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庭木(植木)の代表種まとめ!どんな種類があるの?

庭木や植木は、一度植えると何十年も同じ場所で生き続けます。庭木にもたくさんの種類があるので、自分好みの樹木を選ぶときは大変。長い間の付き合いになることを考えると、庭の大きさに合わせた樹木を選ぶのがポイントです。今回は、そんな庭木や植木の種類と選び方のポイントをご紹介します。

庭木(植木)の種類とは?選ぶポイントは?

庭木や植木には種類がたくさんあります。選ぶときは、まず樹木の大きさから考えましょう。

高木になるほど剪定がむずかしくなると言われていて、自分でお手入れができないサイズになると造園業者への依頼が必要になるかもしれません。

買ったあとの暮らしをイメージしながら種類を見ていってくださいね。それではまず樹木のサイズごとの特徴や性質などをご紹介します。

大きさ別の種類

■高木樹

高木樹とは、樹高5~10m以上の樹木のことです。孤立させるほど風格をかもしだすタイプで、シンボルツリーとして玄関先や庭の中央に植えると景観がぐっと締まります。

■中木樹

中木樹は、樹高3~10mくらいの樹木のことです。数本を横に並べて生垣や目隠しに使われることが多く、香りのよい花を咲かせる存在感のある花木が豊富に揃います。

■低木樹

低木樹は、樹高3m以下の樹木のことです。目の高さ程度に仕立てられ、自分で手入れできる手軽さが魅力です。花が群れ咲くタイプや色鮮やかな実をつけるものが人気です。

性質別の種類

次に考えたいのは、樹木の性質です。たとえば枝葉が横に広がるタイプを道路近くの場所に植えると、ブロック塀からはみ出して通行人の妨げになる可能性があります。

落ち葉の掃除が必要な落葉樹や、花びらや熟れた実が下に落ちる樹木などもあるので性質も考慮して選ぶのがおすすめです。

■針葉樹

針葉樹には、常緑樹と広葉樹の2タイプがあります。常緑針葉樹とは、針のように細い葉っぱを1年中つける樹木のことです。病害虫の発生が少なく、シンボルツリーから生垣まで幅広く利用できます。ただ、剪定がややむずかしいため、太く大きな樹木を一本だけ植えている場合は、プロに任せた方が無難です。

落葉針葉樹とは、針のように細い葉っぱをつけ、冬になると葉っぱが落ちる樹木のことです。他の種類に比べて選択肢が非常に少なく、庭木として利用できるのはごく限られたものだけになります。

■広葉樹

広葉樹は、常緑樹と落葉樹の2タイプがあります。常緑広葉樹とは、平たい葉っぱを1年中つける樹木のことです。耐寒性、耐暑性に優れたものが多く、大きさや種類も豊富に揃います。基本的に剪定に強く、神経質にならなくていいので初心者でも育てやすいです。

落葉広葉樹とは、平たい葉っぱをつけ、冬になると落葉する樹木のことです。葉っぱが美しいので大変人気がある一方、種類によっては剪定がむずかしく、比較的高価なところが難点です。

庭木(植木)の代表品種17選

庭木は植えっぱなしで勝手に育つものではなく、健康を保つために剪定、消毒、肥料など定期的なメンテナンスがかかせません。植え付ける環境はもちろんのこと、本当に気に入ったもの、大事にしたいと思える植物を選ぶことが大切です。以下に、種類別にいくつかの代表的な樹木をご紹介します。

高木樹

1. クロガネモチ

関西では「お金持ちになる」として縁起をかついで植えられることが多いです。10~15mくらいの常緑広葉樹で、雌の木は5~6月に薄紫色の花を咲かせ、秋には赤い実をつけます。


2. アラカシ(白橿/黒樫)

土壌を選ばず半日陰でも育ちます。20mほどにもなる常緑広葉樹ですが、剪定に強く生長も早いことが特徴です。秋にできるドングリの実から育ててみるのもありですね。


3. ツバキ(椿)

ゆっくり生長し、長く生きる花木です。環境によっては15mを超えるため高木に生長しますが、通常は5~6m程度の樹高にとどまります。たくさんの品種があり、冬~春に優美な花を咲かせます。

中木樹

4. キンモクセイ(金木犀)

