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縁起のいい花や木、縁起の悪い花や木まとめ

ガーデニングを楽しむ者にとって、植物の育てやすさや見た目以外に大切なことといえば、花言葉や風水などの縁起のよさですよね。縁起の良さや花言葉は、花束や花木をプレゼントするときに意識したいことの1つでもあります。

今回は、そんな縁起のいい花や樹木と、縁起の悪い花や樹木に焦点をあてて、それぞれの代表的な植物や言い伝えをご紹介します。

縁起のいい花、縁起の悪い花はどうやって決められる?

風水 太陽 四つ葉のクローバー

植物の多くは、ギリシャ神話や言い伝えなどのエピソードをいくつかもっており、それらの内容によって花言葉や縁起の良し悪しの言い伝えが作られてきました。

ただ、縁起が悪いからといって、必ずしも栽培やプレゼントに向いていないわけではありません。限られたシーンやシチュエーションに注意していれば、どんな植物でも楽しむことはできます。

もし、プレゼントや自宅で栽培する機会があるなら、メッセージカードを添えて贈るなど、縁起の悪いことを連想させないように気をつけてくださいね。

■ 縁起のいい花や木

1.ウメ(梅)

ウメ

縁起のいい春の花木といえば梅が有名です。サクラが流通する前は、花見の木として人々と密接な関係だった梅は、厳しい寒さに耐えて、早春に甘くやさしい香りの花を咲かせる花木です。

昔は祝いごとのシンボルだった「松竹梅」の3つの木を植えることで、幸せが訪れるといういい伝えがありました。

2.松(マツ)

赤松 アカマツ 

樹齢が長く、大木になるほど風格や気品が感じられる松は、古くから庭木として人気がある針葉樹です。長生きすると、数百年以上生き延びることから「不老長寿」という縁起のいい花い葉も付けられています。

また、お正月は新しい年の始まりであり、新しい生命を神様からもらう儀式の日でもあることから、「松の節句」という別名が付けられていることも、松が縁起のいい木であることを物語っています。庭木にはちょっと…という方は、盆栽で育てるのもすてきですよ。

3. ナンテン(南天)

南天 枝

南天は、「難を転ずる」という災厄を避けると信じられている縁起のいい木です。赤くきれいな実はお正月の飾り物や生薬として利用され、古くから人々に愛されてきました。

福寿草の花とセットにすると、「難を転じて福となす(悪いことを逃れて福がくる)」といわれ、お正月の縁起物の飾り付けの定番になっています。

4. ポインセチア

ポインセチア 紅白

11月下旬頃から、街のいたるところで見かけるようになるポインセチア。クリスマスカラーの真っ赤な花と濃緑色の葉っぱが印象的ですよね。

赤い花は「キリストの血」、白い花は「純潔」、緑の葉っぱは「永遠の象徴」をあらわすとされ、原産国のメキシコでは縁起のいい植物として親しまれています。また、キリスト教の聖地ベツレヘムの星に似ていることもクリスマスと関わりが深い理由です。

5. ツツジ

ツツジ ピンク

ツツジは、春になると鮮やかなピンクの花を咲かせる落葉性の低木です。子供の頃、花の甘い蜜を味わった記憶がある方も多いのではないでしょうか?

ツツジの語源は、「続き咲き木(ツヅキサキギ)」だといわれており、花が次々に咲くことから縁起がいい木とされています。万葉集の時代から長く愛されているのも、縁起のいい花木であれば納得しますね。

6. ガジュマル

ガジュマル

ガジュマルは、2つとして同じ形のものがないユニークな樹形が特徴の観葉植物です。自生地の1つである沖縄では、「キジムナー」という子供の精霊が宿る木とされ、別名「多幸の木」「幸せを呼ぶ木」など、縁起のいい木として古くから大切にされてきました。

「健康」という縁起のいい花言葉の通り、丈夫で育てる手間がかからないことから、観葉植物をはじめて育てる人でも安心して栽培を楽しめます。

■ 縁起の悪い花や木

7. サルスベリ(百日紅)

