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桔梗(キキョウ)の育て方|種まきや植え替えの時期と方法は?

根が漢方薬としても利用され、初夏から秋にかけて青紫色をした星形の花を咲かせる桔梗(キキョウ)。日本では、古くから馴染み深く家紋などにも使われてきました。現在、自生されるものは絶滅危惧種Ⅱ類に分類されていますが、園芸品種が広く出回っています。

今回は、そんな桔梗の育て方をご紹介します。

桔梗(キキョウ)の育て方!種まきの時期と方法は?

桔梗の種まきは、4~5月頃が適期です。

種まきの方法

1. 育苗箱やポット、3号鉢に土を入れ、5~6粒を目安に種をまく
2. 薄く覆土したら日向に置き、発芽するまで土が乾燥しなように霧吹きなどで水やりを続ける
3. 発芽後に混み合ってきたら、元気のよい苗を2~3本残して間引きする
4. 箱まきであれば本葉が2~3枚程度になったらポットへ植え替える
5. 最初からポットなら本葉が5~6枚になったら、一回り大きな鉢か庭に植え替える

桔梗(キキョウ)の育て方!鉢植え、地植えの時期と方法は?

鉢植え

本葉が5~6枚になったら鉢植えのタイミングです。春に売られている苗は、5号鉢に1株を見安に植え付けます。

1. プランターや鉢に鉢底石と土を入れる
2. 緩効性肥料を用土に混ぜる
3. 根がびっしり生えている場合は軽くちぎり、土を崩さないように植え付ける
4. 土を被せ、苗のまわりの土を軽く押して安定させる
5. 水をたっぷり与える

地植え

水はけがよく、日当たりのよい場所を選びましょう。植え付け前に土を掘り起こして、堆肥をよく混ぜ合わせて1週間以上寝かせておきます。株間を10~20cmほどあけて植え付けます。

桔梗(キキョウ)の育て方!土作り、水やり、肥料の時期と方法は?

土作り

有機質に富んだ水はけのよいものが適しています。やや酸性気味の土を好むので、市販の培養土を使う場合でも鹿沼土を混ぜて酸性寄りに調整しましょう。

種まきは、赤玉土(小粒)だけか、赤玉土(小粒)1:バーミキュライト1:ピートモス1の割合で混ぜた土がおすすめです。鉢植えや地植えの土を作る場合は、赤玉土(小粒)5:鹿沼土2:腐葉土3を混ぜた土を使いましょう。

水やり

鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。冬でも完全に土を乾かさないように気をつけ、軽く湿る程度に水を与えましょう。地植えの場合は、真夏に乾くとき以外は特に必要はありません。

肥料

鉢植えでは、緩効性肥料を用土に混ぜながら植え付け、花が咲く時期になったら液体肥料を2週間に1回ほど追肥として施します。地植えでは、堆肥をしっかり混ぜておけば追肥の必要はありません。

桔梗(キキョウ)の剪定の時期と方法は?

切り戻し、摘心

花が初夏頃に咲き終わったら、株元1/3~1/2程度を切り戻します。その後も開花するようになるので、しっかり行いましょう。草丈が伸び過ぎると、花数が少なくなるので摘心を行います。

花がら摘み

6月頃に最初の花が咲き終えたらこまめに花がらを摘みます。咲き終えた花を摘むことで、秋の開花が促されます。

桔梗(キキョウ)の植え替えの時期と方法は?

鉢植えやプランターの場合は、2~3年を目安に株分けを兼ねて植え替えを行いましょう。鉢の中の根がいっぱいになり、鉢の底から伸びてくるようであれば植え替え時です。

鉢から抜いたら土をよく落とし、長く伸びた根を切り詰めて一回り大きな鉢へ、新しい用土に植え替えます。時期は春であれば3月、秋であれば10月頃がよいでしょう。地植えの場合は、3~5年を目安に1回、株分けを兼ねて植え替え場所を変えます。

桔梗(キキョウ)の増やし方!株分けや挿し木の時期と方法は?

桔梗は種まき、株分け、挿し芽で増やすことが可能です。種まきは苗を育てる過程と同じように育ててください。

株分け

地上部が枯れている秋頃が適期で、植え替え似あわせて行うのがおすすめです。根を掘り上げて、芽の部分がついている株を分けます。手でうまくできない場合は、カッターやナイフなどで切り分け、分けた根を植え付けてしっかり水を与えます。

挿し木(挿し芽)

1. 5月頃、茎の先端から5cmほどの長さに切る
2. 1時間ほど水に挿して吸水させ、湿らせた土に挿す
4. 土が乾かないように水を与えながら、1週間ほど日陰で管理する
5. 3~4日ごとに明るい場所に移し、1カ月後には日当たりのよい場所で管理する
6. 新しい葉が生え始めたら植え替える

桔梗(キキョウ)の育て方で注意する病気や害虫は?

アブラムシ

風通しや日当たりの悪い環境で、新芽などに多数つく害虫です。見つけ次第に薬剤で駆除するか、捕殺します。

ハダニ

乾燥すると発生しやすい害虫です。見つけ次第に薬剤で駆除するか、葉っぱに葉水を行うことで発生を予防できます。

センチュウ

目に見えない小さな害虫です。根に寄生するタイプで、原因がわからない桔梗の生育不良はセンチュウの被害を疑いましょう。植え替え時期に根を調べ、根にこぶができているならば、ネコブセンチュウの被害なので、残念ですが株ごと破棄して、土も入れ替えましょう。

桔梗(キキョウ)の寄せ植えの時期とおすすめの花は?

桔梗との寄せ植えには、センチュウを予防するマリーゴールドやクロタラリア、ギニアグラス、ソルゴーなどがおすすめです。花壇に合わせた色の組み合わせを選んでみてください。

桔梗(キキョウ)の育て方のポイントは?

半日陰の明るく風通しのよい場所で育てるのがポイント。咲き終えた後に1/3~1/2ほどの位置で茎を株元から切り戻すことで、2番花の開花を促すと長く花を楽しめますよ。

桔梗(キキョウ)の育て方を知って、ガーデニングを楽しもう

きれいな青紫色と趣のあってかわいい星形の花姿。一面に咲く姿は、私たち日本人の心に響く魅力的な美しさが秘められているでしょう。桔梗を育て、開花したときの風流で優雅な雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。

更新日: 2019年12月13日

初回公開日: 2015年11月30日

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