キャンドルの灯りにはストレス解消や癒しの効果があることから、近年リラックスアイテムとして人気がありますよね。そんなキャンドルに乾燥させた花やフルーツがあしらわれているのがボタニカルキャンドルです。見ためがかわいらしく、気軽に飾れることから、インテリアとして取り入れて楽しめますよ。今回は、そんなボタニカルキャンドルの作り方をご紹介します。
ボタニカルキャンドルとは?
「ボタニカル」とは植物のことを意味します。近年では、ファッション用語として植物をモチーフに使ったデザインを指すときに使われるようになりました。
つまり、「ボタニカルキャンドル」とは、ロウソクに草花や果実などの植物を閉じ込めたもののことです。閉じ込める植物によって色合いや雰囲気が変わってくることから、おしゃれなインテリアとして飾って楽しむことができます。また、手作りの場合、材料はすべて100均のもので作れてしまいます。既製品の半分以下の材料費で、自分好みの色と香りのオリジナルキャンドルが作れますよ。
■ ボタニカルキャンドルの作り方
1. 紙コップを使った簡単ボタニカルキャンドル
キャンドルの中身は、完全に乾燥した状態の植物を使用してください。水分除去が不十分だと、変質して腐ったりカビが生えたりすることがあります。下準備として、好みの押し花を用意しておくとすぐに作業に取り掛かれますよ。押し花はアイロンで簡単に作れますし、市販の押し花セットも便利です。
材料
押し花 | 適量 |
ロウソク | 10号2本 |
紙コップ | 140mlサイズ1個 |
輪ゴム | 2本 |
小鍋 | 1個 |
クレヨン | 好みの色1cmくらい |
精油 | 好みの香りのもの10~20滴 |
割り箸 | 1膳 |
手順
1. ロウソクを小鍋に入れ、湯銭で溶かして芯を取り出す
2. 紙コップの中央に穴を空け、芯となる糸を通す
3. 芯を割り箸に挟んで両サイドを輪ゴムで縛り、紙コップの中央に垂れるように固定する
4. 溶かしたロウを紙コップに流し込む
5. 全体が白っぽくなったら、中のロウを一旦小鍋に戻す
6. クレヨンを砕いたものと、アロマオイルを小鍋に戻したロウに加えて混ぜ合わせる
7. 紙コップに残ったロウへ押し花を貼りつけ、小鍋に戻したロウを8割流し込む
8. ロウが固まったら、中央のへこみを覆うように残りのロウを流し込む
ポイントは、小鍋から取り出した芯をまっすぐに伸ばしておくことと、ロウを流し込んだら、自然に冷めて固まるまでそっとしておくことです。急いで紙コップをはがすと、ひびが入ったりロウが溶け出したりして、きれいな仕上がりになりません。
2. 空き瓶を使ったグラスボタニカルキャンドル
とにかく簡単にボタニカルキャンドルを作りたい!という方には、空き瓶を使うのがおすすめです。適度な重さで安定感があって、キャンドルホルダーがなくてもそのまま使って楽しめます。また、アロマキャンドルのように香りを楽しみたい方は、ハーブのドライフラワーを利用するとよいですよ。かわいいガラス瓶で作れば、手作りの贈り物にもなりますね。
材料
押し花 | 適量 |
ロウソク | 10号2本 |
空き瓶 | 1瓶 |
クリップ | 1個 |
割り箸 | 1膳 |
輪ゴム | 2個 |
小鍋 | 1個 |
精油 | 好みの香りのものを10~20滴 |
クレヨン | 好みの色のものを1cmくらい |
手順
1. ロウソクを小鍋に入れ、湯銭で溶かして芯を取り出す
2. 溶かしたロウを少量筆にとり、押し花に塗りつけて空き瓶の内側に貼りつける
3. 割り箸で挟んだ芯の片端に、座金代わりのクリップをつけて瓶の中に垂らす
4. 溶かしたロウにクレヨンやアロマオイルを加えて混ぜ合わせる
5. 空き瓶にロウを流し込む
3. 貼りつけるだけ!押し花ボタニカルキャンドル
既製品のキャンドルに好みの押し花を貼るだけでも立派なボタニカルキャンドルになります。薄い押し花ならきれいに貼りつけることができますよ。押し花の色合いを揃えてテーマをもたせるのがポイントです。
材料
押し花 | 適量 |
プレーンなキャンドル | 1個以上 |
スプーン | 1個 |
ロウソク | 1本 |
手順
1. スプーンの丸い部分を下からロウソクの火であぶる
2. キャンドルの側面に押し花をあてる
3. 熱したスプーンで押し花をやさしく撫でつける
4. キャンドルからはみ出た押し花をカットする
ボタニカルキャンドルを手作りして飾ろう
テーブルのデコレーションとしてキャンドルを取り入れると、いつもとは違った癒しの空間を演出することができます。また、お花をきれいに長く飾っておけるのも、ボタニカルキャンドルの魅力。市販されているのは高額なものが多いですが、自分で作れば手軽に楽しめますよね。ぜひ、自分でボタニカルキャンドルを作ってみてください。
更新日: 2016年02月29日
初回公開日: 2016年02月29日