観葉植物は、1つずつ鉢に植えて楽しむことが多いですよね。でもどんどん数が増えていくと、置き場所に困ることはありませんか?そんなときは寄せ植えにして楽しむのも1つの方法です。緑だけで作ると、花の寄せ植えとは違った自然な風合いが味わえますよ。しかも作り方はとても簡単です。今回は、観葉植物の簡単な寄せ植えの作り方を詳しくご紹介します。
観葉植物の寄せ植えを作るコツは?
観葉植物の寄せ植えを作るコツは、育ち方の似たものを選ぶことです。特に水やりのサイクルが同じことがポイントになります。
一方が湿った土を好み、もう一方が乾燥した土を好むような観葉植物を植えると、どちらかを枯れさせてしまいます。寄せ植えを作る前に、観葉植物どうしの相性を確認しておきましょう。
今回の寄せ植えで使った観葉植物は3つ
- ジャスミン
- アジュガ
- アイビー
今回は、ジャスミンとアジュガ、アイビーとそれぞれ個性的な見た目をした観葉植物で寄せ植えを作ります。水はけがよい土が好きで、乾燥したら水やりをする種類をそろえました。
観葉植物の寄せ植えを作る道具は?
- 小型プランター
- 鉢底ネット
- 水やり用のジョウロや片口
- 観葉植物用の培養土
- 鉢底石
- 土入れ
- スプーン
- フォーク
- ハサミ
- ブラシ
観葉植物の寄せ植えを作る手順は?
1. まずはレイアウトを決めます
3つの植物をどのように配置するのかイメージを固めていきます。レイアウトのコツは、高さのある観葉植物の対角線上にツル性の観葉植物を植えることです。
2. 鉢底にネットを敷く
レイアウトが決まったら、いよいよ作業開始です。まずは鉢底ネットをミニプランターの底穴へ被せます。これで、穴から土が抜けにくくなるうえ、虫が土へ入ってくる心配も減ります。
3. 鉢底石をミニプランターの底に敷き詰める
鉢底石をミニプランターの底が見えなくなるくらいまで敷いていきます。鉢底石によって土の水はけがよくなり、今回植える観葉植物たちが育ちやすい環境を作り出せます。
4. 観葉植物用の培養土を入れる
地面になる部分の土を入れていきます。土の高さは、植える観葉植物とバランスをみながら調節してください。土入れを使うと、土が周りにこぼれなくて便利ですよ。
だいたい、鉢の高さに対して、1/2~1/3ほどが適量です。
5. まずはジャスミンを植える
最初は高さとボリュームのあるジャスミンを植えていきます。ポットから抜き出し、根に付いた土をしっかりとほぐしてから植えましょう。葉っぱや枝がイメージしたとおりになるよう、苗の向きを調節してください。
6. ウォータースペースを作る
ジャスミンの位置が決まったら、株元がミニプランターの縁から1~2cmくらい下になるよう調節していきます。この縁から土までの空間を「ウォータースペース」といいます。これがあることによって、水やりのときに土や水がプランターからこぼれないようになります。
7. 続いてアイビーを植える
次は、ミニプランターの右側にアイビーを植えていきます。ツルがゆるやかにカーブしている姿が、寄せ植えに流れを加えてくれます。
8. アイビーのツルの向きを調節する
今回は、アイビーのツルが内向きに流れるように植えました。外側にツルを流してもきれいですよ。自分好みでアレンジしてみてください。
9. 最後はアクセントにアジュガを加える
最後はこの寄せ植えのアクセント、アジュガを中心に加えていきます。ここでのポイントは、少し真ん中より奥にずらして植えること。位置を少しずらすだけで、奥行きや立体感が出てセンスよく見せることができます。
10. すき間に土を足していく
植物を植えただけでは、まだミニプランターの中にすき間があります。スプーンを使って土を足していきましょう。土を詰めすぎると観葉植物の根が生えにくくなるので注意してください。
11. 葉っぱに付いた土をブラシではらう
植えている最中に、土が葉っぱや枝に付いてしまうときがあります。ブラシで土やゴミをはらい落として、寄せ植えがきれいに見えるようにしてあげましょう。
12. 最後はたっぷりと水やりをする
観葉植物を植え終わったら、最後はジョウロや片口で水やりをします。鉢の底から流れ出るくらいたっぷりと与えてください。
13. できあがり
これでナチュラルグリーンの寄せ植えは完成です。
簡単でおしゃれな観葉植物の寄せ植え
今回は、ジャスミン、アイビー、アジュガを使った寄せ植えを作りました。それぞれの見た目がかなり個性的なので、シンプルに植えるだけでもバランスの取れた寄せ植えが作れます。1年中枯れることなくお部屋を彩ってくれて、育て続けると自然の中で育っているかのようなナチュラルな雰囲気が楽しめますよ。
更新日: 2021年03月10日
初回公開日: 2016年10月14日