ガーデニングに挑戦するなら、育てやすく手間のかからない花を選びたいですよね。それなら、植えっぱなしでも毎年楽しめる多年草がおすすめです。花だけでなくハーブもあり、寄せ植えにすると他の植物を植える計画もたてやすいですよ。今回はガーデニングにおすすめな多年草の花やハーブを7種ご紹介します。
1. マツバギク
名前に「キク」と付いていますが、ハナミズナ科の全く別の植物です。花姿がキクを思わせることから、その名前がつきました。
多肉質な葉っぱの先から長い茎を伸ばし、松の葉っぱのような細い花びらをした花を咲かせます。日陰や乾燥に強く、2~5cmと花も小さいことから、グランドカバーや寄せ植えの前面によく使われますよ。
開花期 | 3~6月 |
花色 | 赤、ピンク、黄、青、紫 |
2. ゼラニウム
真夏と真冬以外に花を咲かせる、日本ではよく見かける花の1つです。草丈は20~80cmと種類によって様々で、一重咲きや八重咲き、細い花びらなど花の咲き方のバリエーションが豊富。
また、花が終わっても切り戻せば、1か月後には再びきれいな花が咲きます。400以上の品種があるので、自分好みの花をみつけて、育ててみてくださいね。
開花期 | 3~11月 |
花色 | 赤、ピンク、白、オレンジ、紫 |
3. ペンタス
熱帯アフリカを原産とする草木です。開花期が長いことが特徴で、夏の直射日光の下でも元気に花を咲かせるほど、日当たりを好みます。いくつもの星が集まったような花姿がかわいらしいですね。
ただ、寒さに弱く、5度以上の気温が保てないと枯れてしまうので、冬は鉢植えにして室内で管理した方が安心です。
開花期 | 5~10月 |
花色 | 赤、ピンク、白、紫 |
4. マーガレット
恋占いの花として知られるマーガレット。清楚で美しい花姿が印象的で、春の花として親しまれています。白い花色が一般的ですが、品種改良によって黄色やピンク色のものもありますよ。
また、品種によって作時期が違うので、うまく組み合わせれば長く開花期を楽しめます。種からでも育てやすく、丈夫なので、ガーデニング初心者にもおすすめです。
開花期 | 3~6月 |
花色 | 赤、紫、ピンク、白、黄 |
5. チャイブ
和名が「エゾネギ」というネギの仲間で、ラッキョウに似た根っこと、葉ネギに似た葉っぱを持っています。細く伸びた茎の先に、ぼんぼりのような形をした赤紫の花を咲かせるのが特徴です。
葉っぱが玉ねぎやネギのような風味で、サラダなどの料理に利用される、海外ではポピュラーなハーブの1つです。
開花期 | 5~7月 |
花色 | 紫 |
6. セージ
「薬用サルビア」とも呼ばれるハーブで、古代ギリシャ・ローマの時代から薬用や香辛料として栽培されてきました。草丈は0.4~1mと高く、5~7月には茎の先にいくつもの小さな花を咲かせます。
センチュウやダニの被害にあいやすいことから、フレンチマリーゴールドなどと一緒に植えて予防するのがおすすめです。収穫した葉っぱは、煮込み料理の香り付けに使って楽しんでくださいね。
開花期 | 5~7月 |
花色 | 白、赤、紫、青、銀、金、黒など |
7. フェンネル
フェンネルは、草丈80~200cmに生長する大型の多年草です。インパクトのある植物を植えたい方におすすめです。また、セリ科のハーブで、茎葉や種にはさわやかな甘みがあり、肉や魚料理の臭み消しやお菓子に利用できますよ。
細い葉っぱがよく枝分かれし、こんもりと茂った株はかわいらしいですよ。
開花期 | 6~8月 |
花色 | 黄 |
多年草と一年草を寄せ植えにしてガーデニングを楽しもう
多年草は植えっぱなしでも長く楽しめる反面、毎年のメンテナンスがかかせません。きちんと切り戻しをしないと、きれいな花を楽しめないことも。きれいな庭造りを目指すなら、多年草と一年草の特徴を理解し、合わせて寄せ植えにしていきましょう。
多年草で寄せ植えの骨組みを作っておけば、一年草の花を入れ替えて絶え間なく花壇を彩ることができます。開花期を見ながら、一年のガーデニング計画をたててみてはいかがでしょうか。
更新日: 2021年06月09日
初回公開日: 2015年10月23日