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春の山野草10選!おすすめの土や育て方は?

自然な雰囲気のある草姿と、素朴な花色が魅力の山野草。ロックガーデンなど自然な雰囲気の庭によく似合い、近年ガーデニングによく取り入れられるようになりました。通常の草花に比べて丈夫なものが多く、育てる手間がかからないこともうれしいポイントですよね。今回は、そんな山野草の中で、3~5月にお花を咲かせるものを、おすすめの土や育て方も交えて10種ご紹介します。

1. ハナニラ

ハナニラ

星形の小さな花を春に咲かせるハナニラ。丈夫で手間がかからず、茎を四方八方に這わせて生長することから、グランドカバーやハンギング仕立てにして楽しまれます。日当たりがよいとこであれば、植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれますよ。

水はけのよい、ややアルカリ性のよい土が適しているので、市販の草花用培養土か、赤玉土(小粒)6~7:腐葉土3~4の割合で混ぜた土に一握り苦土石灰を混ぜたものを使ってください。

開花期 2~5月
花色 白、黄、青、ピンク

2. 雪割草(ミスミソウ)

ユキワリソウ 雪割草 花 地植え 紫

小さな花が雪を割るように顔をだすことから名付けられた雪割草。キンポウゲ科・ミスミソウ属に分類される多年草です。品種改良によって覆輪の花を咲かせるものや、八重咲きの品種も登場し、ガーデニングに幅広く利用されています。

過湿と乾燥いずれにも弱く、土は水はけと水もちのバランスがよいものを好みます。日向土を主体に、赤玉土や鹿沼土、桐生砂を混ぜ込んだものを使うと、元気に育ってくれますよ。また、土の表面が乾いたら忘れずに水やりをするのがポイントです。

開花期 2~5月
花色 白、紫、青、ピンク

3. スミレ(菫)

山野草 スミレ

北海道から屋久島までの広い地域に自生するスミレは、ありふれた山野草の1つです。ガーデニングに取り入れるときは、小さな鉢植えをたくさん作ると、庭に彩りを加えることができますよ。花が控えめなので、おしゃれな鉢との相性は抜群です。

育て方もむずかしくなく、鹿沼土6:腐葉土3:軽石(小粒)1などの配合がおすすめです。スミレの砂糖漬けなど食べるために栽培するときは、リン酸とカリウムが多い野菜用の肥料を使うと安心ですよ。

開花期 3~5月
花色 白、ピンク、紫、黄など

4. エビネ(海老根)

エビネ

エビネは、東洋ランの代表的な存在です。ヨーロッパの園芸にはかかせないガーデンオーキッドで、たくさんの園芸品種があり、花色や草姿も様々。また、個体差があり、2つとして同じ見た目がないことも魅力となっています。

風通しのよい明るい日陰で、水はけのよい土に植え付けるのが元気に育てるコツ。日向土(小粒)4:赤玉土(小粒)4:腐葉土2の土にバークチップを混ぜ込んだものを自作してもかまいませんが、市販のエビネ用培養土を使えば簡単に栽培環境を整えられますよ。

開花期 4~5月
花色 白、緑、茶

5. サクラソウ(日本桜草)

ユキワリソウ サクラソウ科・サクラソウ属 (5)

サクラソウは、名前の通り桜のような花びらが特徴の春の山野草です。プリムラの仲間の多年草で、こんもりとした草姿と、株を覆うように花を咲かせるかわいらしい姿が人気で、江戸時代からたくさんの人々に親しまれています。

乾燥が苦手で、土の湿り気を保つことが育てるときのポイント。鹿沼土を主体に作った土を使い、鉢底に大粒の軽石を敷くと水はけがよくなりますよ。地植えにするときは、掘り上げた土に腐葉土や軽石、砂を混ぜ込みます。

開花期 4~5月
花色 白、ピンク、紫、複色

6. シャガ(射干/著莪)

シャガ

アヤメに似た白い花を咲かせるシャガ。花ももちろん美しいですが、常緑性で、真冬も細い緑の葉っぱを茂らせるほど丈夫なことも魅力。群生している様子は可憐で、和の庭造りに活躍してくれます。

土質は特に選ばず、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土や市販の草花用培養土で元気に育ちます。ただ、湿り気のある環境を好むので、特に根付くまでは土の表面が乾いたら水やりをすると安心です。

開花期 4~5月
花色

7. カタクリ(片栗)

カタクリ

ユリ科多年草であるカタクリは、根が料理に使う片栗粉の原料となることで知られています。花は、薄紫色をしており、しとやかな雰囲気。栽培がむずかしい花とされていますが、その分手をかければかけるほど愛着がわく玄人好みの花でもあります。

有機質をたっぷりと含んだ土に植え付け、落葉樹など日差しが直接当たらない場所で育てていくと、うまくいく確率が高まりますよ。年々深いところへと球根が潜っていく性質があるので、鉢植えは毎年、地植えは2~3年植え替えをして株をリフレッシュさせましょう。

開花期 3~6月
花色 薄紫、ピンク

8. オダマキ(芋環)

オダマキ 山野草

オダマキは、細い茎の先に大きな花を咲かせる草花です。山野草としてガーデニングに利用されるのは、ミヤマオダマキやヤマオダマキなど日本原産の品種です。とても丈夫で寒さに強く、ガーデニング初心者でも安心して育てられますよ。

日当たりのよい涼しい場所で育てるのがポイントです。また、日本原産の品種は、山野草用培養土に植え付けるとうまくいきます。

開花期 5~8月
花色 白、ピンク、赤、オレンジ、黄、青、紫、茶、黒

9. 勿忘草(ワスレナグサ)

ワスレナグサ 勿忘草 花 青

勿忘草は、8mmくらいの小さな花を茎先にたくさん咲かせる人気の山野草です。アジアからヨーロッパにかけての広い範囲に自生し、日本では夏の暑さで枯れてしまうことから一年草として扱われます。多彩な花色と、「私を忘れないで」という純粋さを感じる花言葉が人気となっています。

高温多湿に弱いので、水はけと水はけのバランスがよい土に植え付け、きちんと傷んだ葉や花を取り除いていくことがキレイに育てるコツ。鉢植えにして夏は室内に取り込めば、冬越しして毎年花を楽しめるかもしれませんよ。

開花期 3~6月
花色 白、ピンク、黄、青、紫

10. 蓮華草(レンゲソウ/ゲンゲ)

レンゲソウ レンゲ ゲンゲ

春の山野草の代表的な存在である蓮華草。今では見る機会が減ってしまいましたが、根の根粒菌を緑肥として利用するために、かつては田んぼにたくさんの蓮華草が植えられていました。地面を這うように広がって生長し、白詰草に似たピンクのかわいらしい花を咲かせます。

自分で育てることも可能で、野性味あふれる姿がすてきなことから、グランドカバーやハンギングに仕立てられることもあります。丈夫な性質なので、赤玉土(小粒)7:腐葉土3など標準的な土であれば問題なく生長してくれますよ。

開花期 4~5月
花色 ピンク、紫、白

春に花を咲かせる山野草を庭に取り入れてみよう

山野草 花 ガーデニング

山野草というと森の奥深くや山野など、よく目にする草花とは違う環境で育っているものをイメージしませんか?そのため、栽培がむずかしいのではないかと不安になることも。実は、特に土の状態といった栽培環境さえ整えてあげれば、山野草は丈夫で育てやすいものが多いんです。和風の庭や、ロックガーデンなどに取り入れてみると、個性的な庭と作って楽しめますよ。ぜひ、春の山野草を取り入れてみてくださいね。

初回公開日: 2016年04月05日