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メロンの栽培。育て方のポイントや種まき、苗植え、収穫の時期は?

メロンは、とろけるような口当たりと甘い香りが世代を問わずに愛される、高級フルーツの代表的存在です。

今回は、そんなメロンの栽培について、育て方のポイントや種まき、苗植え、収穫の時期などについてご紹介していきます。

メロンの育て方のポイントは?栽培方法は簡単?

種まきや苗植えは気温が十分高くなってから行い、株の周りの気温をあたたかく保つことが大切です。メロンは、生育適温が25~30度と高め。

特に夜間の気温が18度以下にならないよう、ホットキャップなど保温対策をしてください。また、人工受粉することで結実する確率を高めることができます。

自宅で栽培するときは手間がかかってちょっと大変かもしれませんが、大きな果実を収穫できたときの喜びはひとしお。

また、病害虫の心配が少なく、初心者でも鉢やプランターでの栽培にチャレンジできますよ。

メロンの育て方!種まきの時期と方法は?

3~4月中旬にメロンの種を苗へと育てはじめます。畑に直接種をまいて育てることもできますが、余計な苗を作らずに済むので家庭菜園の場合は以下の方法が効率的です。

  1. 3号(直径9cm)の育苗ポットに赤玉土(小粒)など種まき用の土を入れる
  2. 指で育苗ポットの中心へ2ヶ所浅いくぼみを作り、中へ種を1粒ずつまく
  3. 軽く土を被せ、手のひらで表面を抑える
  4. たっぷりと水やりをする
  5. 土が乾かないよう水やりをして管理する
  6. 発芽し、本葉が1~2枚生えたら生育の悪い方の株をハサミで株元から切り取る
  7. 土が乾いたら水やりをしながら日向で引き続き管理する
  8. 本葉が4~5枚になったら、鉢、地面、プランターに植え付けていく

メロンの育て方!苗植えの時期と方法は?

メロン 苗

メロンの苗植えは、4月中旬~5月上旬が植え付けの適期です。市販の苗を購入するときは、葉っぱの緑色が濃く、茎が細くて節間が詰まったものがよいですよ。

鉢・プランター

10号で深さが30cm以上ある深型の鉢に1株、幅60cmの大型プランターに1~2株が植え付けの目安です。

つるを上に伸ばす立体栽培ができるので、あんどん支柱を鉢の周りに立てたり、1mくらいの支柱にネットをはったりしてつるを誘引していきましょう。

緑のカーテンとして育てるのもすてきですね。

土は、赤玉土(小粒)7:腐葉土2:バーミキュライト1の割合で混ぜた土に大さじ1杯の緩効性化成肥料を加えたものか、市販の野菜用培養土を利用します。

  1. 容器の底に鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れる
  2. 容器の縁から下2~3cmのところまで土を入れる
  3. スコップで苗がすっぽりおさまるくらいの植え穴を掘る
  4. 根に付いた土は崩さないよう苗を植え付ける
  5. 株の周りに土を足し、安定させる
  6. しっかりと水やりをして土と株を密着させる

地植え

植え付ける2週間前に苦土石灰コップ1杯(100g)を1㎡あたりに混ぜておきます。

そして、1週間前に1㎡あたり1袋(2kg)の堆肥と、コップ1杯分の化成肥料を混ぜあわせてから、幅70~100cm、高さ10cmの畝を作ります。

雑草を防ぐために、土の表面には黒マルチやワラを敷いておくと、乾燥対策としても役立ちます。また、夜間はホットキャップなどをして苗の保温に努めてください。

果皮に網目が入るネット種は、風雨にさらされると病気が増えるので、半円状の支柱を利用したトンネル栽培もおすすめです。

メロンの土作り、水やり、肥料の与え方は?

水やり

地植えは、1つ目の果実が結実したのを確認するまでは、降雨のみで過ごします。その後は、1日朝晩の2回、たっぷりと水やりをしていきます。

鉢植えは、土の表面が乾いたら水を与えますが、実に付いている葉っぱが枯れはじめた頃から水を控えると甘みが増しますよ。

肥料

植え付けるときに適量の肥料を施した後は、実が付いた後と、実が大きくなりはじめたときの2回、株元に大さじ1杯(10g)の緩効性化成肥料をばらまいて、実を大きく充実させていきます。

肥料がかならず必要というわけではなく、株の生長に合せて施していくことが大切です。

メロンの剪定!摘心の時期と方法は?

メロンは、本葉が5~6枚になった6月と、子づる・孫づるがたくさん伸びる7月上旬の2回、つるを整理していきます。

6月の剪定のときは、株の頂点を摘み取る摘心行って草丈を制限し、子づると孫づるの発生を促しましょう。

すでに子づるが生えているなら、勢いのよいものを2~3本ほど残して、他は摘み取ってください。

7月になったら、本葉が20~25枚付けて子づるの先端を摘心します。

そして、それぞれの子づるの4節目までに生えている孫づるは摘み取り、その先の雌花は残しておきます。このとき、畝から直角につるが伸びるよう誘引するとよいですよ。

メロンの栽培で注意する病気や害虫は?

メロンの根は浅く横に広がるため、果菜類の中でも特に多くの酸素を必要とします。

雨ざらしの場所で水はけが悪いと、土に水が溜まって根が呼吸できず、収穫目前で枯れてしまう「急性萎凋(いちょう)症」を発病することがあります。

メロンの栽培ではこうした湿気による被害を受けやすいので、植え付け時に双葉が土に隠れないくらいの浅植えにして、栽培中は水の与えすぎに注意しましょう。

メロンの人工受粉の時期と方法は?

メロン 花

メロンの花が6月中旬~下旬に咲いたら、順次人工受粉をして実付きをよくしていきます。

花の付け根が膨らんでいるものが雌花、そうでないものが雄花です。雄花をつるから摘み取り、花びらを取り除いたら雄しべの先を雌花の柱頭へこすりつけていきましょう。

メロンの収穫の時期と方法は?

メロンは、ノーネット種なら交配後45~50日、ネット種なら53~55日程度で収穫できるほどに生長します。

ただし、結実した全ての実を大きくしてしまうと、株の栄養が足りなくなって実の味も落ちてしまいます。

実はこぶし大くらいに大きくなったら、1本の子づるに1~2個になるよう余分な実は摘み取っていきましょう。

そうして生長させた果実は、完熟するとヘタの周りにリング状の亀裂が入り、マクワウリなどは果実に向かって伸びたつるに細かいヒビ割れが入ります。

ネット種は、果実周辺の葉っぱが黄~褐色に枯れはじめ、ヘタ付近のネットが盛り上がってきたら収穫の適期です。

ただ、メロンは収穫のタイミングを見極めにくいので、交配を行った日を記録しておき、1~2個試し取りをして味を確かめてから収穫した方が確実においしい果実を食べられます。

メロン栽培のコツ!糖度を高めるなら肥料は控えめに

メロンはたくさんの肥料を与えてしまうと、茎や葉っぱばかりが伸びて病害虫が増え、果実も生長しにくくなり、結果的に糖度が低くなります。

肥料を控えめにする代わりに、完熟堆肥や腐葉土などをたっぷりと植え付ける土に混ぜ込んで、病原菌や害虫の発生しにくい健康的な土を作りましょう。

コンパニオンプランツとしてネギを一緒に植えると、有害な土壌菌を減らしてメロンの生育を助けてくれますよ。

初回公開日: 2016年05月12日