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オクラの栽培!種まき、苗植え、プランターの育て方は?

オクラは、ネバネバした食感が特徴の野菜です。夏から秋にかけて旬を迎え、和え物や天ぷらなどにして楽しむことができます。

今ではスーパーにいつも並んでいますが、食卓にあがるようになったのは、昭和後期からなんです。

今回はそんなオクラの栽培について、種まきや苗植えの時期と方法や、プランターでの育て方などをまとめました。

オクラを栽培する前に知っておきたい、育て方のポイントは?

オクラはアフリカ原産のため暑さに強い反面、寒さには弱いです。また、太い根を地面に垂直に生やす「直根性」で根が傷むと枯れるため、植え替えは行わないでください。

「日がよく当たる10度以上の気温」と「植え替えをしないこと」のポイントをおさえれば、初心者でも安心して育てることができます。

オクラの苗植えの時期と方法は?鉢植え/プランター/地植え別

種の発芽率はあまり高くないため、はじめて育てる方は苗植えがおすすめです。苗植えは、4~6月が適期ですよ。

根が傷つきやすいので、植え替えるときは根についた土を崩さないようにしましょう。またいずれの場合も、植えたらたっぷりと水を与えてください。

鉢植え

7~8号鉢に土入れ、鉢の中央に苗を1本植えていきます。深く根をはるので、深さ30cm以上の丸い深型の鉢がおすすめです。

プランター

幅50~80cmのプランターに、株同士の間隔を20~30cm空けて植えます。鉢植え同様、深さ30cm以上あるものにしてください。

地植え

土作りからマルチングをするまでの過程は、種まきと同じです。株間を30~60cmほど空けて、苗より一回り大きな穴を掘ったら、苗を植えます。

ただし、5月下旬に植えるときは、マルチングの必要はありません。

オクラの種まきの時期と方法は?鉢植え/プランター/地植え別

種から育てる場合、発芽適温が25~30度なので4月中旬~6月上旬が種まきの適期です。種は硬い皮に覆われ、種まきの1日前に水につけておくと、発芽がよくなります。

育苗ポットの場合、草丈が10~15cmになったら大きい鉢やプランター、地面に植え替えましょう。

鉢植え

1. 深さ30cm以上ある7~12号鉢を準備する
2. 土を入れ、中心に直径10cm、深さ1cmの穴を掘る
3. 穴に4~6粒種をまいて、軽く土を被せる
4. たっぷりと水を与え、土が乾燥しないように日向で管理する
5. 本葉が2~3枚まで育ったら、育ちのよいものだけを残して他を間引く

プランター

1. 幅50~80cm、深さ30cm以上あるプランターを準備する
2. 土を入れ、間隔を20cm以上空けて直径10cm、深さ1cmほどの穴を掘る
3. 穴に4~6粒の種をまいて、軽く土を被せる
4. たっぷりと水を与え、土が乾燥しないように日向で管理する
5. 本葉が2~3枚まで育ったら、一つの植え穴に対して、育ちのよいものを1本だけ残し、他を間引く

地植え

1. 日当たりのよい場所を選び、植える1週間以上前に土作りをしておく
2. 幅70~150cm、高さ10~15cmに土を盛り、畝(うね)を作る
3. 土を農業用ビニールシートで覆う「マルチング」をする
4. 30~60cm間隔にビニールシートに直径10cmの穴を空ける
5. それぞれの穴を深さ1cmほど掘り、種を4~6粒まく
6. 軽く土を被せ、たっぷりと水を与える
7. 本葉が2~3枚になったら、弱い苗を1本間引き、土を寄せる
8. 草丈が10~15cmになったら、それぞれの植え穴に対して丈夫な苗を1本残して間引く

オクラの育て方!土作り・水やり・肥料の時期と方法は?

