秋に球根を植えると春から夏にかけて色鮮やかな花を咲かせるフリージア。その華やかな姿はガーデニングとしても庭を彩ってくれます。たくさんの品種は花色豊かで、少しずつ違う香りを楽しめるのが特徴です。今回はそんなフリージアについて、花言葉や学名の由来、色や種類、開花時期などをご紹介します。
フリージアの花言葉!「白・黄・赤・紫」など花色ごとの意味は?

『あどけなさ』『純潔』『多くの人に愛されてきました』
- 白色:あどけなさ
- 黄色:無邪気
- 赤色:純潔
- 紫色:あこがれ
フリージアは色によって異なる花言葉をもっており、どれもポジティブで女性らしいものです。そのため、贈る相手のイメージに合わせて花色を選んでプレゼントしてあげると喜ばれるかもしれませんよ。
フリージアの学名・原産国・英語
- 学名
- Freesia hybrida
- 科・属名
- アヤメ科・フリージア属
- 英名
- Freesia
- 原産地
- 南アフリカ
- 開花期
- 2~6月
- 花の色
- 白、黄、赤、ピンク、紫、赤紫、オレンジなど
- 別名
- 香雪蘭(コウセツラン)
浅黄水仙(アサギスイセン)
菖蒲水仙(ショウブスイセン)
フリージアとは?どんな花を咲かせる植物?

フリージアとは、アヤメ科・フリージア属の植物です。フリージアの特徴は、色とりどりの花色と甘い香りを放つこと。
チューリップやサフランなどの植物と同じ球根植物でもあります。寒さにやや弱く春くらいの気温が最も生長する環境です。
名前の由来は、フリージアを発見したデンマークの植物学者・エクロンが友人のドイツ人医師・フレーゼ(freese)に敬意を表して、献名したことに由来します。
フリージアの花の香りは?花言葉と関係がある?
フリージアは香りの強い花です。その強さはキンモクセイやバラと並ぶといわれ、『フリージア』の文言をうたった香水が多くあります。しかし、実際に利用されているのは全て合成香料で、天然香料としては存在していません。
花の色によって香りが違い、白色がキンモクセイのような甘い香りを、黄色は甘酸っぱい香りを漂わせます。これらの香りの違いをもとに色ごとの花言葉が生まれました。
ちなみに、一般的には白色の香りが一番強く、色のあるもののほうが少し劣るといわれています。
フリージアの開花時期や見頃の季節

フリージアの開花時期は早春の2~6月で、他の草花に先駆けて花が咲きます。秋に球根を植え込んで寒い冬場は地中でじっと過ごし、春の訪れとともに一気に成長します。
3~4月には伊豆諸島にある八丈島(はちじょうじま)で『フリージアまつり』が開催され、約35万本のフリージアが咲き乱れている様子を見られますよ。
フリージアの花言葉の由来を確かめてみよう
フリージアは見た目にかわいらしく、飾っておくと周囲が明るくなる植物です。香りも豊かなので、春の庭園を明るく演出してくれますよ。花言葉の由来である各色の香りの違いを感じるため、ぜひ花屋さんで購入してみてはいかがでしょうか。
更新日: 2023年02月22日
初回公開日: 2015年06月23日