ガザニアは、形がはっきりとした花びらをつける夏の花です。オレンジや黄色、白などのきれいな花が夏の空に映え、グランドカバーとして人気があります。今回は、ガザニアの花言葉、種類・品種、開花時期などについてご紹介します。
ガザニアの花言葉は?
『あなたを誇りに思う』『笑顔で答える』『身近な愛』
「あなたを誇りに思う」は、勲章のような花姿をしていることに由来します。「笑顔で答える」は、見ている人に元気を与えてくれる花色にちなんでいます。
ガザニアの花の色や別名は?
- 学名
- Gazania
- 科・属名
- キク科・ガザニア属
- 英名
- Gazania
Treasure flower
- 原産地
- 南アフリカ
- 開花期
- 4~7月、9~10月
- 花の色
- 赤、ピンク、白、黄、オレンジ
- 別名
- クンショウギク(勲章菊)
トレジャー フラワー(宝の花)
ガザニアってどんな花?
ガザニアは、南アフリカ原産の草花で、15~40cmほどに生長します。濃い緑色でヘラ状の葉をつけ、茎の先に直径5~10cmの花を咲かせます。たくさんの園芸品種があり、カラーバリエーションが豊富なうえ、一重や八重咲きなど咲き方も様々。
日本へは大正時代の終わり頃に渡来しました。冬に枯れてしまうことから、一年草として扱われますが、最近は品種改良が進み、寒さにも耐えられる宿根タイプのガザニアも出回るようになりました。
原産地では耐暑性、耐寒性のある多年草として栽培され、花は日に当たるときだけ咲き、天気の悪い日や夜には閉じてしまいます。
名前の由来
名前は、古代ギリシアの書物をラテン語に翻訳したセオドルス・ガザ氏にちなんでつけられました。また、花姿が勲章に見えることから、勲章菊という和名がつきました。
ガザニアの開花時期と見頃の季節は?
5~10月頃までと長いことが特徴です。真夏を除いた4~7月と9~10月に見頃を迎えます。最盛期には白や黄色、オレンジと色とりどりの花を咲かせてくれますよ。
ガザニアの種類は?宿根草はある?
南アフリカに約40種が分布しています。現在ガーデニングに用いられるのは、野生種を改良したヨーロッパ生まれの品種です。以下に、代表的な種類や品種をいくつかご紹介します。
ガザニア・リネアリス
原種の1つで、黄色やオレンジの細長い花びらをつけます。草丈が15~20cmと低いことから、鉢植えでよく育てられます。
ガザニア・リゲンス
黄色やオレンジ、赤の花を咲かせ、シルバーリーフが美しい原種です。草丈は15~30cmほどに生長し、リネアリスとともに多くの園芸品種の元となっています。葉が白い毛でうっすらと覆われているのが特徴です。
ニューデイ
通常のガザニアよりも一回り大きな花を咲かせる品種です。花色も黄、オレンジ、ピンク、白など様々で、品種によっては、花びらの中心にスジが入ります。
シルバーカーペット
シルバーリーフが美しい品種で、花が咲いていない季節もカラーリーフとして楽しむことができます。10~20cmの草丈で、鮮やかな黄色の花を咲かせます。寒さに強く、宿根草として育てることもできます。
ガズー
宿根ガザニアの代表品種で、ガザニアの中でも人気があります。花の直径が10cm前後と、他のガザニアとは比べ物にならないほど大きな花を咲かせます。
カシスクリーム
白ベースの花びらに、カシスのような濃い紫のスジが入る品種です。葉はシルバーリーフで、白い毛で覆われています。コンパクトにまとまり、花壇や鉢植え、プランターなど使い勝手がいいことも魅力です。
ガザニアの花は色の種類が豊富
ガザニアは、日当たりと水はけさえよければ、元気に育ってくれる草花です。近年は宿根草の品種もたくさん出回り、グランドカバーとしての人気も高まってきています。
花色にも黄・オレンジの他に、ピンクやストライプの入ったものなど様々で、植える場所の雰囲気に合ったものを選べますよ。ガザニアを寄せ植えにして、真夏のガーデニングを楽しんでみてくださいね。
更新日: 2021年01月13日
初回公開日: 2015年09月19日