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ギボウシ(ホスタ)の花言葉とは?種類や品種、見頃の季節は?

ギボウシは、真夏の日差しに負けず、白や紫色の花を咲かせる多年草です。その美しい花姿はアメリカでも人気で、特徴的な葉っぱ(カラーリーフ)をもつ植物として注目されています。今回は、ギボウシの花言葉、種類や品種、見頃の季節についてまとめました。

ギボウシ(ホスタ)とはどんな花?

ギボウシは、東アジア全般に自生する多年草で、日本の湿地や山林にも、色んな種類が咲いています。草丈は15~150cmと品種によって様々で、茎の先に筒状の花をいくつもつけます。1つの花は1日しか咲きませんが、次々に新しい花を咲かせます。

日本では、古くから観賞用の植物として栽培され、江戸時代から園芸品種が作られるように。江戸時代後期にドイツ人の博物学者シーボルトによって欧米に紹介され、世界中に広まっていきました。

現在では、特にアメリカで大型品種の人気が高く、毎年優れた品種には「ホスタ・オブ・ザ・イヤー」という賞がアメリカホスタ協会から与えられます。

園芸では、花以上に葉っぱが観賞用として人気。大型品種は、大きさが30cmを超え、すじや班が入っているなど、存在感のある葉っぱをつけます。日陰でも育つことから、日陰の庭(シェードガーデン)に欠かせない植物ともいわれているんですよ。

ギボウシ(ホスタ)の花言葉は?

『落ち着き』『沈静』

ギボウシは、まっすぐ伸びた茎に涼しげな色の花をいくつもつけます。「落ち着き」「沈静」といった花言葉は、この花姿にちなんでつけられました。

ギボウシ(ホスタ)の学名・原産国・英語

学名
Hosta
科・属名
ユリ科・ギボウシ属
※リュウゼツラン科
英名
Hosta
Plantain lily
原産地
東アジア
開花期
6~9月(葉っぱの鑑賞期5~11月)
花の色
紫、白
別名
擬宝珠(ギボウシ)
ホスタ
ウルイ
ギンボ
タキナ

ギボウシ(ホスタ)の名前の由来は?

学名の「Hosta」は、オーストラリアの植物学者N.T.Host氏とJ.Host氏にちなみます。和名は、つぼみの形が橋の縁についている「擬宝珠(ぎぼし)」に似ていることから命名されました。また、地域によっても呼び名が異なり、東北地方と中部地方の一部では「ウルイ」、青森県では「ギンボ」、高知県では「タキナ」と呼ばれます。

ギボウシ(ホスタ)の開花時期と見頃の季節は?

6~9月に白や紫の花を咲かせますが、見頃は7~8月。つぼみは筒状で先端から膨み、よい香りを漂わせながら花を咲かせます。

また、葉っぱの鑑賞期は5~11月です。特徴的な葉っぱをもつ植物(カラーリーフ)として、春から秋までの間、花壇や庭を鮮やかな緑色に染めてくれます。

ギボウシ(ホスタ)は食用できる?ウルイの食べ方は?

日本に自生する野生のギボウシは、「ウルイ」「タキナ」といった名前で、山菜として若芽や若葉が食べられます。また、山形県では食用として栽培されています。味にクセがなく、シャキシャキとした食感から、浅漬けや炒めもの、味噌汁の具、天ぷらなど様々な食べ方を楽しむことができますよ。

ただ、見た目が「バイケイソウ」という毒草に似ており、自然採取には注意が必要です。誤って食べてしまうと、吐き気や下痢、めまい、手足のしびれを引き起こし、最悪は死に至る危険も。

バイケイソウは、葉っぱと茎の間をつなぐ部分(葉柄)がなく、葉っぱが折りたたまれているのが特徴です。

ギボウシ(ホスタ)の種類や品種は?

 

ギボウシは、東アジアに約40種が分布しています。品種交配しやすいため、雑種や変種が数多く生まれ、植物学上の分類がよく変更されている、変わった植物です。今回は、現在の分類での「大型種」「中型種」「小型種」のサイズ別に、それぞれの代表的な品種をいくつかご紹介します。

大型種

● オオバギボウシ
草丈50~100cm、葉の長さ30~40cmとギボウシの中で最大級のサイズで、大型種の改良元となっている品種です。葉は楕円や円形で、縦方向に葉脈がくっきりと入っています。日本全国に自生し、「トウギボウシ」「ウノハナギボウシ」「ウツリギボウシ」という別名でも呼ばれます。

● ブルーエンジェル
大型種を代表する品種の1つで、青みがかった葉が特徴です。草丈90cm以上、幅160~190cmほどの大きさに生長するため、植えるにはかなりのスペースが必要になります。

● 寒河江(サガエ)
山形県寒河江市で作られた品種です。灰色がかった緑色の葉は、縁に黄色の斑が入っています。2000年に「ホスタ・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、世界的にも人気があります。

● フランシス・ウィリアムズ
アメリカで作られた品種で、花つきがよく、存在感があります。青みのある葉の縁にライムグリーンの斑が入っています。

中型種

● スジギボウシ
オオバギボウシを元に生まれた中型種で、紫がかった白い花をつけます。細長い葉に白やクリーム色のすじ模様が不規則に入り、江戸時代から園芸に利用されてきました。

● ムラサキギボウシ
中国原産の品種で、青みがかった紫色の花をたくさんつけます。「ventricosa」という学名は、ラテン語で「膨れた腹」という意味で、丸みのあるつぼみの姿に由来しています。

小型種

● コバギボウシ
サハリンから日本湿地に自生している品種で、草丈が30~50cmまで生長します。多くの園芸品種の元となっています。

● オトメギボウシ
韓国済州島原産で、ギボウシの中で最も小型な品種です。草丈15~30cm、葉の長さが5~10cmほどなので、鉢植えにして楽しまれます。

● 文鳥香(ブンチョウコウ)
江戸時代から伝わる、古い園芸品種(古典園芸品種)です。濃い緑色の葉っぱの縁に、白色の班模様が入ります。

ギボウシ(ホスタ)は園芸に人気の花

ギボウシは、品種同士を交配させやすいことから、たくさんの園芸品種が生み出されてきました。大型種は、1つ植えるだけでインパクトがあり、中型・小型種はグランドカバーにできるなど、用途が幅広いことも人気の理由です。

自宅の園芸スペースに合ったギボウシを選んで、花姿と葉っぱを楽しんでくださいね。

更新日: 2018年06月26日

初回公開日: 2015年09月04日

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