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月桂樹の葉とは?成分や効果・効能、使い方は?

「月桂樹の葉」というと馴染みがないかもしれませんが、ローリエという言葉なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ローリエは、月桂樹の葉を乾燥させたものなんですよ。また、古くから食用や薬用として扱われてきた月桂樹の葉。今回は、そんな月桂樹の葉とはどんなものなのか、成分や効果・効能、使い方をご紹介します。

月桂樹の葉とは?

月桂樹 ローリエ ローレル ベイリーフ

月桂樹は、南ヨーロッパ原産とする常緑性の小高木です。ギリシャ神話に登場する太陽神アポロンの木として、勝利と栄光のシンボルとされてきました。ギリシャ神話にちなんでつけられた「栄光」「勝利」といった花言葉がもとになり、古代のオリンピックでは、月桂樹の枝で作られた冠が勝者に贈られていました。

この月桂樹の葉や実には、栄養や薬用成分が含まれており、葉を乾燥させたものは「ローリエ」「ローレル」「ベイリーフ」と呼ばれ、香辛料として現在も広く利用されています。葉っぱの見た目は楕円形で、表面はつやがあり滑らかな手触りをしています。乾燥させると、香りが増すことが特徴です。

月桂樹の葉の成分は?

月桂樹 ローリエ ローレル ベイリーフ

月桂樹の葉には、ビタミンB1・B2が含まれています。ビタミンB1は糖質の代謝を助けて疲労回復を促し、ビタミンB2は細胞の新陳代謝を活発にして皮膚や粘膜の機能を維持してくれます。また、シネオールという香り成分は、すっきりとする強い香り成分で、胆汁の分泌や利尿の促進などによって、肝臓や腎臓の機能を高めてくれます。オイゲノールが殺菌作用、ピネンやサビネンは炎症を抑える効果があります。また、月桂樹の香りには、情緒を落ち着かせる効果があり、うつや情緒不安定なときに効果的といわれています。

月桂樹の葉の効果・効能は?

1. 消化を促進する

月桂樹にはその成分や香りから、胃の不調を改善し、胃液の分泌を増進させて食べ物の消化吸収を助ける働きがあります。胃の調子が改善されることで、肝臓や腎臓の働きもよくなり、疲労感も緩和することができますよ。

2. 皮膚トラブルの解消

香り成分のシオネールには血の巡りをよくする働きがあります。これによって冷え性が改善され、ニキビや生理痛など冷えによるトラブルを解消する効果が期待されます。

3. 炎症を抑える

月桂樹の葉に含まれるピネンやサビネンには、炎症を抑えて痛みを抑える働きがあり、リウマチなど関節痛や、神経痛、生理痛などといった痛みの症状を緩和する効果があります。月桂樹の葉っぱや実を煎じてお茶にしたものが、よくハーブとして利用されています。

4. 抗酸化作用

オイゲノールという香り成分には、強力な抗酸化作用が期待できます。活性酸素の発生を抑えて、細胞を修復して、免疫力を高めます。免疫力が高まることで、動脈硬化など体の様々なトラブルを予防できます。

月桂樹の葉の使い方は?

月桂樹 ローリエ ローレル ベイリーフ

お茶、薬、料理の臭み消しなどの調味料

月桂樹の葉は、生の状態よりも乾燥させたものの方が強い香りになります。そのため、基本的には、乾燥させた月桂樹の葉っぱが様々な方法で利用されます。カレーや煮込み料理に乾燥した月桂樹の葉っぱを2~3枚くらい入れて煮込むだけで、よい香りになるとともに、肉や魚介類の臭みを消してくれます。また、葉っぱをミルにかけて挽いたものをお湯で煮出せば、お茶も簡単に作れます。自分の取り入れやすい方法で、月桂樹の葉っぱを取り入れていくと、体にもよい作用をもたらしてくれそうですね。

生で使うときは、お風呂に入れるなどすると、その穏やかな香りとともに効能にあやかることができます。神経痛や腰痛、肩こりの緩和や疲労回復、美容効果、新陳代謝の促進による冷え解消の効果がありますよ。

月桂樹の葉はうれしい効能がいっぱい

月桂樹 ローリエ ローレル ベイリーフ

月桂樹の葉には、血液の循環をよくしたり、胃の働きを解消したりと、体によい効果・効能をたくさんもたらしてくれます。月桂樹の木が1本あると、葉っぱを料理やアロマなど色々な方法で楽しめますよ。育て方も簡単で、見た目も美しいので、観葉植物や庭木として楽しんでみてください。

初回公開日: 2016年03月11日