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ポピーの花言葉は?ケシの花なの?色や種類、開花時期は?

ポピーは、黄色、オレンジ、白、赤、ピンクなど色とりどりの花を早春に咲かせ、私たちに春の訪れを知らせてくれます。小ぶりな花が風に揺れる様子は、とてもかわいらしいですよね。

今回は、ポピーの花言葉や種類、品種、開花時期についてご紹介します。

ポピーとは?学名・原産国・英語は?

ポピー オレンジ
学名
Papaver
科・属名
ケシ科・ケシ属
英名
Papaver/poppy
原産地
ヨーロッパ南部、西アジア、トルコ東部、イラン北部、アジア北東部
開花期
3~5月
花の色
赤、白、オレンジ、黄、ピンク
別名

ポピーとは、色とりどりの花を咲かせるケシ科の植物の総称です。すっと空を向いて咲く様子がかわいらしく、開花期には家族連れでポピー畑を訪れ方も多くいます。

人との関わりが深い植物で、古代人の住居跡からも発見され、現在でもケシの実(ポピーシード)は食用としてあんぱんや松風に使われています。

学名のPapaverは、ラテン語で「粥」を意味する言葉で、催眠作用のあるケシの乳液を赤ちゃんの粥に混ぜて眠らせていたことに由来しているとされています。

ポピーの花言葉と由来は?

ポピー ピンク

『なぐさめ』『いたわり』『思いやり』『恋の予感』『陽気でやさしい』『想像力』

色別の花言葉

  • 赤色:なぐさめ
  • 白色:疑惑、推測、眠り、わが毒
  • バラ色:活発、軽率
  • 斑色:驚き

品種の花言葉

  • ヒナゲシ:七色の恋、心の平静、乙女らしさ、感謝、別れの悲しみ、休息
  • アイスランドボピー:慰安、感謝、承認、七色の恋
  • オリエンタルポピー:夢想家、妄想、繁栄、容認、やさしい愛

花言葉の由来

ケシ科の植物の実から採れる乳液には、入眠や麻痺の作用があることから、紀元前400年頃のギリシアでは麻酔薬や睡眠導入薬として用いられていました。

花言葉も「心の平静」「いたわり」などその効能にちなんだものが多くあります。そのため、相手をいたわる気持ちや、助けたい気持ちを表現するときによく贈られる花です。

ギリシア神話に登場する豊穣の女神デメテルとポピーの結びつきは強く、彼女がケシの花を摘んで心を癒やしたことに由来して「なぐさめ」という花言葉がついたとされています。

また、「眠り」という花言葉は、娘を奪われた悲しみから眠れなくなってしまったデメテルに、眠りの神ヒュプノスが、ケシの実を与えて眠らせたことにちなんでいます。

ポピーの開花時期や見頃の季節は?

ポピー7

ポピーの開花期は3~5月で、一重や八重の薄い花を咲かせてくれます。開花期間は短いですが、繁殖力や生命力に長けた品種で育てる手間がかかりません。

自然豊かな休耕地などでは一面に広がるポピーを見ることができますよ。また、園芸品種から麻薬はとれないので、安心して栽培してくださいね。

ポピーの種類と品種は?

ポピー オレンジ

ポピーには約150種の品種があります。

その中でもヒナゲシ(雛芥子)、ナガミヒナゲシ、モンツキヒナゲシ、オリエンタルポピー(オニゲシ)、アイスランドポピー(シベリアヒナゲシ)の5つは、麻薬成分を含まない園芸品種として栽培可能です。

ヒナゲシ(雛芥子)

ヨーロッパ原産で、現在販売されている品種には八重咲きのものが多くあります。オニゲシに比べて華奢で、花びらが薄いことが特徴です。中国の虞という女性の墓にヒナゲシの花が咲いたという伝説に由来して、「虞美人草(グビジンソウ)」とも呼ばれます。

シャーレー・ポピー

ヒナゲシの改良品種で、ヒナゲシというとこの品種を指す場合がほとんどです。花つきがよく、赤い花びらを咲かせます。

ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)

赤色もしくはオレンジ色の花びらを4枚ほど咲かせ、高さが20~60cmほどまで育ちます。

ヒナゲシによく似ており多いもので1株約15万個の種を実らせます。繁殖力や生命力から、雑草のように各地に広がっており、よく見かける品種です。

モンツキヒナゲシ

5~7cmほどの濃赤色の花びらを咲かせます。花びらのつけ根の部分が黒く大きな斑点があるのが特徴で、ピエロという流通名がついています。

アイスランドボピー(シベリアヒナゲシ)

シベリア~極東原産で、ポピーの中で一番の早咲き品種です。花びらは4枚で、黄、白、赤などの花をつけ、咲き方も一重咲きや八重咲きなどがあります。

咲いている期間が他の種類と比べて長いことから、切り花によく用いられます。

オリエンタルポピー(オニゲシ)

「鬼」のイメージがいい印象を与えないことから、英名の「オリエンタルポピー」と呼ばれることが多い品種です。

サーモンピンクや淡い赤、白、白と赤の覆輪のものなど花色のバリエーションが豊かで、5~6月にかけて10〜20cmほどの大きな花を咲かせます。

ポピーの中で花、草丈ともに一番大きい種類ですが高温多湿に弱く、本来は宿根草ですが日本では一年草として扱われています。

ブリリアント

オリエンタルポピーの一重咲き品種です。朱赤の花びらをつけ、花の真ん中に黒い模様があります。

ピンク・ラッフル

オリエンタルポピーのフリンジ咲きの品種です。薄ピンク色の花びらは、縁に切れ込みが入ったように細かく分かれています。

ハーベスト・ムーン

オリエンタルポピーの八重咲き、半八重咲き品種です。ボリューム感のあるオレンジ色の花びらは、15cm前後の巨大輪で、草丈が1mほどまで生長します。

ケシの花とポピーの違いは?

ポピー2

英名のpoppyはケシ科の植物の総称ですが、日本では麻薬の原料となるものをケシと呼び、ならないものをポピーと呼んで区別していることが多いです。

アヘンの原料成分モルヒネを含んだ実がなるものは、日本では麻薬及び向精神薬取締法によって原則栽培が禁止されています。そのため、一般に流通することはありません。

ただし、麻薬成分を含んでいるハカマオニゲシという種類はオニゲシとよく似ているので注意が必要です。

また、アツミゲシも小ぶりな花をつける様子がヒナゲシに間違えられることがあり、厚生労働省からは注意喚起がされています。

部位 合法:◯ 違法:×
名前 オリエンタルポピー(オニゲシ) ハカマオニゲシ
品種によって色・形が異なる 鮮やかな深紅色
蕾のがく片 毛が開く 毛は伏している
葉っぱ 少ない(0~5枚) 多い(5~7枚)
柱頭の放射線の数 少ない(10~15本) 多い(14~18枚)
茎につく葉の数 少ない(3~6枚) 多い(6~8枚)

ポピーの花の色を楽しもう!

ポピー赤

園芸用、食用、そして麻薬にと様々な用途で私たちの生活に関わってきたポピー。江戸時代には浮世絵に好んで描かれており、ギリシア神話の女神デメテルが描かれた絵の背景には必ずポピーの花が添えられていました。

芸術の題材になるほど美しいポピーの花を見て、春のあたたかさを感じられるとすてきですね。色とりどりの花を眺めていると、心が癒やされてしまいますよ。

初回公開日: 2015年06月05日