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南天(ナンテン)の花言葉は?種類や見頃の季節は?どんな実がなる?

南天(ナンテン)は、日本や中国に自生し、古くから園芸植物として親しまれてきました。秋には葉が赤く染まり、冬になると赤い果実を実らせます。今回は、お正月の飾りにも利用される南天について花言葉や種類、見頃の季節、実について紹介します。

南天の花言葉

『私の愛は増すばかり』『機知に富む』『福をなす」『よい家庭』

● 赤い実:幸せ/私の愛は増すばかり/よき家庭
● 白い実:深すぎる愛/機知に富む/募る愛

南天は、白い花をつけた後に真っ赤な実をつけます。この様子が、愛情が高まっているように見えたことから「私の愛は増すばかり」という花言葉がつけられました。

南天の学名・原産国・英語

学名
Nadina domestica
科・属名
メギ科ナンテン属
英名
heavenly bamboo
nandina
原産地
中国
開花期
6~7月
11~12月に実をつける
花の色
白、黄、赤
別名
ナンテン
ナッテン
ナツデン
ナルテン
ナビテン
南天燭
南天竹

南天ってどんな花?風水にいい?

南天 花

南天は、中国や日本が原産の常緑低木で、自然界では1~3mほどにまで生長します。漢名の「南天燭」から、日本では「ナンテン」と呼ばれています。夏に咲いた白い花は徐々に赤色になり、冬になると真っ赤な果実を実らせます。

魔除けや火災よけの効果がある植物とされ、江戸時代には玄関先によく植えられていました。鬼門と呼ばれる南西の方角に置くのがよいとされています。他にも、難を転ずる→難転→なんてん、という意味合いから、お年寄りが転ぶときに寄りかかることができる木として、トイレの近くに植えられていたようです。

南天はどんな実がなる?薬効はある?

南天 実 アップ

南天は秋になると真っ赤な実をつけます。この実を煎じて飲むと「咳止め」に効果があり、「のどあめ」の原料として使われています。また、葉には殺菌・防腐の作用があり、乾燥させてお茶として飲むことでものもらいや血尿に効果があるといわれています。さらに、樹皮・根皮は胃腸病・眼病に効果的で、昔から薬用の木として重宝されてきました。

ただし、葉には有毒成分となるアルカロイドが含まれています。特に咳を鎮める作用があるドメスチンというアルカロイドは、多量に摂取すると知覚や運動神経の麻痺を引き起こす恐れがあります。医学的知識のない方が安易に扱うのは危険なので、注意してください。

南天の開花時期や見頃の季節は?

南天の開花時期は6~7月です。ただし、南天は開花した花よりも、果実や紅葉期の葉色の変化を楽しむ木なので、紅葉の見られる10月頃と果実をつける11~2月頃までが見頃です。南天の実は、生け花・切花としてお正月飾りによく用いられています。

南天の種類や品種は?

南天は、江戸時代から品種改良が行われ、100を越える園芸品種が生み出されました。現在では、「古典園芸植物」として、40種ほどが保存栽培されています。その中でも今回は、代表的な品種をいくつか紹介します。

オタフクナンテン(別名:ゴシキナンテン、オカメナンテン)

紅葉時に葉の色が黄色から赤へと徐々に変化する様子を楽しめる品種です。幅の広い丸みのある葉をつけ、株が充実しないと実をつけません。樹高が20~50cmと低いので、冬の花壇や寄せ植えに利用されます。

シロミナンテン

薄黄色の実をつける品種です。秋になっても葉が紅葉しないことも特徴です。

フジナンテン

黄色の実をつける品種で、実が熟すと薄紫色に色づきます。

キンシナンテン

樹高が低く、生長が遅い品種です。葉が糸のように細く、キンシナンテンを元にたくさんの園芸品種が作り出されています。

イカダナンテン

葉柄が組み合わさり、いかだのようになるのが特徴の品種です。

オリヅルナンテン

葉柄や葉片が折鶴のように曲がります。

ササバナンテン

白笹のように細く先の尖った短い葉が密生して、黄色い花を咲かせます。

チモトナンテン

株の根元に低い枝が茂り、その中の数本だけが通常の南天のように立ち上がる独特の生長をします。

南天の色んな種類を飾ってみよう!

南天 正月飾り

南天は、鳥に実を食べてもらいフンに紛れて種子を落としてもらうことで増えていきます。そのため、「気づいたら庭で南天が生長している」なんてこともあるようです。種類も色々なものがあるので、自然に生やすだけでなく、自分で色んな種類を揃えて違いを楽しむのもすてきですね。

初回公開日: 2015年08月22日