梅雨が明け、本格的な夏の暑さが訪れる8月。お庭にたくさんの花が咲いていると、元気を分けてもらえそうな気分になりませんか。また、日差しをよけるためにつる性の植物を使ってグリーンカーテン作っても楽しそうですね。今回は、そんな8月に咲く花のうち、ガーデニングに利用しやすいものを10種ご紹介します。
8月に咲く花10選
1. 朝顔
ラッパのような花が特徴の朝顔。日本の夏の風物詩として、青や紫の花色で夏の暑さを和らげてくれる存在です。江戸時代には変化朝顔の栽培が盛んに行われ、たくさんの園芸品種が生み出されました。
プランターに植え付ければ簡単に育ち、ベランダなど限られたスペースで楽しめるのも人気の理由です。緑のカーテンに仕立てて、夏の暑さを乗り切るのもよいですね。
2. ダリア
ダリアは、たくさんの細かい花びらが重なり合う姿がエレガントな雰囲気を持つ植物です。早朝に咲いた花は夕方にはしぼんでしまいますが、毎日次々と新しい花を咲かせるので、開花期は長くなっています。
切り花を見かける機会が多いですが、自宅で球根から育てれば、毎年キレイな花を楽しめますよ。耐寒性、耐暑性にすぐれていて丈夫ので、初心者でも育てやすいんですよ。
3. ペチュニア
南米が原産のペチュニアは、夏の暑さに負けずたくさんの花を株いっぱいに咲かせます。もともとは多年草ですが、寒さにとても弱く、日本では一年草として扱われます。
また、雨に当たると花がしぼんでしまうことから昔はあまり人気がありませんでした。サントリーフラワーズの開発したサフィニアという園芸品種によって人気に火がつき、今ではたくさんの種類があるんですよ。花色が豊富なので、いくつかの品種を寄せ植えにするとキレイです。
4. プルメリア
ハワイで身につけるレイを作るために使われるのがプルメリアです、白やピンクをベースにした花には、黄色やオレンジなどの差し色が入って南国ムード満点。女性的な甘くやさしい雰囲気を持っています。
低木なので、鉢植えにして育てて楽しめますよ。ただ、寒さには弱いので、冬は室内に入れたほうが安心です。
5. クレマチス
クレマチスは、「つる性植物の女王」とされるガーデニングに人気の植物です。つるが丈夫でどんどん伸びることから、あんどん支柱やフェンスに絡ませながら美しく仕立てていきます。品種が2,000~3,000ととても多く、花色も豊富なので、自分好みのものを見つける楽しみもありますよ。
6. 睡蓮(スイレン)
睡蓮は、水の上に大きく広がる幻想的な花が特徴的な水生植物です。普通の植物とは見た目が違うことから、育て方もむずかしそうに感じますが、家庭で育てるのは簡単。
睡蓮鉢のような深さのある容器に沈め、水を常にためておくようにして栽培していきます。ベランダや窓辺におけば、すずしい雰囲気になって夏の暑さも和らぎそうですね。
7. ガザニア
くっきりとした花の姿が印象的なガザニア。オレンジや黄色の花は、夏の強い日差しに負けず咲き誇ります。草丈が低く、花も大きすぎないことから、寄せ植えの前面やグランドカバーによく利用されます。群生させると、青空と美しいコントラストを作り出してくれますよ。
8. ひまわり(向日葵)
夏の花ときいて、多くの人がひまわりを思い浮かべるのではないでしょうか?丈夫で育てやすいことから、夏休みの自由研究に育てたという人もいるかもしれませんね。草丈が高いことからガーデニングに取り入れられる機会は少なかったのですが、近年は草丈の低い品種がたくさん流通するようになり、花壇や鉢に植えられることが増えました。
9. ハイビスカス
ハイビスカスは、はっきりとした明るい花色と、中心に突き出した柱頭が印象的な夏の花です。南国の花のイメージが強いですが、強い太陽の日差しは苦手。
夏は西日や直射日光の当たらない場所で育てるようにしていきましょう。1つ1つの花は1日で枯れてしまいますが、次々と新しい花を咲かせていきます。
10. コスモス(秋桜)
秋のイメージが強いコスモスですが、近年は開花時期の早い品種が増え、夏の花としても認知されるようになってきました。淡いピンク色をした一重の花が、風に揺れる姿は儚さと強さを感じさせます。
丈夫で育てやすく、野性的な雰囲気も持っているので、寄せ植えの背面などに活用するのがおすすめです。
8月に咲く花は、暑さに強くて丈夫
暑い夏は外に出るのも億劫になりがちですよね。そんなとき、庭やベランダで元気に咲いている花を見ると、自然と元気が出てきます。
ただ、夏は外に出て作業をするのはどうしても大変。朝夕の少しすずしい時間を利用しながら、夏のガーデニングもうまく楽しんでみてくださいね。
更新日: 2021年10月20日
初回公開日: 2016年04月22日