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ミカンの栽培!育て方のポイントや剪定の時期と方法は?

柑橘類の中で最もポピュラーなものといえば、ミカンではないでしょうか。

こたつに入って皮をむき、甘酸っぱい味わいを楽しむ時間は、冬を感じさせてくれます。

また、ビタミンCを豊富に含み、風邪やガンなど幅広い病気の予防効果が期待できます。今回はそんなミカンの栽培についてご紹介します。

ミカンの苗植えの時期と方法は?

3~4月に、ミカンの苗を鉢や地面に植え付けていきます。元々鉢植えにされているものは、そのまま次の植え替えまで育てていってもかまいません。

また、接木苗であることが多いので、植え付ける前に接いでいるところよりも上40cmあたりのところで幹を切り詰めておくと、バランスがよくなります。

鉢植え

鉢植えは、苗よりも1回り大きな鉢に、赤玉土(小粒)7~8:腐葉土2~3の割合で混ぜた土を入れて植え付けていきます。市販の果樹用培養土を使ってもよいですよ。

  1. 鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れていく
  2. 鉢の底から1/3~1/2のあたりまで土を入れる
  3. 鉢の中心に苗を置く
  4. 苗の周りに土を入れ、鉢の縁から下2~3cmくらいまで土で埋まるようにする
  5. 箸などでつついて、根と土をなじませていく
  6. たっぷりと水を与えて完了

地植え

  1. 日当たりと水はけのよい場所を選んで、深さと幅が約50cmの植え穴を掘る
  2. 掘りあげた土5:腐葉土3:赤玉土(小粒)2の割合で土を混ぜあわせる
  3. 肥料を土に加える
  4. 植え穴の深さ1/2~2/3くらいの高さまで土を戻す
  5. 苗を植え穴の中心に置き、残りの土を入れる
  6. たっぷりと水を与えて根と土をなじませる
  7. 倒れそうなら横に80cmくらいの支柱を立て、あさひもなどでやさしく結びつけて支える

ミカンの水やり、肥料の与え方は?

水やり

春~夏の実が生長する時期はたっぷりと水を与え、実が成熟する晩秋~冬にかけては乾燥気味に育てます。鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。

特に夏は、水切れに注意するとよいです。

地植えは基本的に水やりの必要はありませんが、夏の乾燥した日が続いたときは水を与えると元気になります。

肥料の与え方

植え付けるタイミングで土に化成肥料を施したら、地植えは3月、6月、9月に1回ずつ同じ緩効性肥料を株元に施していきます。鉢植えはさらに11月にも同じ肥料を与えるとよいです。

これとは別に、木の勢いが弱っているときは、速効性のある液体肥料を施すのがおすすめです。

ミカンの剪定の時期と方法は?

2月下旬~3月がミカンを剪定する時期です。4月下旬には新芽が作られるので、できるだけ3月上旬にすませておくと、実付きを心配する必要が減ります。

前年に実を付けた枝にはもう実が付かないので、1/3ほどに切り詰めます。反対に、前の年に実が付かなかった枝には花が咲いて結実する可能性があるので、できるだけ残しておきます。

このほかには、伸びすぎた枝や枯れた枝、内向きの枝などを付け根から切り落としていきます。最終的には開心自然形に仕立てるとよいです。

ミカンの植え替えの時期と方法は?

鉢植えは、生長度合いを見ながら1~2年に1回植え替えをして育てていきます。時期や手順は、植え付け時と同じです。

最終的には2mくらいまで育つので、ある程度の大きさになったら地植えに切り替えるのも1つの方法になります。

ミカンの収穫の時期と方法は?摘果は必要?

摘果

株に実が付きすぎてしまうと、株に負担がかかってしまい、味が落ちてしまいます。

そのため、まだ熟していない実を摘み取って熟す数を制限し、株の栄養がうまくめぐるようにします。7~8月頃に、まだ青い実を手やハサミを使って摘み取ります。

鉢植えなら枝に1~2個、地植えなら葉っぱ20~30枚に1個の割合で、色ツヤがよく、ほどよい大きさのものを選んで残していきます。

収穫

品種によって収穫の時期は違いますが、10月頃から実を収穫して楽しめるようになります。実全体がオレンジ色に染まったら摘み取るタイミングです。

ミカンの栽培で注意する病気や害虫は?

ミカンは病気や害虫の心配の少ない果樹ですが、エカキムシやカイガラムシ、ゴマダラカミキリムシの被害にはあいます。

特に幹から木くずが出ていたら、ゴマダラカミキリムシが木の中で卵を産みつけた証拠です。穴に針金を刺したり、ノズル式の殺虫剤を散布したりして駆除します。

ミカンの育て方のポイントは?

日当たりのよい場所で育て、摘果をして実の数を制限するのがおいしいみかんを栽培するコツです。摘果をしないと、株の栄養が分散してしまい、実が甘く熟さなくなります。

また、霜に当たると弱ってしまうので、地植えにするなら関東以南の地域がよいです。

ミカンの栽培にチャレンジしよう

ミカンは、日本を代表する果樹の1つで、古くから栽培されてきています。そのため育てやすく、果樹の中では難易度は低め。また、病気や害虫の心配が少ないのも、果樹の入門編にぴったりの理由です。

肉厚で濃い緑色をした葉っぱは常緑なので、庭のシンボルツリーと育てても楽しめますよ。

初回公開日: 2016年05月14日