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ナギ(凪/梛/竹柏)の木の育て方

ナギの木は、神の宿る場所とされ、平安時代から厄災を払う樹木と信じられてきました。和歌山県にある速玉大社のご神木は、樹齢1,000年を超え、国の天然記念物に指定されています。生長すると25mほどの大木になりますが、良縁を招くスピリチュアルアイテムとして、近年は観葉植物として栽培されていますよ。今回は、そんなナギの木の育て方についてご紹介します。

ナギ(凪/梛/竹柏)の木の栽培のポイントは?

ナギは、日当たりのよい場所で育てることが大切です。もともと暖かい地域に自生していることから、寒さに当たると株が弱ってしまいます。中部地方より北で育てるときは、鉢植えにして冬は室内で管理しないと枯れてしまいます。

ナギ(凪/梛/竹柏)の木の苗植え!鉢植え・地植え別

挿し木 土 苗木

苗の植え付けは、4~5月が適期です。鉢植えは、苗よりも1回り大きな鉢に観葉植物用培養土か草花用培養土を入れ、植え付けていきましょう。6号鉢に1株が適当です。植え付けたら、日当たりのよい窓辺や屋外で管理してください。

地植えは、日当たりのよい場所であれば、特に土質は選びません。苗よりも1~2回り大きな植え穴を掘り、植え付けてください。掘りあげた土は、腐葉土や堆肥を混ぜて水はけをよくしてから埋め戻すとよいですよ。

ナギ(凪/梛/竹柏)の木の水やり、肥料の与え方

土作り シャベル 畑

水やり

鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。地植えは、特に水やりの必要はありません。もともと乾燥に強い樹木なので、神経質になる必要はありませんよ。

肥料の与え方

肥料は与えなくてもよく育ちます。生育が悪いときだけ、3~6月の間に液体肥料を施す程度で十分です。

ナギ(凪/梛/竹柏)の木の剪定!時期と方法は?

挿し木 増やし方 剪定 切り戻し (1)

自然と樹形が整うので、伸びすぎてしまった枝や混み合っている枝を4月に取り除く作業だけでかまいません。適期は4月です。

ナギ(凪/梛/竹柏)の木の植え替えの時期と方法は?

ナギは基本的に植え替えを嫌い、地植えにしたものを移動させると、なかなか根付きません。大きくなることを想定し、スペースが十分確保できる場所に植え付けましょう。

一方、鉢植えは根詰まりを起こしやすくなっています。1~2年に1回、4~5月に1回り大きな鉢に植え替えましょう。

ナギ(凪/梛/竹柏)の木の増やし方!種まきの時期と方法は?

運よくナギの実が手に入ったら、10~12月の間にまいて数を増やすことができます。熟した実を水洗いして種を取り出し、赤玉土(小粒)など清潔な土にまいていきましょう。1cmほど土をかぶせ、土が乾かないよう水やりをして管理すれば、翌年の春には発芽してくれますよ。

ナギ(凪/梛/竹柏)の木は栽培しやすい観葉植物

ナギ

ナギは、ご神木として昔から人々に大切にされてきた樹木です。神社などで見かけるのは、樹齢も古く大きく育った木のため、自宅での栽培はむずかしいかも…?と思われるかもしれませんね。実際は、病気や害虫の被害にあいづらく、栽培の手間がほとんどかからない優秀な観葉植物なんですよ。開運や良縁を招く効果もあるので、お部屋の緑として加えてみてはいかがでしょうか。

更新日: 2016年02月04日

初回公開日: 2016年02月04日

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