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【ズッキーニの栽培】育て方のポイントや収穫、種まきの時期と方法は?

ズッキーニはキュウリのような見た目ですが、カボチャ属に属するカボチャの仲間です。イタリア料理を始め、近年は一般家庭でも料理に利用され、夏野菜として人気があります。今回は、育て方のポイントや収穫、種まきの時期と方法など、ズッキーニの栽培についてご紹介します。

ズッキーニを栽培しよう!育て方のポイントは?

ズッキーニ 地植え 野菜

ズッキーニは収穫期が1~2ヶ月と長いことから肥料をきらさないようにするのがポイントです。土の栄養が足りないと収穫量が減ってしまいます。また、実が大きくなりすぎると株が弱ってしまうので、早めに若い実を収穫しましょう。

ズッキーニの栽培!苗植えの時期と方法とは?(鉢植え、プランター、地植え別)

ズッキーニ 地植え 苗 葉 野菜

鉢やプランター、地植えで育てることができます。植え付けはいずれも4~6月が適期で、株元が地表すれすれになるよう浅植えにします。また、乾燥に弱いことから、株元をわらやヤシ殻で覆うと安心です。

鉢植え

株が大きく生長することから、10号以上で深さ30cmほどある鉢に苗を1つ植え付けていきます。底に鉢底石を敷き、鉢の1/3ほど土を入れたら根についた土をほぐさず苗を置き、周りに土を入れていきます。

プランター

幅60cmのプランターに苗を1つ植え付けていきます。たくさん植えると、収穫量が減ってしまうので注意してください。プランターの底に鉢底石を敷き、鉢植えと同じく根についた土をほぐさず苗を浅植えにしていきます。

地植え

日当たりと水はけのよい場所を選んで植え付けていきます。連作障害は起こりにくいとされますが、過去3年以内にウリ科の植物を育てた場所は避けましょう。

植え付ける2週間前に苗より1周り大きい植え穴を掘り、土作りをしていき、苗を植えていきます。株同士の間隔は、70~100cmほど空けるようにしてください。

ズッキーニの栽培!種まきの時期と方法は?

プランターの土に種まきの穴をあけている画像

発芽適温は25度~30度で、気温が10度を下回ると発芽しません。そのため、3月中旬~5月中旬が種まきの適期です。3~4号の育苗ポットに赤玉土(小粒)5:腐葉土3:バーミキュライト2の割合で混ぜた土を用意し、苦土石灰1gと少量をゆっくりと効く緩効性化成肥料を混ぜ込んだ土を準備します。

市販の野菜用培養土を使ってもかまいません。土に2ヶ所指で穴を空け、種を2~3粒植え付けます。育苗期間は2週間ほどと短いので、市販の培養土で十分ですよ。

その後、土が乾かないよう水やりをして管理し、本葉が1~2枚になったら、1株になるよう間引きます。本葉が3~4枚に生長したら、鉢やプランター、地面に植え替えます。ポットでの育苗は土が少ない状況なので乾くのがとても早いです。こまめにチェックして失敗しないようにしましょう。

ズッキーニの育て方!土作り、水やり、肥料の与え方?

ジョーロで植物に水やりをしている画像

土作り

水やけのよい、弱酸性~中性の土を好みます。鉢植えやプランター植えは、赤玉土(小粒)7:腐葉土2:バーミキュライト1の土がおすすめです。

植え付ける2週間前に、土10Lに対して10gの苦土石灰を混ぜて寝かせておきましょう。地植えは、植え付ける2週間くらい前に深さ20~30cmほど土を耕し、苦土石灰を混ぜておきます。

そして、1週間前に堆肥や肥料を混ぜたものに苗を植えていきます。畝を作るときは、幅100cm、高さ10cmのものがおすすめです。

水やり

根が浅いところにはり、乾燥しやすい野菜です。植え付けてから2週間は土が乾かないよう水やりをします。その後は、土の表面が乾いてきたら水を与えてください。乾燥しやすい真夏は、朝と夕方の2回水やりをするとよいですよ。

肥料の与え方

植え付けるときに堆肥やゆっくりと効く緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。そして、2~3週間に1回、ゆっくりと効く緩効性化成肥料を株元にばらまきます。

植え付けて15~30日後に1回、収穫が始まったら1回、与えるようにするとよいですよ。マルチングやワラなどで株元を覆うと、水分の蒸発を防いで水やりの回数を減らせて楽になりますよ。

ズッキーニの手入れ!支柱立てや剪定、受粉の時期と方法は?

