ふりそそぐ太陽の光に包まれる夏の庭。鮮やかでくっきりとした夏の花たちは、生長期を迎え、日光をたくさん浴びてぐんぐん茎を伸ばし、花を咲かせています。でも実は、強い直射日光や気温が高い夏は、花たちが弱りやすい時期でもあります。今回は、そんな夏の花の中でも育てやすい、寄せ植えにおすすめの種類を10種ご紹介します。
寄せ植えにおすすめの夏の花10選
1. アメリカンブルー(エボルブルス)
![アメリカンブルー エボルブルス 花 青 地植え](https://d2v9opmik2a3uk.cloudfront.net/uploads/2015/10/10230007/57137502d88a5561a281afed3a653221-480x320.jpg)
アメリカンブルーは、ブルーの花色が庭を涼しい雰囲気にしてくれる多年草です。草丈が20~40cmとほどよく、茎を地面にどんどん広げて生長していきます。
また、花が次々と咲くので、寄せ植えのほかにハンギングバスケットにもおすすめ。一重咲きのベゴニアやニチニチソウなど白い花との相性は抜群です。
2. ペチュニア
![ペチュニア](https://d2v9opmik2a3uk.cloudfront.net/uploads/2021/07/21134525/3ef650b31b6d4a03c6b3340597a948e2_1626875123.jpg)
夏を代表する花の1つであるペチュニア。花付きがよく、初夏から秋にかけて長い間、ラッパ型のかわいらしい花を楽しむことができます。一重咲きや八重咲き、小輪、大輪などバリエーションも豊富なことも人気の理由。
ポーチュラカとよく合い、組み合わせを工夫することで、自分の思い描いた夏の花壇を作って楽しめますよ。
3. マリーゴールド
![マリーゴールド](https://d2v9opmik2a3uk.cloudfront.net/uploads/2020/10/28172752/4580030d9e9483c10fe491577aa0ac8d_1603906070.jpg)
マリーゴールドは、春から初冬の長い間咲き続ける丈夫な花です。花色は黄色やオレンジと暖色が多く、近年は白やクリーム色といった品種も作られています。
元気な色彩との寄せ植えがおすすめで、バーベナやポーチュラカ、ケイトウとよくマッチしますよ。マリーゴールドの根には、センチュウを撃退する効果が期待できるほか、蚊を寄せ付けない特性があり、寄せ植えをしながら害虫の予防や虫よけになる、一石二鳥なコンパニオンプランツなんですよ。
4. トレニア
![トレニア](https://d2v9opmik2a3uk.cloudfront.net/uploads/2021/10/20175324/3df00779f166e303a8b733f2819163b0_1634752403.jpg)
トレニアは、背丈が低く、涼しげでかわいらしい小さな花をたくさん咲かせる草花です。夏スミレともいわれ、ボリュームのある株に育ちます。夏のガーデニングには貴重な寒色系の花色をもつので、花壇や寄せ植えに重宝するお花です。
夏の暑さに強く育てやすい反面、冬の寒さが苦手です。生育旺盛なので追肥を定期的に与えつつ、乾燥させないように土の表面が乾いたら早めに水やりをしましょう。真夏であっても元気にたくさんの花を咲かせてくれます。ペチュニアやエキザカムとの組み合わせがおすすめです。
5. ミニひまわり
![ミニヒマワリ](https://d2v9opmik2a3uk.cloudfront.net/uploads/2020/10/01115347/f328622c3780fed0b790445ee75991a9_1601553226.jpeg)
夏の代名詞ともいえるひまわり。背丈の高いひまわりの花がたくさん咲くひまわり畑のイメージがありますが、ガーデニングでは背丈30cmほどの「ミニひまわり」が寄せ植えや鉢植えに人気となっています。
八重咲きや花色が赤やオレンジ、レモンなどさまざまあり、マリーゴールドなどビタミンカラーで作られた寄せ植えを見ていると元気になります。太陽を好み、日光不足は花が咲かなくなってしまうので、一日中日当たりのよい場所で育てましょう。
6. ベゴニア
