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珍しい花や植物27選!変わった名前や咲き姿は?

もちろん、メジャーなものを育てる楽しさはありますが、希少な観葉植物を育てて個性を際立たせるのも楽しそうですよね。そこで今回は、市場にあまり出回らない、珍しい観葉植物を15種ご紹介します。

珍しい花8選

1. ドラクラ・シミア

ランの仲間であるドラクラ・シミアは、花が猿の顔に似ていることから「モンキー・オーキッド(猿蘭)とも呼ばれています。花色はピンク、黄色、白、オレンジなど様々で、色々な雰囲気が楽しめますよ。

市販されていることはなく、植物園で見ることができるので、開花しているときは花の中まで覗き込んでみたいですね。

2. サギソウ(鷺草)

サギソウ

サギソウは、花が鳥のサギ(鷺)に似ていることから名付けられた日本原産のランの仲間です。全国で見ることができましたが、乱獲の影響で今では植物園や限られた地域でしか見ることができない貴重な存在。

気温の管理がむずかしく、枯らしてしまうことも多いので、購入したら大切に育てていきたいですね。

3. サンカヨウ(山荷葉)

白い花と緑の大きな葉っぱのコントラストが美しいサンカヨウ。水に濡れるとガラス細工のように透明な花びらになる珍しい植物です。どうしてこのような姿になるのか、その仕組みはまだわかっていません。和歌山県や岐阜県の県立自然公園などで見ることができます。

4. ハナイカダ

ハナイカダ3

ハナイカダは、全国の山中に生息する植物の1種です。直径4~5mmほどの緑色の花が、葉っぱの中心に咲く珍しい植物です。

花自体は小さく目立ちませんが、見つけたときはそのユニークさに思わず目を奪われてしまいますよ。「ヨメノナミダ(嫁の涙)」という別名からも、しとやかさが感じられます。

5. 皇帝ダリア(木立ダリア)

皇帝ダリア

皇帝ダリアは、夏~秋にかけて色鮮やかな花を咲かせるダリアの大型品種です。ダリアはブーケに利用されることがある一方、庭木として人気が高く、茎が木のように変化して大きく育つのが皇帝ダリアです。

11~12月の花が少なくなる時期に淡いピンクのきれいな花が空に向かうように咲きます。

6. トケイソウ(時計草/パッションフラワー)

トケイソウ

花の中心から突き出ている3本の雄しべがと時計の針に似ていることから名付けられたトケイソウ。熱帯を原産とするツル性の植物で、最近はその珍しい姿から緑のカーテンに取り入れている方もいるんですよ。

繊細な見た目に反してよく育つので、新芽が生えてきたらツルが絡まないよう誘引してあげてください。

7. タイツリソウ(ケマンソウ)

タイツリソウ ケマンソウ

タイツリソウは、花が茎から吊り下がっている姿が珍しい山野草です。ハート型の花がかわいらしく、多年草で毎年花を咲かせることから、最近は庭先に植えられることも増えてきました。

ただし、全草に毒があるので、ペットや小さな子供が近づかないよう植える場所は慎重に選びたいですね。

8. カタクリ(片栗)

カタクリ

片栗粉の原料として知られるカタクリ。古くから春の花として親しまれてきましたが、乱獲や土地開発の影響で今は数が減り、珍しい植物となっています。

淡い紫色の花びらが美しく、海外では「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」とも呼ばれます。今では数少ない自生地で大切に保護されているので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。

珍しい観葉植物11選

9. コウモリラン(ビカクシダ)

コウモリラン

コウモリランは、独特の大きな葉っぱをつける植物です。他の植物や岩にくっついて生長する着生植物なので、板に着生させて壁面に飾ったり、ワイヤーでハンギングプラントとして吊り下げたりと、個性あふれる観葉植物として人気があります。

10. シャボチカ

ジャボチカバ

シャボチカは、幹に直接実がつく姿が珍しい果樹です。そのユニークな見た目に尻込みをしてしまいそうですが、原産地のブラジルでは「ブラジリアン・グレープ」の別名でポピュラーな果物として親しまれています。

日当たりのよい場所で育てれば、鉢植えでもたくさんの実を収穫して楽しめますよ。

11. オーガスタ(ニコライ)

鳥のような花を咲かせることから「極楽鳥花」とも呼ばれるストレリチアの仲間で、白い花が美しい品種です。そもそもストレリチア自体珍しい観葉植物で、オーガスタとなるとさらに希少価値が高くなっています。

株が充実しないと花を咲かせないので、長く育てる楽しみもありますよ。白い花は、「天国の白い花」と呼ばれるほどの美しさです。

12. ユッカ・アロイフォリア

ユッカ・アロイフォリアは、アロエのような葉をしていることから名前がついたといわれている珍しい観葉植物です。通常のユッカと比べて葉先が細く尖っているのが特徴。

その希少性からファンが多く、見つけたらぜひ手に取りたい観葉植物の1つ。原産地では昼夜の温度差が激しい乾燥地帯に自生しているため、庭でも育つ丈夫さが魅力です。

13. ユッカ・ロストラータ

青みがかった葉っぱを放射状に広げる、美しい姿のユッカ・ロストラータ。砂漠地帯に生息するため、乾燥に強く、氷点下の寒さにも耐えられることから、初心者でも安心して育てられますよ。

