月花美人の花言葉!意味や由来は?

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ゲッカビジン
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夜になると大きな花を咲かせる月花美人。濃厚な香りを放つその花は、一晩で枯れてしまうことから、「幻の花」ともいわれています。神秘的な美しさで、長年育てている人もたくさんいますよ。今回は、そんな月花美人の花言葉の意味や由来についてご紹介します。

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月花美人(ゲッカビジン)の花言葉!意味や由来は?

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『あでやかな美人』

月花美人は、サボテン科・クジャクサボテン属に分類されるサボテンの仲間です。開花期は6~11月にあたり、下向きに付いたつぼみが徐々に立ち上がっていきます。開花当日は、直径20~25cmほどの大きさの白い花を咲かせ、よい香りをあたり一面に漂わせます。この花の姿が、華やかで、女性らしい雰囲気を持っていることから、「あでやかな美人」という花言葉が付けられました。

『はかない恋』『はかない美』

クジャクサボテン属に分類される多くの種類は、2~3日の間、日中に花を咲かせます。それに対して月花美人は、夜の暗くなってから花を咲かせます。また、花の寿命は1日と短命。「はかない恋」「はかない美」とは、この花の美しさと、すぐに枯れてしまう儚さに由来しています。

月花美人(ゲッカビジン)の名前の由来は?

昭和天皇がまだ皇太子だった頃、台湾を訪れた際に、月花美人の花に目を奪われたそうです。このとき、昭和天皇に連れ立っていた田氏という駐在大使に名前を聞いたところ、田氏が「月花の美人です」と答えたことから、「月花美人」という名前が付けられました。たしかに、花の性質や姿をよく捉えている表現で、納得してしまいますよね。英語でも「A queen of a night(夜の女王)」と呼ばれているんですよ。

また、美しい花を一晩しか花を咲かせないことから、「美人薄命」という言葉は、月花美人に由来しているとする説もあります。

月花美人(ゲッカビジン)にまつわる俗説

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月花美人は、1晩しか咲かないことや、夜に咲くことから、神秘的なイメージを持たれがちです。そのため、月花美人にまつわる俗説はたくさんあります。以下にその俗説をいくつかご紹介します。

同じ日に咲く

竹や桜で有名なソメイヨシノなど、一部の植物には同じ株の挿し木や地下茎で育った株のため、同時に花を咲かせるものがあります。月花美人も日本に持ち込まれてから普及していく中で、挿し木や株分けによってクローンを作り、数を増やしたという経緯があります。そのため、全ての花が同じ時期に咲くという俗説が出回りました。

ただし実際は、株ごとに体内時計があり、栽培環境が似ていない限り、同じ日に花を咲かせる方が珍しくなっています。

1年に1回しか咲かない

神秘的な生態と、寿命が短いことと結びついて、1年に1回しか花が咲かないという俗説が広く知られています。しかし、株がしっかりと生長し、生育しやすい環境であれば、年に3~4回花を咲かせます。ただ花を咲かせるために株は消耗するので、その株の充実度合いによって開花する回数は変わります。また、一度も花が咲かないということも珍しくありません。

新月や満月の日にしか咲かない

新月や満月の夜に、華麗な花が咲く姿は、想像するだけでも美しいものですよね。ただ、月花美人は月の満ち欠けと連動して花を咲かせる習性は持っていません。

月花美人(ゲッカビジン)は花言葉からも美しさが感じられる

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月花美人は、美しさと儚さが同居する、とても神秘的な花です。その雰囲気は、花言葉や名前の由来からも感じ取ることができますよね。また、花にまつわるたくさんの俗説も、その美しさがあったからこそ付けられたものかもしれません。花は、開くときにポンッと大きな音が鳴らすそうですよ。ぜひ一度月花美人を育てて、花を自分の目でたしかめてみてください。

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