桜は、日本を象徴する花木の1つです。日本書紀や古事記など古くから書物にも登場し、平安時代に花といえば桜のことを指していました。春になると美しく咲く桜の花を見に、多くの方が名所に訪れますよね。今回は、毛虫の駆除方法、苗木の植え方や時期など、桜の育て方をご紹介します。
サクラの育て方!一般家庭でも育てられるの?
桜といえば学校の校庭や川沿いの並木道などに植えられた立派な木で、自宅で育てるイメージってあまりないですよね。でも、実は鉢植えや盆栽でミニチュアのかわいい桜を育てることもできるんです。
サクラの土作り、苗木の植樹の時期と方法は?
土作りの方法
水はけと水もちのバランスがよく、栄養分の多い土を好みます。鉢植えは、「赤玉土(小粒 微塵抜き)4:鹿沼土(小粒 微塵抜き)2:川砂1:腐葉土3」の配合で混ぜあわせた土がおすすめです。鉢底には赤玉土の中粒を敷きましょう。
苗木の植樹方法
11~12月上旬か、2月下旬~3月中旬の間に植え付けます。寒さに当たるとサクラの本体が傷んでしまうので、厳寒期は避けるよう注意してください。また、植える前に生長した後の樹高を調べておきましょう。鉢植えなら富士桜(マメザクラ)や旭山、河津桜など小型の品種、地植えなら天の川や関山など5~10mに生長するものがおすすめです。
また、苗木よりも1~2回り大きな鉢に植え付けましょう。このとき、根についた土は1/3ほど落とし、長く伸びた根は切ってしまいます。苗木は倒れやすいので横に支柱を立てておくと安心です。
サクラのお手入れ!水やりや肥料の与え方は?
水やり
鉢植えでは土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
肥料の与え方
栄養分の多い土を好むので、肥料はたっぷりと与えます。植え付けるとき、土にゆっくりと効く緩効性化成肥料と堆肥を混ぜておきましょう。そして、2~3月と、5~6月に、同じ肥料を施します。
サクラを育てるときは病気や害虫に注意しよう
桜は、害虫の発生しやすい花木の1つです。特にオビカレハやドクガなど、刺されて被害を受けることもあります。発生しているときは薬剤を使って駆除していきながら、毛虫の針に刺されたときは、水で洗い流すといった対処をすぐにしましょう。
サクラの枝が伸びすぎたら?簡単に切っていいの?
12~3月上旬頃が、剪定の適期です。桜は剪定を嫌うので、できるだけ自然な樹形で育てるようにします。ただ、地表近くから生えるひこばえや幹から出る枝が生えると株が衰えてしまうので剪定していきましょう。剪定した枝の表面から雑菌が入ってしまうことがあるので、切り口には癒合剤をしっかりと塗るのを忘れないようにしてください。
サクラの植え替えの時期と方法は?
鉢植えは、2~3年に1回、12~2月に1回り大きな鉢に植え替えをして、根詰まりを防ぎます。植え替え直後は株が弱っており、肥料を与えると枯れてしまうので注意してください。
サクラの育て方のポイントは?
日当たりと水はけ・水もちのバランスのよい場所で育てることが、元気に育てるポイントです。湿気や乾燥どちらも苦手とすることから、土作りはしっかりと行いましょう。また、日陰だと枝が枯れたり、枝が変な方向に伸びたりして樹形が乱れてしまうので注意が必要です。
サクラを育てて季節の訪れを感じよう
春の季節になるときれいな花で私たちを楽しませてくれる桜。育ちやすい土や環境を用意してあげれば、剪定の手間もかからず育てやすいですよ。そのため、鉢植えだけでなく、盆栽にして楽しむ方も多くいます。桜の花を咲かせて、自宅でお花見ができたらすてきですね。
更新日: 2021年03月10日
初回公開日: 2015年11月06日