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セダムの増やし方!挿し木、葉挿し、株分けの時期と方法は?

園芸初心者の方にとって、植物の数を増やす「挿し木」などはハードルが高そうに思えるかもしれません。実は、難しいことは何もなく、特にセダムの場合はとても簡単に行うことができます。今回は、セダムの増やし方について、挿し木や葉挿し、株分けなど方法と注意点をまとめました。

セダムの挿し木、葉挿し、株分けの時期は?

葉肉の厚い洋種は葉挿しで、葉肉の薄い日本固有種は、挿し木で増やします。また、植え替えのタイミングに合わせて、株分けをすることもできます。いずれの場合も3~4月か、9月~10月の生育期が適期です。

セダムの挿し木の方法は?

挿し穂に適した丈夫な茎を選び、先端から3~7cmの長さでカットします。このとき、切り口に近い下葉は、1~2cmほど切り落とします。その後は、水はけのいい用土に挿し穂を挿していきます。通気性が悪いと腐ってしまうことがあるので、発根するまでは乾燥させたコップや瓶に縦置きするだけでもかまいません。何度か試して、自分の環境にあった方法を見つけてください。根が出たら、4~5号鉢に鉢上げしましょう。

セダムの葉挿しの方法は?

親株を乾燥させて外れやすくした葉を、付け根から丁寧にもぎ取ります。もしくは、挿し木するときに切り落とした下葉を用いてもかまいません。土を敷いた平鉢やトレイの上に葉を1枚ずつ並べて置きます。そのまま、半日陰で水を一切与えずに管理していきましょう。その後、切り口にヒゲのような根が確認できたら、土を少し湿らせます。約1ヶ月後、元の葉がすっかり枯れ落ち、新しい葉が2cm以上になったら、1~3号のミニ鉢や豆鉢に鉢上げしましょう。

挿し木、葉挿しの用土は赤玉土(小粒)単品や草花培養土に赤玉土を混ぜた土がおすすめです。葉挿しが成功するか心配なときは、サボテンや多肉植物専用の培養土を用意すると成功率が高まりますよ。

セダムの株分けの方法は?

鉢に根が回り、十分に育った株を植え替えるタイミングで株分けを行います。親株を鉢から抜き、根の周りについた土を軽くふるい落としたら、根鉢を手で適当な大きさに分けます。子株が出ている場合は親株と切り離します。そして、切り離した株は、風通しのいい日陰で1週間程しっかり乾燥させてください。このとき、伸びすぎた根や枯れた根は切って取り除いておきます。植え付け直後は水を与えず、1週間後から水やりを開始してください。

セダムの増やし方の注意点は?

セダム

セダムを増やすときは、水と土の管理が通常の草花とは大きく異なります。作業するときは、以下の3つのポイントに注意してください。

1. 乾いた土を使用する

セダムは多肉植物なので、葉や茎に水分を蓄える性質があり、ほんの少しの湿り気だけで生きていけます。この性質から、降雨や水やりが少ない環境でも枯れずに生長する力があります。挿し穂もこの性質をもっており、発根、発芽のためのエネルギーを体内の水分だけでまかなうことができます。そのため、挿し木や株分けをした際は、水を与える必要はありません。また、発根してからも土を水浸しにするのではなく、霧吹きの水でごく軽く濡らす程度で十分です。

2. 切り口を土や水に挿さない

草花の場合、挿し穂を土や水に挿して発根させますが、セダムはその必要がありません。土よりも、挿し穂をそのまま花瓶などに立てていたほうが発根する確率が高いです。また、切り口を乾燥させることで発根が促されるので、鉢上げのときも根に土をかけず、子株を土に乗せるだけで育ちます。まだ小さな子株の弱々しい姿をみると、土をかけて安定させたくなってしまいますが、ここでむやみに土をかけると逆効果になってしまいます。自然に発根して根付くまで、セダム自らの力に任せても大丈夫です。

3. 極力水を与えない

セダムは乾燥に強い反面、過湿にはとても弱い性質があります。切り口が常に水で湿った状態では、根が腐ったり、細菌に感染したりしてしまいます。そうしたリスクを避けるために、水やりは必要最小限に留めることが大切です。少なくとも、挿し穂や葉挿しをはじめてから10日間は完全に水を断ちましょう。葉挿しにして数日経った葉は、全体が茶色にくすんで萎びてきます。これは、蓄えていた水分を使って根や芽を出そうとしているときの正常な反応なので安心してください。

セダムの増やし方は簡単!

セダム 鉢

セダムを育てているとたくさんの剪定枝が出ます。また、セダム・モルガニアナム(玉つづり)のように、少し触れただけで葉っぱの落ちてしまう品種もあります。たとえ不要な切れ端であっても、愛情をもって育てた植物の一部がゴミになるのは切ない気持ちになるものです。たった1枚の葉っぱからでも発根して新しい株になるので、枝や葉は捨てずに挿し木や葉挿しにして育ててみてくださいね。

初回公開日: 2015年08月17日