まだ気温の上がりきらない真夏の早朝に、ラッパ型のかわいらしい花を咲かせる朝顔。今も昔も、庭先や窓辺のグリーンカーテンとして目にすることが多いですよね。ピンクなどかわいらしいものから、紺や真っ青などすずしげなものまで、花色のバリエーションが豊富。そんな朝顔の花を、夏の思い出として押し花にして楽しみませんか?今回は、朝顔の押し花の作り方をご紹介します。
朝顔の押し花を作るときのポイントは?
花が開いてすぐの新鮮な朝顔の花を使い、水分をきちんと抜くようにすることがポイントです。朝顔は、花に水分が多いことから乾燥しづらく、押し花にするまでに時間がかかります。また、新鮮な花で内と、きれいに仕上がらないので注意してください。
朝顔の押し花を作るときに必要な道具は?
- 朝顔の花:咲いたばかりで、傷や泥がついていないもの
- 朝顔の葉っぱ:こぶりなもの
- 新聞紙
- キッチンペーパーかティッシュペーパー
- ベビーパウダー:花の水分を吸収する役割がある
- ハサミやカッター
- 重しになるもの:分厚い本や雑誌など2kg程度
- 密封できる袋
朝顔の押し花の作り方
朝顔の水分がしっかりと抜けるよう、ベビーパウダーをまんべんなくたっぷりと花や葉っぱにふりかけるようにしましょう。水分が早く抜けると、色鮮やかに仕上がりますよ。ぱりっとしていて、触ったときにやや温かい感じがすれば、水分が完全に抜けている証拠です。
- 朝顔の花と葉っぱの表面についている水分をティッシュペーパーで拭き取る
- 軸や雄しべ、雌しべを花から切り取る
- カッターや紙やすりで葉っぱの硬い部分に傷をつける
- 新聞紙を四つ折りにし、その上にティッシュペーパーを敷く
- ティッシュペーパーの上にたっぷりとベビーパウダーをまぶす
- ベビーパウダーの上に花と葉っぱを置く
- 花や葉っぱの上からたっぷりとベビーパウダーをまぶす
- ティッシュペーパーを重ね、新聞紙をさらに重ねる
- ビニール袋でくるみ、中の空気を抜く
- 重しを乗せる
- 3~4日ほど冷暗所で保管する
- 花や葉っぱの水分が抜け、ぱりっと乾燥しているなら、完成
電子レンジを活用して簡単に朝顔の押し花を作る
段ボールがあれば、電子レンジを使って簡単に朝顔の押し花が作れます。段ボールの上にキッチンペーパーを乗せ、さらに段ボールを重ねたら輪ゴムでとめます。それを電子レンジに入れて500Wで1分加熱。何度か花の状態を確認しながら、繰り返し加熱すれば朝顔の押し花の完成です。ただ、乾燥させすぎると花色があせてしまうので注意してください。
朝顔の押し花を加工してさらに楽しもう
完成した朝顔の押し花は、台紙に貼り付けてしおりやはがきにして楽しむことができます。また、ボタニカルキャンドルの材料にも最適。夏のすてきな思い出を、自分好みの方法で残してみてください。100円ショップのラミネートシートを活用すれば、アルバムの写真と一緒に飾りやすいですよ。
更新日: 2016年04月09日
初回公開日: 2016年04月09日