室内?

ベゴニアは、赤、白、黄、紫色など色とりどりのハート型の花びらと、左右非対称の独特な葉っぱをつける人気の品種です。

今回は、ベゴニアの育て方について種まきや苗植え、挿し木、植え替え、土・肥料や水やり、冬越しの方法や病気などの注意点をまとめました。

ベゴニアは木立性・球根性・根茎性の種類によって土を変える!

ベゴニアには「木立性」「球根性」「根茎性」と大きく分けて3つの種類があり、基本的に水はけがよく、軽めのものを好みますが、種類によって用土の配合を変えることで育ち方も変わってきます。

様子を見ながら、自分なりの配合を見つけていけるのもベゴニアに愛好家が多い理由の1つです。

木立性ベゴニア

水はけがよく、酸性で有機質が豊富な土を好みます。室内に植える場合、腐葉土はにおいを放つので避けた方がいいですよ。

【おすすめの用土】赤玉土(小粒)5:ピートモスまたは腐葉土3:鹿沼土2

球根性ベゴニア

水はけがよく通気性と保水性のある土を好みます。

【おすすめの用土】赤玉土(小粒)7:腐葉土3

根茎性ベゴニア

水はけがよく、軽めの土を好みます。

【おすすめの用土】赤玉土(小粒)5:ピートモス3:バーミキュライト2

ベゴニアの育て方!種まきや苗の植え付け方法は?

ベゴニア 色々

ベゴニアは、高温多湿に強く、寒さが苦手です。また、日当たりを好みますが、直射日光に当たると葉焼けをおきす可能性があるため、明るい日陰で管理するのがベストです。

環境によって生長度合いが左右されることから、鉢植えで育てるのに向いています。

種まき

ベゴニアは開花期までの育苗期間が長いことから、2~3月頃に種をまきます。品種にあった用土をセルトレイや箱に入れたものを用意し、種を取得したらすぐにまくようにしてください。

種は重ならないようにばらまき、覆土しないのがポイントです。容器は日陰に置き、土を乾燥させないように水を受け皿にたっぷりと入れて芽が出るまで管理します。

発芽してから本葉が2~3枚まで生長したら、ポットや小鉢に植え替えていきましょう。

苗植え

木立性と根茎性は新しい根を出すために、周囲の根を3分の1程度切り落としてから土を半分くらい落とし、種類に応じて混ぜあわせた土に植えていきます。鉢は一回り大きいものを選びましょう。

また、球根性は凹んでいる方を上向きにして植え、支柱を立てておきます。

ベゴニアの水やり・肥料の施し方や時期は?

ベゴニアには土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。ただし、茎や葉にかけないように気をつけないと、水がたまって傷んでしまいます。葉っぱには霧ふきなどで水をかけてあげるといいですよ。

肥料は、根本に緩効性化成肥料を元肥として混ぜ込みます。その後夏~秋の期間は薄めた液肥を7~10日に1回か、緩効性化学肥料を月に1回ほど施します。

気温が高くなる真夏は肥料障害を避けるために肥料は与えないようにしましょう。また、発育がとても鈍くなる冬も肥料を与える必要はありません。

ベゴニアのかかりやすい病気や害虫の予防・対策は?

うどんこ病

冬の乾燥する時期に発生しやすくなります。一度かかると治りにくいので、殺菌剤を使って予防しましょう。

斑点細菌病

細菌が原因の病気で、葉に斑点が増えて広がっていきます。菌のついた植物やはさみ等の器具が接触することで感染します。

治療法はないので、2次感染予防のために対象の葉っぱや茎は取り除きましょう。

灰色カビ病

葉、茎、花の表面に灰色のカビのようなものがつく病気です。湿度が高い、水のやり過ぎなどの蒸れが原因です。風通しをよくして病気を防ぎましょう。発症してしまった後は、殺菌剤で治します。

ホコリダニ

夏に発生して芽先を枯らしてしまう害虫です。殺ダニ剤で対処しましょう。

ベゴニア切り戻しの時期や方法は?

