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アセロラの花言葉と栽培方法!育て方のポイントは?

ビタミンCを豊富に含む果実として知られるアセロラ。ジュースやジャムなどに加工されたものをよくみかけますよね。さくらんぼのような真っ赤な実は、日持ちがしないので、生のものはとても貴重。自分で栽培すると、アセロラの果実を味わって楽しめますよ。今回は、花言葉や栽培方法、育て方のポイントなど、アセロラとはどんな果実なのかについてご紹介します。

アセロラの花言葉とは?

『愛の芽生え』『健康増進』

アセロラの花はピンク色をしています。この花色と、花びらの形がハートのようにみえることから、「愛の芽生え」という花言葉が付けられました。「健康増進」は、レモンの20~30倍ものビタミンCを含み、体の健康を維持してくれる働きにちなみます。

アセロラの学名・原産国・英語

学名
Malpighia emarginata
科・属名
キントラノオ科・ヒイラギトラノオ属
英名
Acerora
原産地
西インド諸島、中央~南アメリカ
開花期
5~11月
収穫期
5~11月
別名
西インドチェリー
バルバトスチェリー

アセロラとは?花や実の特徴は?

アセロラは、キントラノオ科・ヒイラギトラノオ属に分類される常緑性の低木です。西インド諸島や中央アメリカといった暖かい地域が原産で、「西インドチェリー」「バルバトスチェリー」という別名を持っています。

樹高は3mほどに生長し、5~11月の間、3~4回開花と結実を繰り返します。開花期を迎えると、5枚の花びらを持つ淡いピンク色の花を咲かせます。これが結実すると、直径2cmほどの真っ赤な実を付けます。この実は、品種によっても違いますが酸味が強く、ジャムやジュースに加工されて食べられます。

アセロラの実の栄養や効果・効能は?

西インド諸島の人々は、アセロラが健康を維持するために必要な「神の果物」として、古くから食べられてきました。その小さな実のなかには、レモンの30~40倍のビタミンCと、アントシアニンやケルセチンといったポリフェノールを多く含んでいます。ビタミンCには抗酸化作用があり、免疫力や疲労を回復させる効果があります。また、ポリフェノールには、活性酸素の発生を抑え、体の老化や病気を予防する働きを持ちます。ビタミンCとポリフェノールの相乗効果で、体を美しく、健康的に保つ効能が期待できます。

アセロラの育て方のポイントは?

日当たりがよい、高温多湿の環境で育てることがポイントです。生育は旺盛で、水と肥料をたくさん与えるとどんどん枝を伸ばして生長します。ただ、花が咲きにくくなるので、結実させたいときは注意してください。

アセロラの種まきの時期と方法は?

完熟した実から種を採取して育てていきます。ただ、発芽率はとても低いことで知られています。

  1. 実から種を取り出す
  2. 水洗いして果肉をきちんと落とす
  3. 清潔な種まき用の培養土に1粒ずつ種をまく
  4. 水やりをする
  5. 土が乾燥しないよう水やりをし、28度以上の気温を保つ
  6. 1ヶ月ほどで発芽する

アセロラの苗植えの時期と方法は?植え替えは必要?

4~6月に苗を鉢や地面に植え付けていきます。弱酸性で水はけのよい土を好むので、鉢植えは、赤玉土(中粒)7:腐葉土2や、赤玉土(小粒)6:ピートモス3:川砂1の割合で混ぜた土を使ってください。地植えは、土の水はけが気になるようならたっぷりと腐葉土を混ぜ込みます。

鉢植え

  1. 苗の大きさによって7~10号鉢を準備する
  2. 鉢底石を敷き、土を1/3ほど入れる
  3. 根に付いた土をほぐして落とし、鉢の中心に置く
  4. 周りに土を入れて株を安定させる
  5. たっぷりと水やりをする
  6. 2~3年に1回を目安に、1回り大きな鉢に植え替える

地植え

日当たりのよい場所を選んで、苗よりも1回り大きな植え穴を掘ります。掘りあげた土にたっぷりと腐葉土を混ぜ込んだら、鉢植えと同じ手順で植え付けてください。

アセロラの水やり、肥料の与え方

水やり

高温多湿の環境を好み、乾燥すると弱ってしまいます。ただ、水の与えすぎは枝葉の生長を促して花付きが悪くなったり、根を傷めたりする原因となります。鉢植え、地植えともに土が乾いたら水やりをするのが基本です。株の周りが乾燥しているときは、葉水を与えると病害虫の予防にもなってよいですよ。

肥料

幼木のときは、窒素1:リン酸1:カリウム1の割合で配合した有機質肥料を5~10月の間2ヶ月に1回与えます。成木になってきたら、5月と9月に少量肥料を与えるだけで十分育ちます。

アセロラの剪定の時期と方法は?

強い剪定であれば、花芽や新芽を切らないよう4月に行います。混み合っている枝や地際の枝は付け根から切り落とし、全体の枝も1/3ほど切りそろえてしまいます。弱い剪定であれば開花期の5~11月以外であれば行ってかまいません。

アセロラの収穫時期と方法は?

花が咲いて1ヶ月後、実が真っ赤に色づいたら収穫の時期です。花が咲かないと実がならないので、花付きが悪いようなら、新芽を剪定して花に栄養が行くようにするとよいですよ。収穫後、常温だと3日くらいで腐ってしまいますので、冷蔵庫で保管をします。また、ジベレリンやトマトトーンといった着果促進剤を花に吹きかけると、授粉が促されます。

アセロラの栽培で注意する病気や害虫は?

アブラムシや、カイガラムシといった害虫の被害にあうことがあります。アブラムシは新芽が伸び出す頃に発生して、葉が縮れてきてしまいますので、水で流すか、被害にあった部分を取り除いて対処します。市販の薬剤を散布するのも有効です。カイガラムシは5月中旬頃に発生する、貝殻状の虫です。殻に覆われていることで薬剤が効きづらいので、見つけ次第ブラシなどを使って株からこすって落としてください。

アセロラは栄養豊富な実が魅力の果樹

アセロラ2

アセロラは、ビタミンCの宝庫と呼ばれる栄養満点の果実です。ただ、生の果実は日持ちがせず、ほとんど出回ることがありません。自分で栽培すれば、5~11月の間は何回もその珍しい実を味わうことができます。結実させるには工夫が必要ですが、生育旺盛で枯れる心配がないこともうれしいポイント。まずは、鉢植えにして室内で育てるのがおすすめです。

初回公開日: 2016年07月02日