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ハオルチア

ハオルチアの育て方!植え替えや葉挿し・株分けなどの増やし方は?

多肉植物ブームので特に高い人気を誇っているハオルチア。300以上の豊富な種類に加え、日陰にも強く、育てやすいことから初めての多肉植物の育成におすすめです。今回は、そんなハオルチアについて、植え替えや葉挿し・株分けなどの増やし方などを中心に育て方をご紹介します。

ハオルチアとは?どんな多肉植物?

ハオルチア 軟葉 硬葉

ハオルチアとは、ロゼッタ状に葉っぱを広げるハオルチア属に分類される多肉植物の総称です。春と秋に生長することから、春秋型の多肉植物として知られています。

葉っぱの形は種類によって様々で、主に葉が硬く尖った「硬葉系」と、葉に丸みのある「軟葉系」の2つに分けられます。硬葉系では「十二の巻」、軟葉系では「オブツーサ」などの園芸品種が有名です。どちらの種類も育て方に違いはなく、同じ方法で寄せ植えや育成が楽しめます。

ハオルチアの育て方のポイントは?

明るい日陰で風通しのよい場所に置く

ハオルチアは、カーテン越しの窓ぎわなど風通しがよく明るい場所を好みます。もともと、乾燥した環境の木々や岩の割れ目で生息しているため、直射日光や蒸れた環境を嫌います。日光が少ない場所でもよく育ちますが、日差しが足りないと株の形が悪くなってしまうので注意してください。

冬は室内の暖かい場所へ移動させる

ハオルチア18

ハオルチアの耐寒温度は、0~5度です。日本の冬を屋外で越すのは難しいので、寒くなってきたら室内の暖かい場所で管理してください。また、冬の窓ぎわは気温が低いのでなるべく置かないようにっ注意しましょう。

水やりの頻度は少なめに

水やり ジョウロ

ハオルチアのような多肉植物は、葉っぱに水をためておく力があります。その分、他の植物よりも水やりの頻度は少なくなるので、他の植物と同じように水やりをしてはいけません。

ただ、水を必要としないわけではないので、土の表面が乾いたら1回の水やりはたっぷりと行い、次の水やりまでは葉に溜めた水を使わせてあげましょう。葉っぱがしおれたり、落下したりするのは水不足のサインなので参考にしてください。

ハオルチアの育て方のスケジュールは?

ハオルチア 多肉 植物 多肉植物 
  1. 3~5月か9~10月に苗植えをする
  2. 風通しのよい明るい日陰で管理する
  3. 土が乾いたら水やりをする
  4. 2~3年に1回、3~5月か9~10月に植え替えをする

ハオルチアの栽培におすすめの土や鉢は?

市販の土、または自分で土作り

ハオルチア 苗植え

ハオルチアは、蒸れた状態に弱いので水はけのよい土を用意します。はじめて栽培する方は、市販の多肉植物用の培養土を使うと簡単なのでおすすめです。

自分で土を作るなら、鹿沼土(小粒)2:赤玉土(小粒)2:ピートモス2:川砂2:くん炭2の割合で混ぜた土を用意しましょう。生育は基本的に旺盛なので、肥料は加えなくてかまいません。

どんな植木鉢を選ぶ?

ハオルチア7

ハオルチアの植木鉢は、株の一回り大きなサイズを選びましょう。根がまっすぐで奥深くまで伸びるタイプなので、深さのある鉢が適しています。

サイズが小さいと根詰まりを起こしやすくなり、生長が遅くなったり、枯れやすくなります。反対に植え替えが面倒だと思って大きすぎる鉢に植えると、土が乾燥するまで時間がかかり、根腐れを起こしてかれてしまうので注意してください。

ハオルチアの苗を植える時期と方法は?

ハオルチア 種類

ハオルチアは、5月か9~10月に苗を植えます。霜に当たると枯れてしまうので、鉢植えにして冬は暖かい室内へ移動させるのがおすすめです。

  1. 水やりをせず土を乾燥させる
  2. 鉢の底に鉢底ネットと軽石を敷く
  3. 土を鉢の1/3ほど入れる
  4. 育苗ポットから苗を取り出す
  5. 苗の根をほぐす
  6. 根を広げながら株の根元が土にうまる程度の深さに植える
  7. 風通しがよく、間接的に光が入るくらいの明るい日陰で管理する

ハオルチアの水やりの方法は?追加の肥料は必要?

