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タイツリソウ(ケマンソウ)とは?花言葉や育て方は?

ハート型のかわいらしい花が茎から吊り下がって咲くタイツリソウ。かわいらしい見た目をしていますが、丈夫で育てやすく、ガーデニング初心者でも栽培が簡単だと人気です。今回は、そんなタイツリソウとはどんな植物なのか、花言葉や育て方を交えてご紹介します。

タイツリソウ(ケマンソウ)の花言葉とは?

『従順』『あなたに従います』『恋心』『冷め始めた恋』『失恋』

タイツリソウの花はハートの形をしていることから、「心」に関係する花言葉が多く付けられています。

タイツリソウ(ケマンソウ)の学名・原産国・英語

学名
Dicentra spectabilis
Lemprocapnos spectabilis
科・属名
ケマンソウ科・コマクサ属
英名
Bleeding heart
原産地
中国、朝鮮半島
開花期
4~6月
花の色
ピンク、白、赤
別名
華鬘草(ケマンソウ)
鯛釣り草(タイツリソウ)
フジボタン
ケマンボタン
ヨウラクボタン

タイツリソウ(ケマンソウ)とは?どんな花を咲かせる?

タイツリソウは、ケマンソウ科・コマクサ科に分類される多年草です。素朴な姿と、かわいらしくもユニークな花を持つ山野草として、近年人気が出てきています。花が枝にぶら下がった姿が鯛に似ていることから「鯛釣り草」と名付けられました。また、花が寺院のお堂を飾る「華鬘(けまん」)」という仏具に似ていることから「華鬘草(ケマンソウ)」とも呼ばれます。

草丈は30~60cmほどに生長し、3つの小さな葉に分かれたような1枚の葉っぱを互い違いに生やします。タイツリソウの特徴は、独特の変わった形の花です。春になると、茎の先端や上部の枝に長い花茎を弓状に伸ばし、そこへ10数輪のハート型の花を付けます。多年草で、休眠期に入ると茎葉は枯れてなくなってしまいますが、根は生きているので翌年になるとまた芽吹きます。見た目はかわいらしいですが、全草に毒性があるので注意してください。

タイツリソウ(ケマンソウ)の育て方のポイントは?

直射日光の当たらない場所に植え付ければ、土質を選ばず元気に育ちます。日陰でも花を咲かせる耐陰性があるので、シェードガーデンへの植え付けにも向いていますよ。

タイツリソウ(ケマンソウ)の苗植えの時期と方法は?

タイツリソウは、裸根と呼ばれるごぼうのような太い根が販売されており、これを鉢や地面に植え付けていきます。植え付ける適期は、2~4月か10~11月です。

根が深く伸びるため、鉢植えにするときは底の深い鉢に植え付けましょう。土は、市販の草花用培養土か、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜあわせたものを使います。その後は、生育の具合を見ながら2~3年に1回、2~4月か10~11月に植え替えをして根詰まりを防ぎます。植え替えは、株分けを兼ねると数も増やせますよ。

地植えは、直射日光の当たらない日陰~半日陰を選んで植えていきます。株同士の間隔は、25~30cmほど空けるようにするとよいです。水はけが気になるようなら、植え穴を掘った土に腐葉土をたっぷり混ぜてから埋め戻すとよいですよ。

タイツリソウ(ケマンソウ)の水やり、肥料の与え方

水やり

やや湿り気のある環境を好みます。鉢植えは、土の表面が乾く前に水をたっぷりと与えます。夏から冬は休眠していて地上部はありませんが、根は生きているので水やりはかかさないようにしてください。地植えは、雨が降らない日が続き、地面が乾燥しているようなら水やりをするくらいで十分です。

肥料

植え付ける前に、元肥として緩効性化成肥料か牛糞堆肥を土の中に混ぜ込んでおきます。そして、生育初期の3月~4月と花が終わった後の7月に、骨粉入りの固形油かすか薄めた液体肥料を与えます。

タイツリソウ(ケマンソウ)の剪定の時期と方法は?

咲き終わったタイツリソウの花をそのままにしておくと、病気や害虫を招く原因となります。花が咲き終わったら、茎の根本から切り取ってしまいましょう。あまり長い間そのままにしておくと、栄養も奪われて株が弱ってしまいます。

タイツリソウ(ケマンソウ)の増やし方!株分けの時期と方法は?

3~4月か10~11月がタイツリソウの株分けの適期です。鉢植えは、植え替えと同時に行うと株を効率的に増やすことができます。

土から株を取り出したら、それぞれに3~4つ芽が付くよう、ナイフで根を切り分けていきます。自然に分かれているところがあれば、そこで分けていきましょう。そして切り口に癒合剤や殺菌剤をまいてから、それぞれ植え付けていきます。

タイツリソウ(ケマンソウ)は栽培の簡単な山野草

タイツリソウは、病気や害虫の被害にあいづらい、栽培の簡単な山野草です。特にこれといってむずかしい園芸作業が必要ないこともガーデニング初心者にはうれしいポイント。人気が出てきたことから、ピンクだけでなく白や黄色など違った色合いの品種も流通するようになりました。山野草の栽培にチャレンジするなら、まずタイツリソウからはじめてみるのもよいですね。

初回公開日: 2016年05月07日