ズッキーニ 花 黄色

支柱立て

ズッキーニは、茎が太く大きく伸びる性質があります。茎の背丈が高くなると、葉と実の重みや強風によって途中で折れてしまうので、支柱を立てて支えます。

太く長い支柱を立てるのがポイント。株の近くに支柱を立て、茎と支柱を8の字で結んでいきます。生長に合わせて結び目も上部へ移動させてください。ズッキーニは葉が多く出て結ぶのが大変ですので、下画像のように数本の葉を束ねて支柱と結び付けて引っ張り上げてあげると良いですよ。

ズッキーニ 誘引方法 支柱立て

剪定

収穫する実から下3節より下部にある葉っぱはすべて摘み取りましょう。不要な葉を摘み取って風通しをよくすることで、害虫や病気の発生を防ぐことができるほか、株の生育を促すことができます。

受粉

ズッキーニは雄しべと雌しべが別々につきます。マンションなど自然の力で受粉をすることがむずかしい環境は、人工授粉によって実つきをよくしていきましょう。6月上旬以降、雄花が開花したら摘み取り、雌花の柱頭にこすりつけていきます。風で花粉が飛んでしまわないように、朝9時までに行うか、日が落ちる直前に行うとよいですよ。

花の付け根に小さな実をつけた状態で花が開いているのが雌花です。

ズッキーニの収穫時期と方法とは?

ズッキーニ 収穫 野菜

開花後4~10日ほどたって、実の長さが20~25cmほどになったら収穫の適期です。「花ズッキーニ」と呼ばれる花も一緒に食べる場合は、10~15cmほどの大きさになったら収穫します。清潔なナイフやハサミを使ってヘタの部分から切り取っていきましょう。

収穫が遅れると株に負担がかかり、弱ってしまいます。また、大きくなりすぎた実は固くなってしまうので注意してください。ズッキーニはあっという間に大きくなるので注意しましょう!

ズッキーニの栽培で注意する病気や害虫は?

うどんこ病

うどんこ病は、高温で湿気の多い環境だと発生しやすい病気です。葉っぱの表面に白い粉を吹いたようなカビが繁殖します。株同士の間隔を空け、適度に剪定して風通しをよくすることで予防できます。

発生初期は、病気にかかった部分を切り取り、薬剤を散布して被害を食い止めます。株全体に広がったら、土から引き抜き焼却処分してください。

アブラムシ

茎葉や新芽に寄生する害虫で、針を挿して栄養を吸い取り、株を弱らせます。湿度の高い環境で発生しやすいので、風通しをよくしてください。見つけたときは、早めに薬剤を散布して駆除するか、ガムテープなどで直接株から引きはがします。アブラムシはウィルス病などを媒介することもあるので特に注意しましょう。

栄養豊富なズッキーニを栽培してみよう!

ズッキーニ 収穫 野菜

ズッキーニは低カロリーで、代謝を高めてくれるビタミンB、Cやカロチンが豊富に含まれています。また、老廃物の排出を助けるカリウムも含まれ、美容と健康、ダイエットに適した食材といえますよ。

輪切りにしてチーズやマヨネーズ、コショウ、醤油、かつお節など好みの味付けをしてオーブンで焼くだけで簡単においしく食べられます。自分で育て、収穫したズッキーニを色々な料理にアレンジして楽しんでみてくださいね。

初回公開日: 2015年12月20日