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チャイブとは?花の特徴や花言葉、食べ方は?

チャイブは、半日陰で育つキッチンハーブの代表です。ネギのような香りがあることから、欧米ではスープの薬味など様々な料理に利用されます。まっすぐ伸ばした茎の先に咲くポンポンのような花は、野性味があり、かわいらしいですよ。今回は、そんなチャイブとはどんな植物なのか、花言葉や料理への活用方法などをご紹介します。

チャイブの花言葉は?

チャイブ

『忠実』『素直』『柔軟性』

チャイブは日本の細ネギと同じように、欧米では様々な料理に使われるハーブです。花言葉の「忠実」「素直」「柔軟性」は、臭みの少ないやさしい風味が、どんな料理にも合うことにちなんで付けられました。

チャイブの花の色や別名は?

学名
Allium schoenoprasum
科・属名
ユリ科(ネギ科)・ネギ属
英名
Chives
原産地
北半球の温帯~寒帯
開花期
5~7月
花の色
紫、白、ピンクなど
別名
西洋浅葱(セイヨウアサツキ)
エゾネギ

チャイブとは?どんな花を咲かせる?

チャイブは、ユリ科・ネギ属に分類される多年草のハーブです。別名「エゾネギ」「西洋浅葱」と呼ばれるように、ネギやアサツキの仲間で、ニンニクやエシャロットは近縁種にあたります。

ネギのように中が空洞の葉っぱを地際から伸ばし、草丈は20~30cmほどに生長します。この葉っぱの部分を食べて楽しみます。春~夏にかけて、ポンポンを思わせる球体の花を咲かせることから、ハーブとしてだけでなく、花壇の縁取りとしても活用できますよ。

名前の由来

属名の「Allium」は、ラテン語でにおいを意味する「alere」が語源です。西洋で古くから食べられていますが、食用として最初に利用したのは中国とされ、13世紀にマルコ・ポーロが持ち帰ったことで、ヨーロッパやアジアに広がったといわれています。

チャイブの食べ方は?

チャイブは、ネギ類特有の辛み成分「硫化アリル」を含み、独特の香りと風味があります。卵やジャガイモとの相性がよく、オムレツやサラダ、スープなどに活用できます。

ヨーロッパでは古くから家庭で栽培されてきたハーブで、「チャイブなしのポテトサラダには魂がない」という人もいるそうですよ。ほかにも、ビネガーに花を漬け込んだり、刻んでバターに混ぜたりと、様々な方法で炭そヒメます。

チャイブの効能は?

チャイブに含まれる硫化アリルには、消化促進や食欲増進といった効能が期待できます。特に食前食後にハーブティーを飲むと効果が高まるとされていますよ。また、ビタミンCや鉄分を豊富に含み、貧血にも効果を発揮します。

チャイブは育てやすいハーブ

チャイブ

チャイブは、耐寒性が高く、育てやすい上に、香りも豊なハーブです。アサツキなどとよく似ていますが、球根を持たず、全体的にやや小型なことが特徴。また、冬に地上部は枯れますが、休眠はしません。そんなチャイブを、ネギのような感覚で料理に加えて、風味を楽しんでみてください。

更新日: 2022年08月24日

初回公開日: 2016年01月29日

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