サルスベリ 花

木登りが上手なサルでもなかなか登れないほどツルツルとした幹にちなんで、名付けられたサルスベリ。「すべる」という言葉は、「落ちる」「下がる」という言葉を連想させ、家に植えると出世運が下がる縁起が悪い木といわれてきました。

ただ、実際は病気や害虫に強いので育てやすく、きれいな花を咲かせることから、庭木に人気のある花木なんですよ。受験生や昇格のかかっている方へのプレゼントを控えれば、縁起の悪さは気にしなくてよいかもしれませんね。

8. ツバキ(カメリア)

ツバキ 赤

椿は、赤や白の色鮮やかな花が和を感じさせる常緑性の高木です。海外でも、椿姫という歌曲や、絵画のモチーフに登場する機会があったことから、ヨーロッパを中心に園芸種が人気となっています。

ただ、花が落ちるときの様子が、首が落ちるように見えることから、武士の時代には縁起の悪い花といわれており、武家の庭に植えられることはありませんでした。

ツバキのように「怪我」を連想させたり、根をよく張る(長く居座る)といった意味をもつ花は、お見舞いなどのプレゼントには不向きなので注意してくださいね。

9. フジ(藤)

藤

藤は、淡い紫色の小さな花が集まって、房が枝から垂れ下がる美しい花木です。見頃の季節に藤棚を見ていると、穏やかな気持になりますよね。

その垂れ下がる花の形が家の運を下げる、縁起の悪い木といわれる理由にもなっています。

ただ、一方でつるが長く伸びるということから家運隆盛、延命長寿によい花ともされています。「決して離れない」など恋人への贈り物にピッタリな花言葉もあるので、手渡すときに一言だけでも気持ちを伝えてプレゼントすると誤解を与えず、よい方向に運気をもっていけるかもしれませんよ。

9. ビワ(枇杷)

ビワ 枇杷 地植え 実

枇杷の木を庭に植えると、病気や不幸になるといわれています。夏にとてもおいしい実がなるのに、どうしてこのような言い伝えがあるのでしょうか?その由来には様々な説がありますが、常緑性の広葉樹であるため、大木になると庭が薄暗くなってしまうという説が一般的に広まっています。

しかし、枇杷の実は栄養価が高く、別名「大薬王樹」と呼ばれて薬用として大活躍している一面も。もしかすると、病人がいたからこそ頼れる枇杷の木を植えたことで「病気」を連想させる木として知られるようになったのかもしれません。

枇杷自体は、育てやすく丈夫な果樹なので庭木としても人気で、薄暗くなるのが気になる方は家から離れたところに植えるようにしましょう。

10. 柳(シダレヤナギ)

柳はその長くしだれた細い枝が上品な女性の物腰に似ていることから、美人の例えに用いられることがある樹木です。

ただ、庭木としては凶木の中の凶木といわれ、柳が庭にあると愛情面に問題が生じて家族関係が壊れる他、北西に植えると、精神の病気になるといわれます。他にも、お金が貯まらない、アルコールの問題が生じるなど、縁起の悪い言い伝えがたくさん。

しかし、陰陽道などでは「陽の気」を持って鬼門を封じる力がある木として、古くから大切にされてきました。つまり、柳の樹の下からお化けが出てくるシーンなど、ネガティブなイメージがあるのは、それらを抑える力があったからとも考えられます。

病害虫の心配がないほど丈夫なので、柳を育てたい方はあまり神経質にならず栽培を楽しんでくださいね。

縁起のいい花や木、縁起の悪い花や木をもっと知ろう

夏 ガーデニング 庭

花や樹木には、縁起のよいものもあれば、縁起の悪いものもあります。風水も含めて、庭造りなどのときには色々な植物の成り立ちを調べてみるのも楽しいかもしれませんよ。

今回ご紹介したように、縁起の悪いといわれる花や木はどれも丈夫で、「負」に打ち勝つ強さを持っていましたね。必然的に悪いものを避けるために栽培されていた可能性など、どこまでいい伝えを信じるかは自分次第。

気に入った植物が近くにあると、元気がもらえるのもたしかです。占いと同じで、何を信じるかが大切なので、まずは自分好みの植物を育てていけたらよいかもしれませんね。

初回公開日: 2016年04月18日