ベゴニアは、茎が伸びすぎてしまうと姿形や花つきが悪くなってしまいます。そのため、8月上旬~中旬にかけて約半分まで茎を切り戻すことで、秋に形のいい花が育ってくれます。

花が終わっている茎は種がほとんどできないので切り取ってしまいましょう。また、株が古くなることでも花つきが悪くなるので、植え替えの前に株元から切り戻すとよく育ちますよ。

ベゴニアの冬越しは室内?

ベゴニアは寒さに弱いことから、冬はあたたかい室内の直射日光の当たらない窓辺で管理し、冬越しをします。室内の最低気温を7度以上に保ってあげるといいですよ。

また、冬は休眠期に入るため、土は乾かし気味にし、球根の場合は水やりや肥料を与えないようにしましょう。気温が10度以上になったら、外に出しても大丈夫です。

ベゴニアの種類別植え替え方法は?

ベゴニア 鉢

ベゴニアは3~4月下旬頃に植え替えを行います。ただし、球根性・木立性・根茎性によって若干時期と方法が違うので注意しましょう。

木立性ベゴニア

3~4月下旬頃を目安に、2年に1回ほどの頻度で植え替えを行います。鉢底から根が出ていたり、水もち、水切れが悪くなったりしたら植え替えの合図です。

苗を植える時同様に周囲の根を3分の1程度切り落としてから一回り大きい鉢に植え替えましょう。

球根性ベゴニア

4月頃が適期です。芽が隠れる程度の浅植えで、植え替え後約3ヶ月で開花します。早めの2月頃に植え替えを行うと、開花期を早めることができますよ。

その場合はあたたかく、日光がよく当たる室内で育てるようにしてください。

根茎性ベゴニア

3月下旬以降に植え替えを行います。横に広がる性質があるので、65cmのプランターに4株ほどを目安に植えていきましょう。

距離を取る分には問題はありませんが、近すぎると根腐れを引き起こすので注意してください。

ベゴニアの挿し木での増やし方は?

ベゴニアは種と挿し木で増やすことができます。種まきは開花に1年ほど時間がかかるので、挿し木で増やすのが一般的です。種まきは、植え付けでご紹介した方法で行ってください。

挿し木

挿し木には花びらに近い茎を使った「天挿し」と、天挿しより下の茎を使った「管挿し」の2種類があります。天挿しは根付きやすい反面、腐りやすくなっています。

一方管挿しは、茶色くなった根は使えないので注意が必要です。

まず、状態のよい茎を選び、約15〜20cmの長さに切り取ります。そして葉を3枚ほど残して、茎と茎の間の葉芽を取り除き、残した葉は横半分に切り取ります。

葉を切ることで表面積が小さくなり、水分が蒸発しにくくなり、根が出やすくなります。切り取った茎は水に2時間ほどつけおきましょう。

水あげをしたら下の切り口に発根剤を塗り、割り箸で穴を開けた土に葉目が1つ埋まるくらいまで差し込みます。根が出るまでは、直射日光の当たらない場所で水を切らさないよう管理します。

発芽の適温は20〜25度くらいなので、4~6月、9~10月頃に挿し木を行います。寒い場合は室内に入れたり、ビニールを被せたりして保温してあげましょう。

ベゴニアは種類によって育て方が違う

ベゴニア 白 赤

ベゴニアは花が咲いた後、剪定や植え替えをちゃんと行うことで、次のシーズンにも元気な花を咲かせてくれます。1年中育てられる草花なので、剪定の枝を挿し木に利用するなど増やす過程も楽しむことができますよ。

また、種類によって好む環境が違うのでお世話の手間はかかりますが、それもまた愛着がわく理由かもしれませんね。

初回公開日: 2015年06月09日