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【ツツジの育て方】種や苗の植え方や植え替え時期は?病気になる?

ツツジは日本を代表する花木の1つで、春にピンクや赤、白などの美しい花を咲かせます。育て方が簡単なことから庭のシンボルツリーとして親しまれてきただけでなく、鉢植えでも育てることができますよ。

今回はそんなツツジの育て方をご紹介します。

ツツジとは?

ツツジは春に花を咲かせる落葉樹です。昔から生垣や庭木として育てられてきました。常緑性の種類もあるので、鉢植えにして観葉植物として育てることもあります。

ツツジの育て方!苗の植え方と時期は?

ツツジは種と苗を植えて育てることができます。ただし、種から育てる場合は、育つまでに時間がかかることから、苗から育てる方が一般的です。

3~4月か9~10月の気候が穏やかな時期が植え付けの適期です。

  1. 根鉢よりも2回り以上大きい鉢にツツジの専用土を入れる
  2. 苗の土を1/3ほど手で崩す
  3. 上部が地面より10~15cmほど高くなるよう土を入れながら苗を植える
  4. たっぷり水やりをする

ツツジの育て方!水やりと肥料の与え方は?

水やりの仕方は?

ツツジは乾燥を嫌うので、土が乾く前に水を与えます。庭植えの場合は特に水やりの必要はありませんが、鉢植えの場合は水切れがないよう注意しましょう。特に夏は、朝と夕方の2回与えるようにするのがおすすめです。

肥料の与え方は?

ツツジは肥料を与えなくても枯れる心配はありませんが、ないとたくさんの花を咲かせることができません。

庭植え、鉢植え共に、花が終わった5~6月と、株が充実する9月下旬、休眠期の1月に緩効性化成肥料や固形の油粕を根元から少し離した場所に与えてあげましょう。ツツジは根付きが浅いので、肥料が根に直接触れてしまうと肥料焼けを起こすので注意してください。

ツツジの育て方!植え替え方法と時期は?

庭植えの場合は特に必要ありませんが、鉢植えの場合は2~3年に1回の頻度で、3月か5~6月、9月に植え替えてあげましょう。新芽が育つ前に植え替えを行うのがポイントです。

用土は植え付け時と同様のものを準備し、鉢は一回り大きいものを準備しましょう。古い鉢から取り出した株の根は、古いものを切り取り、土は洗い流します。そして、新しい用土に植え付け時と同様の方法で浅植えにしていきます。

ツツジの管理!剪定方法は?

ツツジは花芽を夏につけるので、その前の5~6月に剪定を行います。剪定を行うことで脇芽が増えて花数が増えますが、6月以降に剪定を行うと翌年花を咲かせないことがあるので注意してください。

また、強く切り戻してしまうと、花芽が出にくいことがあるので、3cmほどの長さでとどめておくと安心です。剪定して、風通しをよくすることで病害虫も予防できますよ。

ツツジの増やし方!挿し木や種まきの方法は?

ツツジの剪定を行う際に切り取った枝を挿し穂にして、ツツジの株を増やすことができます。数を増やしたい場合は、6月頃の枝が成長した時期に10cmほど切り取りましょう。

ツツジの種は、11月頃に採取したものを保管し3月下旬~5月下旬頃に植え付けます。用土は、鹿沼土など水はけのいいものを準備しましょう。

挿し木の方法は?

  1. 枝を先端から10cmほど切る
  2. 切り口がとがるようにV字に切る
  3. 先端の葉っぱを2〜3枚残してほかを取り除く
  4. 葉っぱが大きければ半分に切る
  5. 水を入れたコップに切り口を数時間つける
  6. 植え替えと同じく鉢の底に鉢底ネットと軽石を入れる
  7. 挿し木用の土を入れるて割りばしか指で穴をあける
  8. 土に枝を挿してたっぷりと水やりをする

種まきの方法

  1. 素焼きの平鉢やプランターなどに鹿沼土を入れる
  2. 3mm程度の水苔を敷いて種をまく
  3. 水が切れないように半日陰で育てる
  4. 約1ヶ月で発芽して双葉が出たら午前中に日の当たる場所に移す
  5. 9月頃に移植します。

ツツジの栽培で注意する病気や害虫は?

ツツジはあまり病気になることがない丈夫な花木ですが、もち病にかかることがあります。

もち病は5月〜6月に多く、9月〜10月にも発生する病気で若い葉がもちを焼いたように肉厚になり、球状に膨れるのが特長です。雨が続き日照時間が少ないときなどに発生しやすくなります。

ただ、病気が一気に広がることはないので、病変のある葉はすぐに取り除いてください。そして念のため殺菌剤をまいておくと安心です。

春や秋の乾燥する季節に、ハダニやツツジグンバイムシが発生します。そして特に大きな被害をもたらす害虫が、ベニモンアオリンガです。新芽や蕾の内部に侵入し、食害を起こします。

見つけ次第殺虫剤で防除しましょう。また、被害にあった枝や葉は、切除し、焼却処分すると被害を最小限に抑えることができますよ。

ツツジの育て方のポイントは?

ツツジは日光を好み、特に午前中に日が当たる場所に植えてあげるとよく育ってくれます。逆に日陰だと徒長し、花つきが悪くなるので注意してください。

また、寒さにはとても強いですが、冬の乾燥した冷たい風を嫌うので、当たらない場所で育てるといいですよ。

自分の好きな種類のツツジを育てよう

ツツジは種類の多い植物で、約90種が東アジアに分布しているといわれています。また江戸時代にはたくさんの園芸品種も作られ、花姿や花色も様々です。

苗を購入するときに、どんな花が咲くのかをきちんと確認して、自分好みのツツジを育ててくださいね。

初回公開日: 2015年07月19日