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セージの花言葉|花の色や開花時期、葉の効果は?

セージは、ハーブの1つとして庭で育てられることが多い植物です。花には強い香りがあり、葉は肉の臭み消しに利用されます。また、殺菌作用が強いことでも広く知られています。今回は、そんなセージの花言葉や効能、種類についてまとめました。

セージの花言葉は?

『尊敬』『知恵』『幸せな家庭』『家族愛』

● 赤色:燃える思い
● 青色:尊敬、知恵

英語で賢人を意味する「sage」と同じ綴りであることから、『尊敬』『知恵』という花言葉がつけられました。「燃える思い」は、赤色の情熱的な色合いにちなんでいるとされています。

セージの学名・原産国・英語は?

学名
Salvia officinalis
科・属名
シソ科・サルビア属
※アキギリ属
英名
Sage
Garden sage
Common sage
原産地
地中海沿岸
開花期
5~7月
花の色
白、赤、紫、青、銀、金、黒など
別名
薬用サルビア(ヤクヨウサルビア)
サルビア

セージとはどんな植物?名前の由来は?

セージ 葉 効能

セージは、サルビアの仲間です。別名、薬用サルビアとも呼ばれ、食用や薬用のハーブを「セージ」、鑑賞する花を咲かせるのが「サルビア」と区別します。古代ギリシア・ローマの時代から薬草や香辛料として活用され、日本には江戸時代に渡来しました。

草丈40~100cmに生長し、5~7月に白や紫の花を茎の先端にいくつも咲かせます。楕円形の葉からは、さわやかな香りがします。

ラテン語で健康を意味する「salvus」が語源で、フランスで「sauge」、イギリスで「sage」へと変化したとされています。属名のofficinalisも、「薬用になる」という意味です。

セージの効能・効果は?セージ色ってなに?

「長生きしたいものは5月にセージを食べよ」というイギリスの古い格言があるように、長寿のハーブとして古代ギリシア・ローマの時代から薬用に用いられてきました。葉には殺菌、消化促進、強壮、解熱作用があるとされ、香りには不安を取り除く働きがあります。また、うがい薬に使うと、喉の炎症や歯肉炎に効果があることから、歯磨き粉のなかった時代は、歯にこすっていたという記録が残されています。

薬草としての効能のほか、強い香りで苦味のある葉は、スパイスとしても利用されます。豚肉の臭み消しや煮込み料理の味付けによく使われています。実は、ソーセージ(sausage)は、セージが語源となっています。

セージ色

セージの葉の色に似ている、灰緑色をセージ色と呼ぶことがあります。ただ、正式な色の名前ではないこと、セージの葉色にライムグリーンやカーキ色など様々なので、その他の色をセージ色と呼ぶことがあります。

セージの種類や品種は?

メドーセージ

ゴールドセージ

葉に鮮やかな黄色の斑が入る品種です。通常のセージよりも香りが少し弱く、料理や園芸に広く使われます。

トリカラーセージ

葉の濃緑色に白と赤の3色が混じった模様が入ることから、別名「トリコロールセージ」とも呼ばれます。やわらかな香りを放ち、草丈も40~50cmと大きく茂らないため、寄せ植えにおすすめです。

パープルセージ

紫がかった葉をつける品種で、新芽は赤みがかった紫色をしています。耐寒性が強く、庭木として一年中楽しめます。

クラリーセージ

楕円形でギザギザした葉をつける品種です。草丈が1~1.5mほどに生長し、精油は疲れ目を癒やす効果があるとされています。

チェリーセージ

アメリカ南部からメキシコにかけて分布する品種で、草丈が50~150cmほどに生長します。鮮やかな赤色の花をつけることが名前の由来です。葉は甘いフルーツのような香りがし、ハーブティーやポプリに利用されます。

メドーセージ

メドーセージは、日本国内の流通名称ですが、正式には「サルビア・ガラニチカ」と呼ばれ、メキシコをはじめとした南米諸国を原産地としています。観賞用のハーブとして人気がある種類です。

セージは浄化のハーブとしても使われてきた

アメジストセージ

セージは、古くからネイティブ・アメリカンの間で、神聖なハーブとして用いられてきました。彼らは、神聖な儀式の際、乾燥させたセージを煙でいぶしていたといわれています。今でもパワーストーンを浄化するために、セージの煙を使うことがあるようです。セージは薬用効果も高く、用途も様々なので、ぜひ育ててみてくださいね。

更新日: 2021年10月27日

初回公開日: 2015年09月07日

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