土作り

鉢やプランターは、赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1の割合で土を混ぜ、苦土石灰を加えた土がおすすめです。肥料入りの野菜用培養土を使ってもかまいません。

地植えのときは、害虫の被害を防ぐため、植える2~3ヶ月前に土壌消毒剤を散布しておきます。そして、苦土石灰を1㎡あたり100~150g、堆肥を1㎡あたり2~3kg加え、よく耕しましょう。

どちらの場合も、苦土石灰を混ぜてから1~2週間ほど土を寝かせておくのがポイントです。

水やり

種まきの場合、発芽までは水気を切らさずに管理し、その後は土の表面が乾ききったらたっぷりと水を与えてください。

鉢植えは、土がしっかり乾燥してから水やりをします。地植えは、乾燥が続いた日のみ水やりをしてください。基本的には不要です。

乾燥に比較的強く、過湿を嫌います。特に、苗に水を与えすぎてしまうと立ち枯れ病を誘発して枯れてしまうので注意しましょう。

肥料

植えるときに、野菜用のゆっくり効く緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。そして、草丈10~15cmに苗が育ったタイミングで、根元に同様のものをひとつまみ施しましょう。

実がついたら、2~3週間に1回、同様の肥料を土の表面にばらまくか、10~14日に1回液体肥料を根元に与えます。

マルチングをしているときは、定期的に肥料を与えることで、実がたくさんつき、収穫量を増やすことができますよ。

オクラの育て方!支柱の立て方と時期は?

1m以上に育つので、支柱を立てて支える必要があります。草丈が20~30cmくらいに生長したら、150~180cmの支柱を、根元から10~15cmあたりに1本立てます。

そして、ビニール紐や麻ひもで、株と支柱を8の字に結びましょう。

オクラの手入れ!葉かきの時期と方法は?

葉を摘み取って根元の通気を良くすることで、実の生長を促します。最初の実を収穫した後、実よりも下の葉は全て摘み取りましょう。

収穫の最盛期を迎える7月下旬以降は、幹の頂点と実の周り以外の葉は全て切り落としてもかまいません。

草丈が高くなりすぎたら、頂点の茎を摘み取って株の生長を止めると、品質のよい実が収穫できます。

オクラの栽培!収穫時期と方法は?

実の長さが7~10cmほどに育ったら収穫の時期です。実が成熟すると固くなってしまうので、若いうちに摘むのがポイント。実の下にあるヘタの部分をハサミでカットして収穫しましょう。

オクラの栽培で気をつける病気や害虫は?

苗立ち枯れ病

土壌細菌が原因の病気で、発芽直後から本葉が2~3枚になるまでに発生します。水を与えているにもかかわらず、日中葉がしおれてしまっているときは、感染の疑いがあります。

治療ができず症状が進むと、他の株も感染してしまうので、病変の出ている株はすぐに処分し、薬害の少ない殺菌剤を散布してください。水はけや風通しをよくすることで予防できます。

輪紋病(りんもんびょう)

糸状のカビによって起こる病気で、感染すると葉の表面に黄褐色の斑点が現れます。感染した葉や実は残らず摘み取って処分してください。葉かきなどで風通しをよくすることで防ぐことができます。

ネキリムシ

カブラヤガやコガネムシなど、土の中にいる幼虫をあわせて「ネキリムシ」と呼びます。5月頃に活動をはじめ、株の根元を食べて噛みきってしまいます。

被害にあったときは、土中の浅いところに潜んでいるので、土を掘って取り除きます。

野菜に使用可能な薬剤を使って駆除していきましょう。紙やダンボール、ストローで茎を囲むと被害にあいにくくなります。

ハマキムシ

ハマキガの幼虫で、4~11月にかけて多く発生します。葉を糸でまき、中で葉を食べます。くるっと巻いた葉があればその部分を摘み取って駆除します。

アブラムシ

細い針を植物に刺し、栄養を吸い取る害虫です。

4~6月に発生しやすく、排泄物はすす病を誘発する恐れがあります。見つけたらガムテープなどで引きはがすか、ブラシや濡れた布でこすり落としましょう。

水で薄めた牛乳を散布して、乾燥させてから水で洗い流すのも効果的です。

オクラの栽培は、日当たりと水やりがポイント

オクラは、日当たりと水はけのよい土地を好み、湿度の高い環境を嫌います。日当たりのよい場所に植えると、太陽に向かってどんどん大きくなっていきますよ。

また、実が実る前につける花はとてもかわいらしいです。愛情をかけるあまり、頻繁に水やりをしてしまいそうですが、そこはぐっと我慢して、生長を見守ってあげてくださいね。

初回公開日: 2015年09月20日