朝顔に似たラッパ型の花を日中に咲かせるコンボルブルス。つるを伸ばして生長するものや、低木タイプなど種類が豊富で、グランドカバーやロックガーデンなど様々なシーンで活用することができますよ。今回は、そんなコンボルブルスとはどんな植物なのかや、花言葉についてご紹介します。
コンボルブルス(セイヨウヒルガオ)の花言葉とは?
『絆』『縁』『失望』『飽きっぽい』『楽しい思い出』『依存』
「絆」という花言葉は、コンボルブルスが他の植物に巻き付いて育ち、離れないことに由来しています。「楽しい思い出」は、夏に次々と花を咲かせる植物に共通する花言葉で、夏を楽しむ人々を表している考えられています。
コンボルブルス(セイヨウヒルガオ)の学名・原産国・英語
- 学名
- Convolvulus
- 科・属名
- ヒルガオ科・セイヨウヒルガオ属(コンボルブルス属)
- 英名
- Convolvulus
Ground morning glory
Blue carpet
- 原産地
- 地中海沿岸など
- 開花期
- 5~9月
- 花の色
- 紫、白、ピンク、青、複色
- 別名
- 西洋昼顔(セイヨウヒルガオ)
コンボルブルス(セイヨウヒルガオ)とは?どんな花を咲かせる植物?
コンボルブルスは、ヒルガオ科・セイヨウヒルガオ属に分類される植物の総称です。地中海沿岸を中心に、温帯から亜熱帯の広い地域に200~250種が分布しているといわれています。一年草のものと多年草のものがあり、低木やつる性など見た目にバリエーションがあることが特徴となっています。日本に自生している種類はありませんが、1940年以降に園芸用植物として渡来し、いまではグランドカバーや花壇の寄せ植えなどに利用されています。
草丈は10~60cmほどに生長し、ラッパ型の花を日中に咲かせます。1日の花の寿命は2~3日ですが、次々と咲いて長く開花期を楽しめます。
コンボルブルス(セイヨウヒルガオ)の種類や品種は?
■ 一年草タイプ
コンボルブルス・トリカラー
コンボルブルス・トリカラーは、園芸用の植物として、明治時代にトライした品種です。青やピンクなど濃い花色をベースに、中心が黄色や白の3色に色づくことから名付けられました。「三色朝顔(サンシキアサガオ)」という別名を持っています。
■ 多年草タイプ
コンボルブルス・サバティウス
コンボルブルス・サバティウスは、多年草タイプの代表的な品種です。別名「ブルーカーペット」と呼ばれ、青紫色の花を咲かせます。横にはうようにつるを伸ばして広がる性質から、グランドカバーやハンギングにして楽しまれます。
コンボルブルス・アルタエオイデス
コンボルブルス・アルタエオイデスは、銀白色で小さく細い刃のような形をした葉っぱが特徴的な品種です。濃い紫や桃色の、直径3cmほどの花を咲かせます。
コンボルブルス・クネオルム
横に広がる低木タイプの品種で、茎や葉っぱは硬く、銀色がかっています。地面をはうように茎を伸ばし、先端に白い花を咲かせる姿が美しいですよ。
コンボルブルス(セイヨウヒルガオ)はグランドカバーにおすすめの花
朝顔や昼顔のような、ラッパ型のかわいらしい花を咲かせるコンボルブルス。種類や品種が豊富で、見た目や花色は様々。中でも横に広がって生長するタイプは、グランドカバーやロックガーデンにおすすめです。真夏の直射日光に負けず、可憐な花を咲かせる姿は、庭をさわやかな雰囲気で包んでくれますよ。
更新日: 2016年03月01日
初回公開日: 2016年03月01日