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ポピーの育て方!種まきや苗の植え方は?栽培するときの注意点は?

ポピーが咲いている姿を見ると、春がきたかんじがしますよね。見た目は可憐で少しはかなげですが、丈夫で繁殖力が高いことからガーデニングにもよく利用される植物なんです。

今回はポピーの育て方について苗の植え方や植え替え、肥料や水やりの与え方などをご紹介します。

ポピーとは?

オニゲシ1

ポピーとはケシ科ケシ属の植物の総称です。ヒナゲシやアイスランドポピー、オリエンタルポピーといった品種が有名で、4〜6月など春から初夏にかけて花を咲かせます。

花びらは下向きから上向きに向きを変えるのが特徴です。

ポピーの育て方のポイントと注意点は?

庭木 ガーデニング 日光2

ポピーを元気に育てるポイントは2つあります。1つは日光によく当てて水をたっぷり与えることです。多湿には弱いので、水やりでは土が乾燥しているかしっかり確認しましょう。

また、ポピーの中には日本国内で栽培を禁止されている品種がありますので、注意してくださいね。

栽培が禁止されている品種:ケシ(ソムニフェルム種)、アツミゲシ、ハカマオニゲシ。

ポピーの苗の植え付け方法や時期は?

ポピー3

ポピーは苗植えと種まきから育てる方法がありますが、育てやすい苗を用いるのが一般的です。

3~4月か、10~12月頭頃に苗の植え付けを行います。鉢植えにする場合は、培養土か赤玉土(小粒)7:腐葉土3くらいの土を用意してください。

ポットから取り出すときは、なるべく根鉢を傷つけないよう注意しましょう。草丈が約70cmより低いならプランターに3~4株、高いなら2株ぐらい、5号鉢に1株ぐらいの余裕をもって植え付けるとよく育ってくれますよ。

花壇や庭に地植えする場合は、苦土石灰や牛糞を混ぜた土を用意します。水はけが悪い場合は、腐葉土を追加するといいですよ。

草丈が70cm未満であれば20cmぐらいの株間で、草丈が70cm以上の場合は30~40cmぐらいの株間で植え付けます。

ポピーの植え替えの方法と時期は?

植え替え 鉢 土

水はけや水もちなど土質が悪くなったと感じたら、9~10月頃の秋口に植え替えを行います。

ただし、植え替えが必要なのは、数年育成している多年草のオニゲシなどです。一年草のポピーは、植え替えを行う必要はありません。

種まきから地植えに植え替えるタイミングは、本葉6〜8枚程度に育ってからにしましょう。その際に、株間は30cmほど空けて余裕をもたせるのがコツです。

種まきから鉢植えに植え替えるタイミングは、発芽~本葉が2・3枚になった小苗のときです。

発芽したものから1つのポットに対して1つの苗を植えるようにし、根を傷つけないよう土を崩さずに植え替えます。

ポピーの土の作り方や水やりの仕方、肥料の与え方は?

ジョウロ 水やり

土の作り方は?

日当たりがよく水はけのよい土を好み、酸性土壌を苦手とする植物なので、水はけのよい中性~弱アルカリ性土壌にするために、苦土石灰と腐葉土を混ぜてあらかじめ中和しておきましょう。

冬の寒さに強いですが、暑さには弱いので、日当たりがよすぎる場所には置かないようにしてください。また、種で育てる場合は、品種によって植える時期が違うので注意してくださいね。

水やりの仕方は?

土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。ただし水のやり過ぎは蒸れの原因となり、病気を発生させる恐れがあるので気をつけましょう。

肥料の与え方は?

肥料のやり過ぎは根腐れを起こし、丈夫に育たず枯れやすくなるうえ、花付きも悪くなります。元肥として緩効性肥料を施した後は、肥料を与える必要はありません。

温かい気候になる春以降に、肥料分を残さないようにするのがポイントです。

ポピーの増やし方は?種まきや根伏せ、株分けの方法は?

ポピー オレンジ

ポピーは、種まきと根伏せ、株分けで増やすことができます。

ほとんどの種類は種まきで数を増やしますが、オニゲシのような多年草の場合は根がまっすぐ下に向かって生長するので根伏せや株分けを行うことができます。

種まき

種が古くなると発芽率が低くなるので、種がとれた年の秋に植えるようにしましょう。庭に地植えしている場合は、こぼれ種で自然に翌年も発芽することが多いです。

ただし、自家結実しにくいので、2株以上を近くに植えてあげるとよく種ができますよ。種を残しておくなら、乾燥しないように密閉した袋に入れ、冷蔵庫で保存しておきます。

園芸品種によって時期が異なります。ヒナゲシやアイスランドポピーの種まきは、9月上旬~10月中旬が適切です。

オニゲシの種まきは3~4月、10~11月に行います。種まきから開花までは2~3年かかります。ただし、東北地方など寒冷地の場合は、春に種まきをした方がいいですよ。

種まきの際には、ピートモス5:赤玉土(小粒)5ほどの用土の上に、重ならないようまばらにまいてください。

種が小さいので種と砂を混ぜてからの方が均等にまくことができますよ。日光を浴びて発芽をする光発芽種子なので、土の表面に種をまき、上から土は被せてはいけません。

根伏せ、株分け

根伏せは、秋の涼しくなった10~11月頃に行います。まずは、1本の鉛筆程度に育った根を3〜5cm程度に切り分け、用土を入れた鉢やポットに横向きに伏せておきます。

根の半分くらいが顔を出している状態にして、ビニールなどで密閉状態にして乾燥させないように管理するのがコツです。その後、葉が出たら苗として育て、順調にいけば翌年に花を咲かせてくれます

大株になったものは10~11月頃に株分けを行います。株分けは、大きくなった株を手かマイナスドライバーなどで分けて植えます。地植えの場合は場所を変え、鉢植えの場合は用土を新しくしましょう。

ポピーの栽培で注意する病気や害虫って?

葉水 霧吹き スプレー 殺虫剤

ポピーは他の草花に比べて病害虫や病気に強いため、過度に気にする必要はありません。ただ、蒸れが原因で葉や茎、つぼみ、花に灰色のカビが生える「灰色カビ病」にかかることがあります。

これは治すのが非常に難しい病気なので、症状を発見したらすぐに取り除き処分しましょう。また、アブラムシが発生することが稀にあるので、市販の殺虫剤で駆除しましょう。

ポピーの育て方は手軽で簡単

ポピー2

ポピーは、広い場所にたくさん植えて育てると迫力があります。地植えであれば追肥や水やりの心配がないので、手間をかけず簡単に育てられますよ。ポピーと一緒に華やかな春を迎えられるとすてきですね。

初回公開日: 2015年06月05日