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【多肉植物セダムの育て方】地植えの時期や方法は?土作り・水やりはどうする?

強靭な性質のセダムは、マンションや高層ビルの屋上緑化に適した植物として、近年注目を集めています。名前は知らなくても、一度は目にしたことがあるかもしれません。

観葉植物として人気があることはもちろん、地植えにも向き、グランドカバーやロックガーデンなど様々な楽しみ方ができますよ。今回はそんなセダムの育て方をまとめました。

セダムとは?どんな多肉植物?

セダムは、種類が500以上と多肉植物の中でもトップクラスの多さ。花のようなもの、豆粒のようなものと葉っぱの姿も色々あります。

寄せ植えの主役にも脇役にもなれるバリエーションの豊富さが寄せ植えによく使われる理由の1つです。

セダムを育てる前に!土作りの方法は?

セダムはやせた土地や、海岸の岩場などに自生している強靭な植物です。水はけがいい用土であれば、土質を選びません。ホームセンターなどで売っている多肉専用の土で大丈夫です。

もし自分で土をつくるのであれば赤玉土(小粒)5:腐葉土3:パーライト2などの標準的な混合土に植え付けていきましょう。

また、鹿沼土(小粒)2:赤玉土(小粒)2:ピートモス2:川砂2:くん炭2の配合にすれば、排水性が増し、根腐れの予防になりますよ。

セダムの苗植え!鉢植え・地植えの時期と方法は?

原種の中には実生できる品種もありますが、一般的には苗から育てます。鉢植えで育てる以外に、地植えしてグランドカバーに利用することもできます。

ただ、洋種は日本の気候と合わない場合もあるので地植えにする場合は日本原産の品種を用いると安心です。いずれの植え方でも、3~4月が植えどきです。

鉢植えの方法

基本的に丈夫な植物なので、鉢植えにする場合は底に穴の空いているものであればどんな容器に植え付けてもかまいません。

まず、鉢底にネットを敷き、その上に軽石を敷いて排水性を確保します。その後、水はけのいい土を容器の2/3ほど入れたら、中心に苗を据え、鉢との隙間を埋めるように土を足していきます。

そして、根が落ち着くまでの4日~1週間は水やりを行わず日陰に置いて休ませます。日陰でも育ちますが、基本的には日光を好むので、根が定着したら日当たりのいいところで管理しましょう。

地植えの方法

セダムは、耐暑性・耐寒性があり、丈夫な植物です。日光がよくあたり、風通しがいい環境であれば元気に育ってくれます。ただ、多肉植物で、葉に水を貯めこむ性質があることから、過湿を嫌います。水はけのいい用土を準備してあげましょう。

植え付ける場所を決めたら、10cm程度の深さに庭土を掘り起こし、苗の根をほぐしながら植え付けていきます。鉢植え同様、根が落ち着く4日~1週間のうちは水やりをひかえるようにしてください。

セダムの育て方!水やり、肥料の与え方は?

水やり

セダムは葉に水を貯めこむ性質があり、過湿の環境を苦手とします。鉢植えの場合は、3~6月と9~11月の生育期は、2~3日に一度くらいの頻度で、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

逆に冬は生育が衰えるので、月に1~4回、霧吹きで水を与える程度でかまいません。庭植えの場合は、基本的に水やりの必要はありません。

梅雨の時期は、むしろ水が多い状態になってしまうので雨除けカバーなどで対策をしましょう。日本固有種はまだ日本の環境に適応できますが、洋種は弱ってしまうものが多いので注意してください。

暑さがピークに達する7~9月下旬までは水やりの回数を極力減らし、雨に当てすぎないようにするのがポイントです。

肥料の与え方

葉や茎に水分や栄養分を蓄えるため、肥料をほとんど必要としません。植え付けや植え替えのときに腐葉土を混ぜておけば十分です。

生育が悪いからといって肥料を与えてしまうと、肥料焼けを起こして枯れてしまうことがあります。そもそも生育が悪くなってしまう原因は、気候や根詰まり、過湿なので、育ちやすい環境を整えてあげることが大切です。

セダムの注意する病気や害虫は?

4~6月の雨の多い季節は黒点病に注意が必要です。一度感染した葉は元に戻せないので、被害が拡大しないうちにすべて取り除いてください。

黒点病は雨水や昆虫によって広がる感染病なので、予防は難しいのですが、泥はねが原因で菌が付着することもあります。水やりをするときは、散水ノズルや霧吹きを利用するなどして、泥はねを防ぐことができますよ。

また、節間の狭い品種は風通しが悪くなりやすいので、アブラムシ、ヨトウムシ、カイガラムシ、ナメクジなどの害虫を引き寄せやすいです。大きな虫は割り箸などで捕獲するか、歯ブラシなどでこすり落としましょう。

小さな虫が大量に発生した場合は、スプレータイプの殺虫剤を使用して駆除していきます。特にナメクジは、通り道に置き型の薬剤をまいておくか、ビールや発泡酒を使った罠をしかけるといいですよ。

セダムの植え替え時期と方法は?

植え替えの適期は、生育期にあたる3~5月です。生育が旺盛で、根のまわりが早いので、根詰まりを起こす前に植え替えましょう。

観葉植物用のミニポットなら1年に1回、それ以外の鉢植えなら2年に1回の頻度が適しています。植え替え前は乾かし気味にして鉢から抜きやすくし、植え替え後は4~5日経ってから水やりをしてください。

セダムの剪定時期と方法は?

セダムは、放っておくと際限なく伸びて徒長しやすくなります。株が混みあうと過湿の原因となるため、通気性を確保する目的で、伸びすぎた枝を切り戻していきましょう。

3月または9月頃が剪定の適期です。剪定は新芽の生育を促すことにもつながる大切な作業でもあるので、1年に1回は行うようにしてください。また、冬に落葉するものは、茎が枯れたら取り除き、春先の芽吹きに備えます。

セダムを増やす方法は?

セダムは、挿し木、葉挿し、株分けの3通りの増やし方があります。いずれの方法もとても根付きやすいので、チャレンジしやすいですよ。

挿し木と葉挿しは3~4月または9~10月、株分けは植え替えの時期に合わせて行います。適しているやり方が種類によって違うので、それぞれにあった方法を選択してくださいね。

 

セダムの育て方は初心者にも簡単

植物を育ててみたい気持ちはあっても、管理の手間やスペースの都合を考えて、なかなか踏み切れないことが多いですよね。そんなときは、リーズナブルで気楽なミニサイズのセダムから挑戦してみるといいかもしれません。

かわいいグリーンがお部屋やベランダに1つあると、心安らぐ空間が作られ、日々のストレスを癒してくれますよ。

初回公開日: 2015年08月16日