ただ、土の問題からなかなか輸入許可がおりないため、日本で見かけることは少ないです。

14. ブラジルヒメヤシ

ブラジルヒメヤシは巨木のイメージが強いヤシの仲間ですが、樹高が2mまでしか生長しない小さな品種です。

流通量が少なく希少価値は高いので、広いホテルのエントランスなどで時折見かける程度。ふわりと横に広がる葉っぱが、南国気分を味わわせてくれそうですね。

15. モンキーパズルツリー

モンキーパズルツリー

直訳すると「猿が困る木」というモンキーパズルツリーは、触ると痛いギザギザの枝や葉が特徴です。常緑樹でビルの高さと同じくらいの巨木に育つそうですよ。

高野槇、ヒマラヤ杉と並んで世界三大美樹の一つとされ魅了されるファンもたくさん。ただ、絶滅危惧種に指定されるほど希少性が高いので、めったに見ることはできません。

16. ボトルツリー(ブラキキトン)

ボトルツリーは、2mほどに生長するアオギリ科の常緑樹です。幹の株元がぷっくりと瓶のように膨れ上がっていることから名付けられました。幼木のときはひょろりとスレンダーな見た目で、年々太くなっていく姿を観察する楽しみがありますよ。

丈夫で育てやすいのですが、最近人気が出てきたのでまだまだ見かける機会は少ないです。

17. フィカス・シャングリラ

フィカス・シャングリラはつる性のガジュマルと呼ばれる植物です。木立性のガジュマルに比べて、ツルを伸ばして生長する珍しい品種です。小さな葉っぱがかわいらしく、大きくなるとビー玉くらいの小さな花を咲かせます。

ガジュマル同様に育てやすく、ハンギングバスケットに植え付けると葉っぱの美しさを堪能できます。

18. ポトス・エンジョイ

ポトス エンジョイ

ポトスは、初心者でも育てやすい観葉植物として知られていますよね。そんなポトスの珍しい品種がポトス・エンジョイです。葉っぱに入る白い斑が鮮やかで白い鉢に植えればお部屋が一気に明るくなります。

丈夫な性質ではありますが、葉っぱが日に焼けやすいので、直射日光の当たらない場所においてあげてくださいね。

19. コルジリネ・レッドスター(コルジリネ・アウストラリス)

コルジリネ

緑の葉っぱを放射状にたっぷりと広げるコルジリネの中で、葉色が赤い品種です。落ち着いた葉色からファンは多いのですが、生産者も生産量も少ないので希少価値は高め。寒さに特に強く、雪の積もらない場所なら地植えも楽しめますよ。

珍しい多肉植物8選

20. ホヤ・リネアリス

ツルが長く伸びる樹形がユニークな多肉植物で、流通量が少ない貴重な植物とされています。長さが1m以上にもなることから、棚や階段の上から吊り下げると魅力を引き出すことができますよ。また、カーテン越しに飾れば、陽の光を浴びて花や葉っぱがキラキラ輝いてくれます。

21. マミラリア・グラシリス(明日香姫)

別名「アリゾナ・スノーキャップ」とも呼ばれるサボテンの仲間で、白いトゲが雪をかぶったような愛らしさ。マミラリアとは、「イボ」の意味で、ポコポコと小さな子株がかわいらしいですよ。トゲに触っても痛くなく、春には黄色い花を咲かせることがあります。

22. ユーフォルビア 峨眉山

ユーフォルビア峨眉山は、パイナップルのような小さな株がユニークな多肉植物です。夏に先端部分から細い緑の葉が生える姿は、かわいらしいですよ。

ただ、最近は生産者が少ないことと、ワシントン条約によって国際取引が規制されていることから、市場にあまり流通しない珍しい観葉植物となりました。

23. マザーリーフ(ハカラメ/セイロンベンケイ)

マザーリーフは葉っぱを栽培して楽しむユニークな観葉植物です。1枚水に浮かべると、そこから新しい芽と根が生えてどんどん大きくなっていきます。カランコエの仲間で、室内で植物を育ててみたいというビギナーの方でも安心の強さ。日に日に芽を生やす姿からは、生命の神秘が感じられるかもしれませんね。

24. コノフィツム・ブルゲリ

ころんとスライムのような姿が愛らしいコノフィツム・ブルゲリ。人気の多肉植物コノフィツムの1種で、大きくするのはほんとうに大変だといわれています。そのため、生産者も少なく、市場に出回ることはほとんどありません。また、高価なことも手が出しづらい理由となっています。

25. 黒牡丹

黒牡丹 クロボタン

黒牡丹とは、ロゼッタ状に葉っぱを広げるサボテンの仲間です。トゲがないのでやわらかい雰囲気があり、寒さにも暑さにも強いことから育てやすいと人気。ただ、1年に数mmしか生長しないほど生長がゆっくりなので、流通量が少ない珍しいサボテンとなっています。

26. 月下美人

ゲッカビジン クジャクサボテン

月下美人は、月明かりの下で白い花を咲かせるサボテンの仲間です。20時頃に花を咲かせ、翌朝には枯れてしまうことから、花が見られること自体とても珍しく、管理が大変なことでも知られています。一度花が咲くと、あたり一帯が甘い香りに包まれますよ。

27. 斑入りグリーンネックレス

ハンギング仕立てにして楽しまれることの多い多肉植物、グリーンネックレス。つぶつぶの葉っぱが細い茎に連なる様子がユニークですよね。全身緑のものが多いですが、中には白い斑の入った珍しい品種もあります。

白い模様が入ることで、雰囲気がやわらかくなり、インテリアにも取り入れやすくなりますよ。

珍しい花や植物植物は見つけたときが買いどき

今回ご紹介した観葉植物は、生産者が少ないなど希少性が高く珍しいものばかりです。そのため、インターネットや店頭で見かけたときは、ご縁があるのかもしれません。そんなすてきな出会いを求めて、珍しい観葉植物を探してみるのも楽しいですよね。

更新日: 2021年09月27日

初回公開日: 2015年07月05日

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