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種まきの用土、時期、方法、育て方!すじまき/点まき/ばらまきとは?

植物の代表的な繁殖方法の1つが種まきです。種まきは、安価で植物を育て始めることができ、またコツさえつかめばあらゆる植物を種から育てることができるようになりますよ。今回は、種まきについて用土、時期、方法、育て方についてご紹介します。

光を好む好光性種子と、光を嫌う嫌光性種子とは?

種まき 肥料 幼苗 たねまき

種には、日光を浴びないと発芽しない好光性種子と、日光を嫌って暗い場所でないと発芽しない嫌光性種子があります。

好光性種子なら種まきの後、土は被せず日の当たる場所で管理し、嫌光性種子は土を被せて日陰で管理します。

種まきの育て方!ポイントは土を乾かさないこと

たね たねまき 種まき 水

種まきの育て方で大切なのは、土を乾かさないことです。基本的には、発芽してから、根が十分に育つまで、土が乾燥しないように水やりを続けます。

育て方

1. 容器か庭に種をまく
2. 種に土を被せず、明るい日陰に置く(嫌光性種子なら土を被せ暗い日陰へ)
3. 土の表面が乾く前に、種が流れないように静かに水やりをする(鉢底から吸水させる、霧吹きなどもあり)
4. 発芽したら、近くの生長の遅い種を取り除く
5. 本葉が2~3枚(目安)になったらポットへ1株ずつ移し替え、苗を育てる
6. 本葉が5~6枚(目安)になったら鉢や花壇へ植え替える

種まき用土とは?何に入れる?

種まき セルトレイ アップ  たねまき

種まきに使う土は、清潔性、通気性、排水性、保水性に優れてることが大切です。よく使われる土には、バーミキュライト、ピートモス、赤玉土、ピート板、ジフィーセブン、市販の種まき用土などがあります。

容器

セルトレイ、育苗箱、育苗ポット、連結ポット、底の浅い箱などがおすすめです。基本的に、本葉が数枚育ってきたら大きな鉢か庭に植え替えるので、植え替えやすいよう1苗ずつの環境があるのが好ましいです。

バーミキュライト、ピートモス、赤玉土

種が苗まで育って大きな鉢に植え替える際、土の割合を変えることで苗の土を作ることができるので便利です。

ピート板

一度にたくさんの種を育てられ、水もちがよいので土が乾きにくいメリットがあります。

ジフィーセブン

苗まで育った後、土を崩さずそのまま地植えにできるので、根を傷つけることなく植え替えが可能です。ピート板よりも育てられる種の数は限られています。

市販の種まき用土

初心者の方におすすめな、そのまま使用可能な土です。自分で土を組み合わせて作ることができない場合など、種まきの知識がなくても育てることが可能です。

種まきの時期は?

植物の種まきの時期は、2~11月の間にまくことが多いです。苗になったときが生長期になるようその少し前の時期にまいたり、種を採取できたときにすぐまいたり、草花、野菜、花木など植物によって様々です。

ただ、種にも発芽温度があり、その温度の範囲内でないと発芽しないため、地域によって同じ種でも多少の時期の違いが生まれます。

種まきの方法!すじまき、点まき、ばらまきとは?

種まきには、すじまき、点まき、ばらまきという3つの方法があります。これは、種の大きさ、発芽率、生長速度、苗になったときの性質の違いによって適切なまき方が違うからです。

すじまき

種まき すじまき 手 たねまき

直径1〜2mm前後の種を、同じ間隔で列状にまく方法です。主柱などを使って長い列(溝)を作るのがおすすめです。発芽時に苗が各列、横に並んでいるので、間引きをする際に苗の良し悪しが見分けやすくなります。

● 春まき植物:コスモス、セイヨウオダマキ、オシロイバナ、キバナコスモス、ヒャクニチソウ
● 秋まき植物:ヒャクニチソウ、キンギョソウ、ビオラ、ポピー、カーネーション、キンセンカ、スイトピー、ストック、パンジー

点まき

点まき たねまき 種まき

土に丸い穴を等間隔で数か所空け、直径2mm以上の種を1ヶ所あたり1~3粒ずつまく方法です。種の数が少ないので、発芽直後に間引きの手間がかからず、苗同士の距離をとっているので、比較的大きくなるまで栽培が可能です。

● 春まき植物:トレニア、コスモス、アサガオ、アスター、オシロイバナ、キバナコスモス、ペチュニア
● 秋まき植物:アスター、カーネーション、ストック

ばらまき

たねまき 種まき ばらまき

直径1mm以下の種を花壇や庭一面にまく方法です。種の重なりを気にせず、できるだけ均一に適当にまきます。あらかじめ、種の10〜20倍のパーライトや川砂と種をよく混ぜておき、目の粗いふるいで土ごとまくと均一できれいにばらまきができますよ。

● 春まき植物:トケイウ、コスモス、キバナコスモス
● 秋まき植物:ペチュニア

直まき

庭や花壇へ直接、種をまく方法です。苗まで育った後に植え替えの必要がありません。ただし、直射日光、雨風などの被害を受けやすいので注意が必要です。

種まきで野菜、果物、草花、庭木などを育ててみよう

種まき 発芽 芽が出るまで 順番 たねまき

種まきは、芽吹きや小さな双葉など、植物の生長を最初から楽しむことができます。手間をかけた分、花が咲いたときや実がついたときの喜びも大きく、愛情が芽生えるかもしれませんね。これから植物を育てようと思っている方は、ぜひ種まきで育ててみてくださいね。

初回公開日: 2015年09月24日