![リーガスベゴニア](https://d2v9opmik2a3uk.cloudfront.net/uploads/2020/10/28105133/dba7b365a85976d621d54cb28aca6600_1603882292.jpeg)
ベゴニアは、育てる環境を選ばない、育てやすく丈夫な草花です。葉っぱが厚いので乾燥にも強く、耐暑性、耐寒性にも優れています。一重咲きと八重咲きがありますが、一重咲きが丈夫なほか、種類も豊富。
さまざまな花との寄せ植えもすてきですが、色をかえて混ぜ込む、ベゴニアだけの寄せ植えも夏の青空とよく似合いますよ。乾燥に強い反面、加湿を苦手なので、寄せ植えとはいえ株同士の間隔はきちんと確保したいですね。
7. ニチニチソウ(日々草)
![ニチニチソウ 日々草](https://d2v9opmik2a3uk.cloudfront.net/uploads/2020/10/28172640/0442c45e3ff26e9c944de7fa526d5ace_1603905999.jpg)
暑さや乾燥に強く、真夏の炎天下の中でも花をどんどん咲かせるのがニチニチソウです。排気ガスなどにも耐性があることから、道路沿いのガーデニングに活躍してくれます。
紅、白、赤、ピンクといった定番の花色から、オレンジ、黒紫、マーブル模様などの品種も作られ、とくに花芯が赤くなるタイプはかわいらしくて人気があります。日差しや暑さに強い、ペンタスとの寄せ植えがおすすめです。
8. 千日紅(センニチコウ)
![センニチコウ 千日紅](https://d2v9opmik2a3uk.cloudfront.net/uploads/2020/10/28172749/3ec8a4970f7b65e3324e807cbbb1cf7e_1603906068.jpg)
千日紅は、名前の通り1,000日花を咲かせるほど開花期が長いことで知られる草花です。細い茎先に紫紅、ピンク、白、オレンジ色をしたボンボンのようなかわいらしい花が咲きます。
寄せ植えでは、他の花の引き立て役になりがちですが、主役にするならカラーリーフと合わせるのがおすすめです。花色があせないので、ドライフラワーにして楽しむこともできますよ。
9. サルビア
![サルビア](https://d2v9opmik2a3uk.cloudfront.net/uploads/2018/10/19171750/e1b46141f4c40e4969e521d5b9db87e3_1539969465.jpg)
サルビアは、真っ赤な花を空に向かって咲かせる姿が印象的な植物です。夏から秋にかけて花壇に彩りを加えてくれる存在で、育てる手間もかからないことから、街や公園の花壇によく植えられています。
草丈が比較的高いので、寄せ植えのときは背景に利用するか、背丈の低い草花と合わせるときれいにまとまるのでおすすめです。
10. ガザニア
![ガザニア](https://d2v9opmik2a3uk.cloudfront.net/uploads/2015/05/13235353/shutterstock_204761938-480x320.jpg)
ガザニアは、春から秋の長期間にわたって勲章のような形がはっきりとした花を咲かせます。日光が好きで、夜や曇りの日には開花せず、日を浴びると花が開きますが夕方には閉じてしまいます。
豊富な花色をもち、黄色やオレンジ、白、ピンク、赤、紫などがあるほか、バイカラーやストライプなど模様が入るのも魅力。マリーゴールドなどのビタミンカラーの花と植えると、元気いっぱいの寄せ植えになりますよ。
育てやすい夏の花で寄せ植えを楽しもう
![ヒマワリ ひまわり 向日葵 シロタエヒマワリ](https://d2v9opmik2a3uk.cloudfront.net/uploads/2021/02/17124057/0590643ed1164a7b325fbe7a5c728758_1613565655.jpg)
夏は、照りつける太陽や暑さから、元気がなくなってしまいがち。そんなときは、元気に育つ色鮮やかな草花を寄せ植えにして楽しみましょう。夏のきびしさにも負けず咲き誇る姿は、目で楽しめるだけでなく、元気を分けてもらえそうですね。
更新日: 2021年10月20日
初回公開日: 2016年04月04日