水やり ジョウロ

水やりは基本控えめに

ハオルチアなどの多肉植物は、葉に水分を貯める性質があることから、必要以上に水を与えてしまうと根が傷んでしまいます。そのため、週に1度を目安に、土が乾いてからたっぷりと水を与えるのが基本。

夏と冬は生長が停滞する時期なので、水やりは控えめにし、乾燥気味に育てるのがポイントです。水やりをするか迷ったときは、葉っぱが少ししおれてしまうくらい待ってから与えるくらいでかまいません。特に真冬は土が乾燥しにくいこともあり、暖かい部屋であれば1ヶ月ほど断水するくらい乾燥させても問題ありません。

追加の肥料は必要?

ハオルチアは、水と光があれば生長できるので、肥料をたくさん与える必要はありません。生育が悪いなと感じたとき、春と秋の生長期に薄めた液肥水やり代わりに与えるくらいで十分です。

ハオルチアの栽培で注意する病気や害虫は?

ハオルチア 葉

ハオルチアは病気の心配がほとんどない多肉植物です。ただ、まれにネジラミやカイガラムシ、アブラムシなどの害虫の被害にあうことがあります。

いずれも薬が効きづらいので、花につくアブラムシやカイガラムシや根につくネジラミをブラシで念入りに落とし、薬剤を散布して予防をしましょう。

ハオルチアの植え替え時期と方法は?

ハオルチア 雫石 オブツーサ

ハオルチアを鉢植えで育てて2~3年たったら植え替えをしましょう。3~6月か9~11月頃が植え替えの適期です。植え替えの時期はとても大切で、植え替えによる根へのダメージを回復しやすい生育期に合わせて行ってくださいね。

同じ鉢で長年育てると、土に対して根が大きく育ちすぎたり、土の質が悪くなって生長が衰えたり、根詰まりなどの悪影響を与えて、最悪の場合、枯れてしまいます。植え替えの手順は苗植えと同じですが、事前に一回り大きく深さのある鉢、新しい土を用意しておきましょう。

ハオルチアの増やし方!株分けや葉挿し、種まき、根挿しの方法は?

株分け

株分けとは、茎と根っこを切り分けてそれぞれ別の株として大きく育てていく繁殖方法です。ハオルチアは5~10月に株分けをすると数を増やせます。株元に小さな子株ができていることがあるので、子株で切り分けるか、なければ親株を切り分けてください。

  1. 鉢から株を抜いて、根をほぐして土を落とす
  2. 手や清潔なナイフなどで子株か親株を切り分ける
  3. 新しい土を入れた鉢に切り分けた株を増える

葉挿し

葉挿しは、株の下の方のよく育った葉を取って土に挿して増やしていく方法です。温かい5~10月が適期で、種類にもよりますがおよそ1.5~6ヶ月で根を生やし、さらに6~12ヶ月ほどで新しい芽が出てきます。葉が途中で折れていると根が出ないことがあるので、葉がおれないように付け根から取って植えてください。

種まき

ハオルチアを種まきからも育てられます。手間はかかりますが、株が大きくなっていく過程を間近でみることができますよ。

種まきの時期は、気温が18度くらいを保てるようであれば春から秋のいつでもかまいません。種まき用の土は、バーミキュライトや赤玉土など水もちのよいものを使ってください。

  1. 種をまく1週間前に冷蔵庫に入れる
  2. 育苗箱に土を入れる
  3. 種を5mm間隔にまく
  4. 土は被せず、霧吹きで土を湿らせる
  5. 土が乾かないよう明るい日陰で管理する
  6. 3週間ほどで発芽したら、土が乾いてから水やりをしていく
  7. 3~7ヶ月ほどたって株が十分生長したら植え替える

根挿し

ハオルチアの中でも「塊根花キリン」や「玉扇」など限られた品種は、5~10月に根挿しで数を増やすことができます。

ゴボウ状の根を根元から切り、半日~1日ほど陰干した後、根元を1cmほど土から出した状態で植えていきます。5ヶ月ほどで子株が育つので、芽が出るまでは日に当たらないように管理していきましょう。

ハオルチアは水やりが育て方のコツ

ハオルチア 植え付け

ハオルチアは約300種類あるといわれており、見た目もさまざまです。でも種類によって育て方に大きな違いはありません。そのため、自分のお気に入りのものを選んで寄せ植えにすると、インテリアとしてさらに楽しみ方が広がりますよ。生育も基本的には旺盛で、日陰でも育てやすいのはお部屋に飾りたい方にはうれしいポイントですね。ただ、手間をかけすぎると枯れてしまうので、水やりは控えめにしていきましょう。