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グリーンネックレスの増やし方|挿し木・水栽培・水挿しの方法は?

グリーンネックレスは、豆粒のような丸い葉っぱが特徴の多肉植物です。鉢に飾るだけでなく、ハンギングバスケットから葉っぱを吊るしたり、アレンジメントに使ったりと活用の幅が広いことが魅力です。株を増やして、色んな飾り方を楽しみましょう。今回は、グリーンネックレスの増やし方について、挿し木や水挿しの方法をご紹介します。

グリーンネックレスの増やし方のコツは?

グリーンネックレス

グリーンネックレスは、南アフリカの乾燥地帯に自生している多肉植物です。もともと、水が少ない環境で生き延びる力は強いのですが、過湿は苦手…。ただ、干からびた状態から復活する力は強く、その性質は、増やし方のポイントになりますよ。

グリーンネックレスの増やし方は?挿し木や水挿しの時期は?

グリーンネックレス ミドリノスズ 花 蕾

4~7月、または9~10月が適期で、挿し木や水挿しによって数を増やすことができます。生育期は、株を分けても発根しやすく、根付きがよくなります。初めて株を増やす方は、失敗の少ない4~7月がおすすめです。

それでは、挿し木と水挿しに分けて、ご説明していきます。

グリーンネックレスの挿し木での増やし方

挿し木のポイントは、土と水やりの2点です。挿し木の切り口から雑菌が入りやすいため、無肥料・無菌の赤玉土(小粒)やバーミキュライトを混ぜた土がおすすめです。または、水はけがよい川砂を混ぜても。

多肉植物の中では水を好む方ですが、土に水分が多すぎると茎や根が腐ってしまいます。土の表面が白っぽく乾いてから水やりをします。霧吹きを使うと、まんべんなく水やりができて便利ですよ。

方法

1. 茎を先端から15~20cm、10粒以上の葉をつけてカットし、土の上に並べる
2. 葉が半分隠れる程度に土を軽くかける
3. たっぷりの水を与える
4. 1~2ヵ月後、発根して鉢が小さいようであれば、一回り大きい鉢に植え替える

グリーンネックレスの水挿しでの増やし方

水挿しは、土がないので、水を清潔に保つのがポイント。切り口が常に水に浸かった状態なので、水が汚れていると根腐れを起こします。ハイドロカルチャー用の根腐れ防止剤を適量入れ、毎日水を入れ替えるようにしましょう。

水質をチェックしやすいよう、容器はガラス製のものがおすすめです。また、しわしわになったグリーンネックレスも同様の方法で復活させることができます。

方法

1. 茎を先端から15~20cm、10粒以上の葉をつけてカットする
2. コップや小瓶に水をはり、茎の半分が水に浸かるようにする
3. 2週間ほどで発根し、十分に根が伸びたら鉢に植え替える

※葉が水に浸かっても大丈夫です。

グリーンネックレスは水栽培での増やし方に向かない?

グリーンネックレスは、あまり水栽培に向いていません。本来、多肉植物は過湿に弱いので、「水挿しで一時的に発根するまで」にしておくのが、多肉植物を育てる基本。

ただ、グリーンネックレスは多肉植物の中でも、比較的、過湿には強いほう。水栽培に慣れている方であれば、ハイドロカルチャーで育てられます。剪定などで茎が余ったときに、チャレンジしてみるといいかもしれませんね。

グリーンネックレスの増やし方は手軽で簡単

グリーンネックレス ミドリノスズ

グリーンネックレスは発根しやすいので、挿し木、水挿しのどちらでも成功する確率は高いです。特に水挿しは、土を買い足す必要もなく、水の入れ替えだけで簡単です。初めて増やす方は、茎を切るだけでもドキドキすると思いますが、ぜひチャレンジしてみてください。

更新日: 2022年09月01日

初回公開日: 2015年09月02日

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