公害に弱く、やせた土壌では育たない常緑広葉樹です。「陽樹」と呼ばれるほど日向を好み、花数も日当たりに左右されます。樹高は5~6mで、9月下旬~10月に咲くオレンジ色の小花からは甘い香りが漂うので、かいでみてくださいね。


5. カエデ(楓)

一般に「モミジ」と呼ばれる落葉広葉樹です。樹高は1~30mまで幅広く、夏の緑葉から秋の紅葉、はねのついた種まで見所がたくさんあるのも魅力。湿り気のある土壌を好むので、半日陰の場所に向きます。


6. ウメ(梅)

庭木に使われるのは「花ウメ」と呼ばれる落葉中木樹です。剪定次第で3~30mまで好みの高さに仕立てられ、早春に咲くピンク~紅色の花にはバラ科らしい華やかな雰囲気があります。

低木樹

7. ナンテン(南天)

2~3mくらいの常緑もしくは半常緑性広葉樹です。丈夫な性質で半日陰でもよく育ち、「難を転ずる」として縁起がよい植物とされています。初夏に白い花を咲かせ、秋~冬には真っ赤な実をつけます。


8. ウツギ

耐寒性、耐暑性ともに強く、育てやすい落葉低木樹です。樹高は1.5~2m程度、さらに小さいヒメウツギになると20~60cmほどにしかなりません。5~6月に白、ピンクの釣り鐘型の花を咲かせます。


9. ツツジ

4月中旬~5月中旬にピンク、白、紫などの色とりどりの花を咲かせます。寿命が長く、なかには800年以上生き続けるものも。性質は強健で剪定によって樹高を調節しやすく、多少放っておいても元気に育ちますよ。

常緑広葉樹

10. アオキ(青木)

名前は1年中枝葉が青いことに由来します。樹高は2mほどで病害虫に強く、日陰にもよく耐える庭木として定番の植物です。雌の木は11~5月までの長期間、赤い実を楽しませてくれます。


11. キョウチクトウ(夾竹桃)

樹高約3~5mの常緑小高木です。公害をものともせず、日当たりさえ確保できればよほどのことがない限り枯れません。また、強い切り戻しや病害虫に強く、弱る心配はほぼないです。ただ、樹木全体に強い毒性を持っているので、取り扱いには注意してくださいね。

落葉広葉樹

12. アジサイ(紫陽花)

5~7月に咲く花は梅雨の風物詩です。1~2m程度の低木なので、大きくなりすぎない限り剪定の必要もありません。半日陰の湿り気のある場所ならほとんど手をかけなくても毎年花を咲かせます。


13. サルスベリ(百日紅)

2~10mの花木で、7~10月にかけて白、紅、ピンクの花を咲かせます。毎年花をつけるには剪定が必須。うどんこ病にかかりやすいので風通しのよい場所に植えましょう。

常緑針葉樹

14. クロマツ(黒松)

 

30~40mにまで生長する、樹皮が黒色のマツです。潮風によく耐えることから防風林に利用されることも。樹勢が強く、手入れには慣れやコツが必要なので、剪定は園芸上級者むきといわれています。


15. ゴールドクレスト(モントレーイトスギ)

黄緑色の葉が美しく、クリスマスツリーにも使われる常緑樹です。自生地では約20~30mの大木に生長しますが、葉先を手摘みするだけで剪定ができるので、鉢植えでも樹高の調節は簡単ですよ。

落葉針葉樹

16. イチョウ(銀杏)

恐竜が生きていた時代から存在する、約20~30mの高木樹です。樹木のなかでも特に寿命が長く、樹齢1,000年以上になるものも少なくありません。晩秋の黄葉は見事ですが、縦にも横にも大きくなるので、育てるにはかなり広いスペースが必要です。


17. メタセコイア

「アケボノスギ」とも呼ばれるスギ科の高木です。日本の気候に適しているため生育がよく、30~40mほどにも達します。一度は絶滅したと考えられていたことから「生きている化石」という呼び名も。

庭木(植木)は種類がたくさん

庭木や植木は、どんなときもそばで見守ってくれる家族のような存在です。園芸を長く楽しむことを考えた選定が必要です。庭木は、愛情をそそぐほどに、風にそよぐ葉、季節ごとの花や紅葉、勇壮な幹など、樹木ならではのやすらぎと心地良さをもたらしてくれますよ。

初回公開日: 2015年12月23日