やさしい香りのするローズゼラニウムは、窓辺に置くだけで虫よけにもなる優秀な草花です。かわいらしい見た目とは裏腹に寒暖や乾燥に強いことから、育てる手間をかけられない人でも楽しんで育てられます。
今回は、そんなローズゼラニウムの効能や花言葉、種類についてご紹介します。
ローズゼラニウム(センテッドゼラニウム)とは?
ローズゼラニウムとは同じテンジクアオイ属に分類される多年草です。葉っぱに香りをもつことからハーブとしても親しまれ、別名「ニオイゼラニウム」とも呼ばれます。その中でもバラの香りを放つものをローズゼラニウムと呼びます。
ローズゼラニウム(センテッドゼラニウム)の学名・原産国・英語名は?
- 学名
- Pelargonium graveolens
- 科・属名
- フクロウソウ科・テンジクアオイ属
- 英名
- Rose Geranium
- 原産地
- 南アフリカ
- 開花期
- 3~7月
- 花の色
- ピンク
- 別名
- センテッドゼラニウム
匂い天竺葵(ニオイテンジクアオイ)
蚊嫌草(カレンソウ)
ローズゼラニウム(センテッドゼラニウム)はどんな花を咲かせる?花言葉は?
『選択』『恋煩い』
ローズゼラニウム草丈は30~100cmで、春になるとかわいらしいピンクの花を咲かせます。葉っぱをこすると、バラのような華やかな香りがすることが特徴です。
ローズゼラニウムの花言葉にはっきりとした由来ではありません。1つの説として、葉っぱに触れると強いバラの香りがすることにちなんで、「恋煩い」という花言葉が付けられたとされています。
ローズゼラニウム(センテッドゼラニウム)の効能や効果とは?
バラのような葉の香りは、バラの精油の代用品としてや、香水の原料として用いられています。その華やかな香りには憂鬱な気持ちを和らげて精神を安定させると考えられ、乾燥させた葉っぱをポプリとして楽しむのもおすすめです。
また、人間にとってはよい香りであっても実は虫が嫌う香りなのです。ベランダなど窓辺に置いておくと蚊が近づきにくくなるのでぜひ試してみてください。
ローズゼラニウム(センテッドゼラニウム)の種類や品種は?
ローズゼラニウムは、センテッドゼラニウムの1種です。センテッドゼラニウムには、様々な香りのする種類や品種があり、女性を中心に楽しんでいる方が多いですよ。
レモンのようなさわやかな香りのする「レモンゼラニウム」や、リンゴのような甘いにおいの「アップルゼラニウム」がよく知られています。中には「チョコミントゼラニウム」など変わった種類も。
次に他にもよくガーデニングで使われるゼラニウムの種類をご紹介します。
アイビーゼラニウム
茎が垂れ下がる姿から「ツタバゼラニウム」とも呼ばれる品種です。つるを伸ばして生長することから、ハンギングやウォールバスケットに仕立てられることが多く、寄せ植えによく利用されます。
パンジーゼラニウム
パンジーのような形の花を咲かせる品種で、「スプレンデッドゼラニウム」という別名でも流通しています。暑さに弱く、夏越しがむずかしいことから、育てるのがむずかしいことで知られています。
ペラルゴニウム
春~初夏にかけて紅色の花を咲かせる、ゼラニウムと同じ属に分類される植物です。ゼラニウムにはないシンクの花びらや、パンジーのように中心に斑紋の入るものなど、多彩な花姿が魅力となっています。
ローズゼラニウム(センテッドゼラニウム)の効能や効果も楽しもう!
ローズゼラニウムは、センテッドゼラニウムを代表する品種の1つです。ゼラニウムのように寒さや暑さ、乾燥に強く、丈夫で育てやすいことから、たくさんのファンがいます。また、虫よけ効果もあるのは、うれしいポイントです。夏の窓辺に飾って、虫を遠ざけながらきれいな花を楽しんでみてください。
更新日: 2021年04月28日
初回公開日: 2016年01月11日