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オカワカメ(ぬるっぱ)の栽培!育て方のポイントや苗植えの方法は?

栄養満点の沖縄野菜として知られるオカワカメ。茹でて刻むとぬめりが出て、サラダや和えものにしてよく食べられています。丈夫で育ちやすく、暑さに強いので家庭菜園を始めたばかりの方でも栽培が可能です。今回は、そんなオカワカメの栽培について、育て方のポイントや苗植えの方法などをご紹介します。

オカワカメ(ぬるっぱ)とは?どんな野菜?

オカワカメとは、ツルムラサキ科・アカザカズラ属に分類されるツル性の多年草です。ツルをどんどん伸ばして生長し、たくさんの葉っぱを茂らせることから、緑のカーテンとしても利用されます。野菜として食べるのは、スペード型の葉っぱです。葉っぱは厚みがあり、ゴムのような弾力があります。茹でた葉っぱは、ワカメのような食感とヌメリがありサラダなどに利用されます。このワカメのようなヌメリに由来して「オカワカメ」と名付けられました。

オカワカメ(ぬるっぱ)の図鑑!学名・原産国・英語

学名
Anredera cordifolia
科・属名
ツルムラサキ科・アカザカズラ属
英名
Madeira vine
原産地
南アメリカ
開花期
6~10月
別名
ぬるっぱ

藜蔓(アカザカズラ)
丘若芽(オカワカメ)
マデイラ蔓(マデイラカズラ)
雲南百薬(ウンナンヒャクヤク)

オカワカメ(ぬるっぱ)の栄養や効果・効能は?

オカワカメは、葉酸やビタミンAのほか、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルをたっぷりと含んだ栄養満点の野菜です。「雲南百薬(ウンナンヒャクヤク)」という別名は、栄養価が高いことに由来して付けられました。特に普段の食事から摂取しづらい亜鉛はニラの2.5倍、マグネシウムはレタスの8倍と、ミネラル分が多いことが特徴となっています。

オカワカメ(ぬるっぱ)の育て方のポイントは?

わき芽が増えるよう摘心をしながら、ツルを誘引して育てていくことがオカワカメを育てるポイントです。植えるとまっすぐ上に伸びるだけなので、緑のカーテンにしたいなら、定期的に摘心をして、収穫のときに葉っぱとつるを一緒に剪定するようにしましょう。横にも広がってきれいに生長してくれますよ。

オカワカメ(ぬるっぱ)の苗植えの時期と方法は?

5月上旬~下旬が苗植えの適期になります。縦によく伸びるので、株同士の間隔は15~20cm空ければ十分。

まずは土作り

水はけと通気性のよい土を好みます。鉢やプランター植えなら、市販の野菜用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土がおすすめです。

苗を鉢やプランターに植える

10号鉢に1株、60cm幅プランターに2~3株が植える目安です。容器の8割くらい土を入れたら、苗がすっぽりと収まる大きさの穴をスコップで堀り、苗を植えていきます。たっぷりと水やりをして、土と苗の根がなじんだら植え付け完了です。

※地植えにするなら、日当たりのよい場所を選んで、植える2週間前から土作りをすませておきます。1㎡あたり100~150g(コップ1杯くらい)の苦土石灰を混ぜ込んでよく耕しておきます。1週間たったら牛糞堆肥を1㎡あたり2kgくらい混ぜあわせます。1週間寝かせた後、株同士の間隔が15cm以上空くように穴を掘って苗を植えます。

オカワカメ(ぬるっぱ)の水やりと追加の肥料を与えるタイミングは?

水やり ジョウロ

水やりのタイミングは?

オカワカメは、乾燥にもよく耐える丈夫な植物です。地植えは、葉っぱがしおれてきたときだけ水やりをし、普段は放っておいてもかまいません。鉢植えは、土の表面が乾いたら水やりをしていきます。

追加で肥料はいるの?

苗植えのときに、野菜に使える粒状の化成肥料を土に混ぜておきます。その後は、5~9月の間月1回のペースで化成肥料を土にばらまき、株元へ寄せておくとよく生長します。

オカワカメ(ぬるっぱ)の摘心や支柱立ての時期と方法は?

オカワカメは、放っておくと上にばかり伸びていきます。緑のカーテンなど横に伸びてほしいときは、摘心をしてわき芽を増やしていきます。わき芽が増えると生える葉っぱも多くなり、収穫量も増えますよ。また、わき芽が生えやすいよう、ネットにツルを誘引していきます。

  1. 苗を植えたときに支柱を立て、10cm角以下の目が細かいネットを張る
  2. 7~10月の間、伸びてきたツルの先端を1~2週間に1回摘み取る
  3. 伸びてきたツルはネットにバランスよく誘引する
  4. 葉っぱを収穫するときに、付け根のツルから切り落とすようにする

オカワカメ(ぬるっぱ)の増やし方!ムカゴや挿し芽の時期と方法は?

オカワカメはムカゴか挿し芽で数を増やすことができます。ムカゴは葉っぱが枯れ落ちたタイミングで、ツルに生えているものを採取し、翌年の5月まで冷暗所で保管して再び植えていけば元気に育ちます。

ムカゴ

5月上旬~中旬に育苗ポットに植えて苗を育てると、家庭菜園など限られたスペースでの栽培では効率的ですよ。

  1. 育苗ポットに花と野菜用の培養土を8割ほど入れる
  2. 目が出ているところを上向きにしてムカゴを地中に埋める
  3. たっぷりと水やりをする
  4. 土が乾いたら水やりをする
  5. 本葉が3~5枚ほど生えたら鉢やプランター、地面に植え替える
  6. 苗植えと同じ

挿し芽

摘心をしたツルを利用して数を増やしていきます。先端から5~6cmほどの長さに切ったツルを、水や湿らせた培養土を入れた育苗ポットに挿しておくだけで、簡単に根が出てきますよ。十分に根が生えたら、鉢やプランター、地面へ苗植えの要領で植えていきます。

オカワカメ(ぬるっぱ)の収穫の時期と方法は?

7月頃から、茂っている葉っぱを順次収穫して味わうことができます。花が咲きはじめる9月中旬頃まで、手のひら大の葉っぱを切りとっていきましょう。花が咲いたら生長が止まるので、収穫もおしまいです。

オカワカメ(ぬるっぱ)の栽培で注意する病気や害虫は?

虫除け 水やり 防虫 葉水 霧吹き スプレー

病害虫の心配がほとんどないことも、オカワカメが栽培しやすい理由の1つです。ただ、まれにアブラムシが発生することがあります。見つけたら、ベニカマイルドスプレーなど野菜に使える農薬をまいて駆除していきます。

オカワカメは栽培しやすい野菜

オカワカメは、適度に摘心さえしておけば、どんどんツルを伸ばして生長する丈夫な野菜です。地植えなら、地上部が枯れても翌年また新芽を生やして育てることもできます。収穫期が2ヶ月と長く楽しめるので、独特のぬめりや風味を活かした色々なレシピにチャレンジしてみたいですね。

初回公開日: 2016年07月30日